Stephen Sondheim Theatre(地図
上演時間:2時間20分(途中休憩1回あり)

ビューティフル(Beautiful)|基本情報

Stephen Sondheim Theatre 124 West 43rd Street New York, NY 10036(地図
プレビュー公演 2013年11月21日
オープニング公演 2014年01月12日

ビューティフル(Beautiful)|みどころ

アメリカポップス史上の伝説:歌手キャロル・キングの音楽を生で聞こう!

アメリカでは、代表的歌手として知らない人はいないといえるほどの存在ですが、名前が分からないあなたでも彼女が作曲した音楽を1度は聞いたことあるはず。例えば、彼女が1962年に作曲した「The Loco-Motion(邦題:ロコ・モーション)」やザ・ビートルズの「Chains(邦題:チェインズ)」も彼女が作曲しており、現在も歌い継がれている名曲の数々を生の舞台で聞くことができます。

歌を愛して挫折と栄光を経験した実話がすごい!

そんな、キャロル・キングが書いた既存の楽曲を使った舞台は、彼女がシンガーソングライターとして活躍するまでの挫折と成功に満ちた実話を描いていますが、人前で歌うことが苦手だった彼女が、1960年代のアメリカポップスを支えるまでの存在になるまでの秘話は実はあまり知られていません。自身を飾らないまま、純粋に歌を愛している気持ちを全面に出したキャロル・キングの半生を観た後に、あなたが彼女のファンになってしまう事は間違いなし!

ビューティフル(Beautiful)|ストーリーあらすじ

舞台は1971年、キャロル・キングがカーネギーホールでコンサートを行うシーンから始まります。

コンサートのシーンが終わると、舞台は1958年、キャロルが16歳のブルックリンに。キャロルは飛び級で入学した大学で音楽の先生になるために勉強していますが、ソングライターになる夢を諦めきれず、母親を説得してマンハッタンにあるドン・カーシュナーのオフィスに売り込みに行きます。そこで曲の採用が決まります。
大学で将来の夫となるジェリー・ゴフィンと出会い、お互いの才能に惹かれ合い、キャロルが作曲、ジェリーが作詞を担当し、一緒に曲を作るようになります。

ある日、ドンのオフィスにシンシア・ワイルが自分を売り込みに来ます。ドンは断ろうとしますが、シンシアのセンスを買い、同じくドンのオフィスで働いていた作曲家のバリー・マンとペアで働くことを進めます。
それ以来、二組はライバルとしてビルボード1位の曲を生み出そうと競いながら曲を作り出していきます。またキキャロルとジェリーは、妊娠をきっかけに結婚。公私共にパートナーとして人生を歩みます。
それまでジェリーがアルバイトをしながら生計を立てていた二人ですが、ヒット曲が続いたために、とうとうアルバイトを辞めることができました。
キャロルは数年前に生まれた子どもとの時間をもっと持てるようになると喜びますが、ジェリーはもっとクラブなどに出向き、最新の流行りを見に行く必要があると言い出します。

二人のすれ違いは、キャロル、ジェリー、シンシア、バリーの4人で行った雪山で決定的に。
カードゲームで楽しんでいた4人ですが、ジェリーがキャロルというと老け込んだ気持ちになると、飛び出していってしまいます。またバリーは、この場の雰囲気を変えようと、ガールフレンドであるシンシアにプロポーズしますが、これも断られ、4人の関係がギクシャクしてしまいます。
その後の音楽番組の収録で、ジェリーが歌手とイチャイチャしているのを見てしまうキャロル。またシンシアも雪山以降、バリーとの関係に悩んでいました。
キャロルはシンシアに、バリーを諦めては行けないと助言します。バリーは仲直りの代わりに、シンシアを思って作った曲を歌い、二人は同棲を始めることを決意します。その報告に二人がキャロルの元を訪れると、キャロルのオフィスにドンから電話がかかってきます。なんとジェリーが屋根の上から飛び降りようとしていました。慌てて病院に駆けつける3人。ジェリーは精神バランスを崩しており、生活を再スタートさせるためにニュージャージに引っ越すことを決心します。

体調が回復し、再び曲を作るようになったキャロルとジェリー。
ある日、シンシアとバリー、そしてドンがニュージャージの家に遊びにやってきます。バリーが今制作中だという曲を披露します。その新しさに面食らったジェリーは、家を飛び出しマンハッタンに向かいます。キャロルはなんとか場を取り持とうとしますが、ジェリーがキャロルに嘘をついてマリリンという歌手と会っていたことが判明すると、キャロルもジェリーを追ってマンハッタンへ。マリリンのアパートで口論を繰り広げますが、ジェリーが家に戻る気がないことを知ると、離婚を決意します。
数日後、とあるバーでキャロルを待っているシンシアとバリーが、キャロルとジェリーが離婚しただなんて信じられないという話をしていますが、シンシアが目の前にいい人がいるのにその人と結婚しないのも信じられない、とバリーに伝えます。その場でバリーはシンシアにプロポーズしました。キャロルがバーにやってくると、かつて一緒に働いたことのあるニックが、何か一曲歌って欲しいとキャロルにリクエストします。
キャロルはそれまで人前で歌うことを避けてきましたが、ここで初めて歌い、シンガーソングライターとしての道を切り開き始めます。
結局キャロルは離婚を気に、子どもたちを連れてロスへ引っ越すことを決心します。ドンの計らいで、ロスで自分のアルバムを作るためのプロデューサーを見つける事ができ、彼のもとで自身が歌うアルバムを制作します。

そして最後にまたカーネギーホールのシーンに戻ります。公演の数分前に思いがけない来客が。ジェリーが思い出の品を持って楽屋にやってきます。そして初めてキャロルに謝罪しました。キャロルはその謝罪を受け入れ、カーネギーホール公演を大成功させます。

ビューティフル(Beautiful)|動画紹介

ビューティフル(Beautiful)|座席表

スティーヴン・ソンドハイム劇場の座席表

ビューティフル(Beautiful)|豆知識

実話を元にしたミュージカルでも一味違う理由

ミュージカル「ビューティフル」はキャロル・キングとして名高いアメリカの歌手、キャロル・クラインの半生を元に作られた舞台ですが、ミュージカル「ビューティフル」は「アラジン」や「オペラ座の怪人」等とは一味違ったミュージカルとなっています。

ミュージカル「ビューティフル(Beautiful)」
多くのミュージカルは舞台化するにあたり、ミュージカルオリジナルの楽曲を作るのに対し、「ビューティフル」ではジュークボックス・ミュージカル(Jukebox Musical)を用いています。ジュークボックス・ミュージカルは、ミュージカル用に書き下ろされた新曲ではなく、キャロル・キングが書いた既存の楽曲を使った舞台を意味指しますが、以前はこういったミュージカルは評価やヒットに大きなむらがあるため、敬遠されがちでしたが、ブロードウェイミュージカル「マンマ・ミーア」の大成功により、ジュークボックスミュージカルは大きな支持を得ることとなりました。

キャロル・キングの作品「サヨナラ・ベイビー(Take Good Care of My Baby)」「君の友達(You’ve Got a Friend)」「ワン・ファインディ(One Fine Day)」「ナチュラル・ウーマン(A Natural Woman)」等に加え、さらに当時の夫ジェリー・ゴフィン(Gerry Goffin)とバリー・マン(Barry Mann)夫妻が生み出した曲を歌うドリフターズ、シュレルズ、ライチャスブラザーズなど役のアンサンブルたちのパフォーマンスも圧巻です。

キャロル・キングとBeautiful

1971年のソロ・アルバム「Tapestry(タペストリー:つづれおり」では15週に渡り全米シングルチャート1位を記録し、その後も302週連続でトップ100にとどまるロングセラーを記録しました。さらに、音楽賞で最も名誉あるグラミー賞を4部門制覇した名実ともにアメリカの音楽ヒットメーカーとなり、日本では五輪真弓のデビュー・アルバム「少女」の制作に参加、1974までの三年間五輪真弓のアルバムを手掛けた事でも知られています。

歌手:キャロル・キング
長年の音楽界の功績によりグラミー賞の功労賞を2013年2月に受賞した彼女ですが、それまでの大きな挫折・失敗を繰り返しながらも諦めなかった功績が認められた証です。
ソロ・アルバム「タペストリー」は20年以上経過した後も、世界中の有名アーティストによりトリビュートアルバムとして再リリースされるなどして、2003年にはローリング・ストーンズ誌が選ぶトップアルバム500に36位でランクインするほどの人気ぶりです。この「タペストリ」のレコードA面の5曲目に収録されている曲が「Beautiful(ビューティフル)」ですが、この曲はキャロルがニューヨークの地下鉄に乗っている間に思いついた曲である事は有名な話しです。

ビューティフル(Beautiful)|制作スタッフ

制作スタッフ

音楽・歌詞 Gerry Goffin
Carole King
Barry Mann
Cynthia Weil
台本 Douglas McGrath
監督 Marc Bruni
振付 Josh Prince
舞台デザイン Derek McLane
衣装デザイン Alejo Vietti
照明デザイン Peter Kaczorowski
音響デザイン Brian Ronan
オーケストラ Steve Sidwell
音楽デザイン Josh Howland

ビューティフル(Beautiful)の感想|口コミ情報

  1. ぴぴp
    |

    キャロル・キングと実在した人と知らずに友達についていって見に行きました。
    曲を聞いた途端きいたことある!この人が作った音楽なんだと知りました。
    観劇後キャロル・キングの音楽を検索。本当にすごい人なんだと知りました

口コミ情報をお寄せください