Gerald Schoenfeld Theatre(地図)
上演時間:1時間40分(途中休憩なし)
カム・フロム・アウェイ(Come From Away)|基本情報
劇場:Gerald Schoenfeld Theatre | 236 West 45th Street New York, NY 10036(地図) |
公演スケジュール | 火~日(日・水・土は昼公演あり) 休演日:月 |
初公演日 | 2017年02月28日:プレビュー 2017年03月12日:オープニング |
カム・フロム・アウェイ(Come From Away)ご観劇の前に
今作品はセリフも多く、劇内で多くのアメリカンジョークが飛び交います。
これから観劇を予定している方や英語が苦手な方には、是非このページ読んでからご観劇されることをお勧めいたします。
カム・フロム・アウェイ(Come From Away)|みどころ
9.11アメリカ同時多発テロ事件の裏で起きた真実の物語
本作品は、大惨事となった911同時多発テロの裏で本当に起こった実話を基に作られたミュージカル作品であり、元々あまり知られていなかった物語でしたが、ブロードウェイミュージカル作品となったのをきっかけに全世界広まった作品です。
人種を超えて 人と人が支え合う心温まる物語
カム・フロム・アウェイ(Come From Away)|ストーリーあらすじ
舞台の背景となるのは、誰もが記憶している、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件。
テロ事件の影響で北米の空域を閉鎖したために、アメリカ国内に入る予定だった38機の飛行機がと7,000人の乗客・乗員が目的地を失いました。目的地に行けない38機の飛行機は、カナダ・ニューファンドランド・ラブラドール州・ガンダーにある「ガンダー国際空港」に降り立ちます。ガンダー空港とは、カナダのニューファンドランド島のガンダーの街に隣接していて普段は合衆国からヨーロッパへの飛行機が燃料補給をする為の国際空港です。
わずか人口1万人であるカナダの小さな町に、人口の約2倍の人種も出身も様々な7,000人もの足止めされた乗客を、ガンダーの住人は温かく受け入れます。さらに、住民たちは自分たちの家に泊めたり、食事を提供し、またバーでは心身とも疲れ果てた7,000人もの人たちと一緒に過ごし、ガンダーの住民は広い心で乗客たちをもてなしました。
果たして行き場を失った7,000人の乗客たちは、無事に自分たちの居場所に戻ることができるのだろうか‥.
カム・フロム・アウェイ(Come From Away)|動画紹介
カム・フロム・アウェイ(Come From Away)|座席表
Gerald Schoenfeld Theatre の座席表
カム・フロム・アウェイ(Come From Away)|豆知識
カム・フロム・アウェイ(Come From Away)の原点
作詞・作曲と脚本はカナダ人夫妻アイリーン・サンコフ(Irene Sankoff)とデヴィッド・ハイン(David Hein)、演出は第55回トニー賞ミュージカル演出賞「The Rocky Horror Show」や第64回トニー賞ミュージカル演出賞「Memphis」を手掛けたクリストファー・アシュリー(Christopher Ashley)です。
何百人もの登場人物を演じ分ける12人の役者
また、舞台演出では衣装替えはほとんどなく、小道具、ナレーション、演技、そしてアクセントの使い分けのみで、何百人もの登場人物を演じます。絶え間なく役が入れ替わり、変化する舞台環境の中、どの役にもそれぞれ個性と見せ場があり上手く役割を配分しています。ガンダーの住人と乗客・乗員の日常から非現実的な事件を、リアルに演じる個性豊かな役者に注目です。
実話を基に作成された作品
舞台の基となるアメリカ同時多発テロ事件とは、2001年9月11日にアメリカ合衆国で発生した4つのテロ事件。航空機が使用されたハイジャックは、史上最大規模のテロ事件として、全世界に衝撃を与えました。
当時、実際に時間を過ごした乗客とガンダーの住民は、現在もなお、その頃の絆が繋がったままです。事件から10年後、彼らが再会した時に残した言葉がこちらです。“Tonight we honor what was lost, but we also commemorate what we found.(私たちが無くしたものは大きいけれど、それ以上に人生において大切な事を見るけることができた。)”また、ブロードウェイ開演直後に、カナダ首相が観劇をした際に残した言葉”The world gets to see what it is to lean on each other and be there for each other through the darkest times.(このミュージカルは、辛いときに頼り合いお互いのために存在する意味を教えてくれる。)”のように、決して他人事ではなく、見ず知らずの人たちを助けることが今の世界に必要なことであると、今作品は私たち世界中に教えてくれます。
歴史上初のアメリカ人女性機長の実話
このミュージカルで一番おすすめの楽曲は、実在の人物ビバリー・ベース(Beverley Bass)の半生を描いた「Me and the Sky」(是非見てほしい動画はコチラ)です。ビバリー・ベースは劇中のパイロット役として登場する人物で、彼女は1976年にアメリカンエアラインに入社後、1986年に歴史上初のアメリカ人女性機長になった人物です。パイロットは男性、フライトアテンダントは女性といった女性パイロットなどあり得なかった第二次世界大戦後の当時に、世界初となる女性機長は世界に大きな男女差別を訴える大きな促進となりました。
Me and the Sky
Suddenly I’m flying Paris to Dallas
パリからダラスに向かって飛んでいて
Across The Atlantic and feeling calm
穏やかな気持ちで大西洋を横断していた
When suddenly someone on air to air traffic says
その時突然、誰かが航空無線に向かって言った
“At 8:46 there’s been a terrorist action”
「8:46amにテロ行為が確認された」
And the one thing I loved more than anything was used as the bomb
私が他の何よりも愛したものが爆弾として使われた
カム・フロム・アウェイ(Come From Away)|制作スタッフ
制作スタッフ |
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音楽・歌詞・脚本 | David Hein Irene Sankoff |
監督 | Christopher Ashley |
振付 | Kelly Devine |
舞台デザイン | Beowulf Boritt |
衣装デザイン | Toni-Leslie James |
照明デザイン | Howell Binkley |
音響デザイン | Gareth Owen |
オーケストラ | August Eriksmoen |
おつまみ
舞台セットも椅子だけ、、、楽曲は良いけど、お金かかってない感がすごくて、ちょっと質素な感じでした・・・。これは長続きしないのでは?と思ったりしましたが、隣の外人が泣いて感動してたなぁ。。。
ウエシマ
9.11からもうだいぶ経ちますね。
テレビで見た映像が衝撃的すぎて今でも忘れられません。
9.11メモリアルミュージアムを見た後に本作品を見に行きましたが、人の優しさ・思いやりという部分に感動を覚えました。
人種が違えど、言葉が違えど、優しい人達が身近にいるのだなと。
自分自身も他者に優しくありたいと心から思いました。
みみたそ
きっと感動作品なのでしょう。
雰囲気はわかりましたし、音楽で少し涙腺がうるっとしました。
が、もう英語が早すぎて全くもってわかりませんでした・・・。
これは、英語上級者向けの作品ですね。
matunaga
2017年トニー賞演出賞を受賞した作品としてずっと気になっていました。
先月NYへ何十年かぶりに行きまして、やっとこちらの作品を見ることができました。
日本人の方はあまり見られなかったです。アンサンブル形式の舞台ということで、
セリフ交じりの曲を理解するのは少し難しかったですが、人の優しさを感じて触れることができる作品だと思いました。
愛国心というのでしょうか。多くのアメリカ人が観劇をされていてとても考えさせられる時間となりました。
非常に良い作品でした。
ラ・ラ・ランド
ステージ上のセッションが素晴らしく、アンサンブルもかなり聴き応えがありました。
一人の役者が何役演じているので、誰だかなんだか分からなくなることがありましたが…
THEミュージカルというよりは、舞台(お話に少し音楽が付いてる)といった印象だったので、
ミュージカルが観たい人より、作品に興味がある方にお勧めです。とても深く、暖かい作品でした。
カムフロムアウェイ
他のミュージカル作品とはまったく違いました。
ミュージカル慣れされている方にはぜひお勧めしたい作品です。
非常に良かった
実在した物語を舞台化しています。リアリティーがあってすごく感動しました。舞台中はどんな展開になっていくが不思議でしたが、前もって復習をしていきましたので、話しの流れは大体つかめました。日本人の方はあまり見かけませんでした。欧米の方が多かったのかな。自国愛がでていて良いな~とおもいました。
静かなる衝動
911テロに関連するミュージカルという事で、あまり調べずにチケットを購入しましたが思ったよりもシンプルな、中身勝負、といったミュージカルでした。自分は英語は少し分かる方なので、何とか内容を理解できましたが、英語が苦手な人にはわかりにくいかも。主題歌のサビが頭から離れず、とても心に突き刺さりました。この曲が頭から離れず、翌日に911メモリアル博物館に足を運びました。20年近くテロ事件から経過していますが、他人事だとはあまり思えなくなりました。貴重な体験です。
kyotomaru
パイロット役の女優さんめちゃめちゃかっこよかったです。
最初はまったく内容が分からなかったけれど、徐々にわかるようになります。
舞台演出も豪華ではないけれど、なんかそこがまた良かったです。
日本
感動しました。英語苦手な方は、最初にあらすじ知っておくと良いですよ。
少し物語を掴むのに難しいので。
H.T
最初はまったく展開が分からなったのですが、途中から分かるようになってきて、
こんな実話があったのだと知りました。
私はそこまで英語が得意でないので、前もってこちらのサイトを拝見させていただき予習をしていきました。すこし日本人には難しいからもしれませんが、是非見てほしいです。泣いてしまいました
らっぱ~
感動!!の一言です。是非見てほしい。
見たほうがいいです
実は2回目のカムフロムアウェイ。
以前はあらすじや内容を知らないでの観劇だったため、内容を理解するのに時間が掛かってしまいましたが、今回は、以前の経験を活かして、前もって調べて観劇しました。
この時期にこの舞台を見ることに自分的に意味があって、自分たちが知らないところで、メディアにも放送されていない出来事が沢山あるのだとこの舞台を通して知った。真実から作られた舞台だからこそ、また見に来ようと思える作品だと思う。
まりりんもん
あっという間の100分でした。
途中休憩がないという事に劇場に行ってから気付いて慌ててトイレに行きました。
女性機長役の人の歌声に惚れてしまいました。かっこいい、の一言です。
最初から最後まで、アメリカの勇姿、みたいな感じが演出されていて、
余計にアメリカっぽいと思いました。
ミュージカルとしては、セリフが多い方だと思います。
役が多すぎてちょっとわかりにくかったのですが、
とにかく一人二役の人がセリフをあんなけ覚えている、という事に地味に感動してしまいました。
まさのり
確かに心があたたまると言われれば、温まる。
このページを読んでから、チケット購入した事については、まったく後悔していないが、
独特なミュージカルだったが故に私の想像していたのとはちょっと違っていた、という事で3つ星評価。
おそらくドキュメンタリー系のミュージカルが好きな人はハマると思われる。
マシンガン田中
9.11の裏でこのようなことが起きていたことをこのミュージカルで知りました。
自分がもし知らない土地で何が起こったかも分からず何日間も居続けると考えたら、
想像しただけでも早く自分の家に帰りたいと思います。
この実話はもっともっと世界の人々が知るべきだと思いました。
重いだけでなく、ジョーク混じりの舞台に、陽気な音楽は、
見た後になんだか心が暖かくなるミュージカルでした。
PIKA
9.11テロが起こった際に、アメリカとカナダでこんな事件が起こっているなんてまったく知りませんでした。悲惨な事件ばかりかと思っていましたが、辛い中見知らぬ人同士が支え合う人間ドラマは本当に感動した。実は観劇前に9.11メモリアルを観光していたこともあり、この作品は人間として生きる意味や、人種を考えさせられる作品でした。主役がいない所もすごいなと。アンサンブル?の舞台は初めてみましたが、ここにも平等というテーマがあるのではないかと感じました。見て良かったです。