Imperial Theatre地図
上演時間:2時間45分(途中休憩1回あり)

料金:$159~$59~

回転木馬(Carousel)|基本情報

劇場:Imperial Theatre 249 West 45th Street New York, NY 10036(地図
公演スケジュール 火~日(日・水・土は昼公演あり)
休演日:月
初公演日 2018年2月28日:プレビュー
2018年4月12日:オープニング

回転木馬(Carousel)|みどころ

ニューヨーク・シティ・バレエとブロードウェイのコラボ

本作品の見どころである1870年代のアメリカを映し出す壮大なクラシックバレエは、世界一豪華なバレエ団ニューヨーク・シティ・バレエ団(New York City Ballet)の現役劇団員ジャスティン・ペック(Justin Peck)が振付を担当しています。2009年からバレエ振付師として活動を開始した彼は、本作品で初となるトニー賞振付賞にノミネートされ、バレエ界にのみならずブロードウェイでも注目の若手振付師です。音楽、舞踊、視覚芸術の総代表であるバレエとブロードウェイ演劇の組み合わせは、今までに見たいことのないダイナミックでかつ繊細な舞台を観ることができます。気になる振り付けの動画はコチラ

3度目となるブロードウェイ公演でトニー賞11部門ノミネート

本作品は、1945年にブロードウェイ初演、1994年の二度目の公演では第48回トニー賞で5部門ノミネート、内4部門で受賞しましたが、今回の3度目の公演では、ミュージカルリバイバル作品賞に加え、主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞など、これまでの公演の中で最多の11部門ノミネートの快挙を成し遂げました。

回転木馬(Carousel)|ストーリーあらすじ

舞台は、1873年のニュー・イングランンドのメイン州にある小さな町。
この町の遊園地の回転木馬(メリーゴランド)で働く主人公ビリイ・ゴードン(Billy Bigelow)は、ある日回転木馬に遊びに来た客の女性ジュリイ・ジョーダン(julie jordan)に惹かれ、2人は恋人同士になります。やがて2人はすぐに結婚をしますが、客の女性に手を出したビリイは、回転木馬を解雇されてしまい一文無しになってしまいます。ビリイは毎日仕事を探すも雇い先が見つからず、そのストレスから妻ジュリイに度々手を上げることも。

そんな中、ジュリイのお腹に2人の子供が授かったことを聞いたビリイは、嬉しい反面、仕事先もお金もない自分が父親になることに焦りを感じ、知り合いの友人から麻薬取引の仕事を貰いますが、お金稼ぎのために友人からそそのかされて盗みを働き、大金を持ち出し逃亡を図ります。しかし、計画は失敗し、取引先の相手から銃を突きつけられたビリイは、自分のナイフで自ら命を絶ってしまいます。

15年が過ぎ、ビリイとジュリイの娘ルイーズ(Louise)は自殺した犯罪者の娘と呼ばれ、いじめられる日々に悩んでいました。そんな哀れな娘を天から見ていたビリイは、あの世の番人に「たった1日だけ娘に会わせて欲しい」と申し出をし、たった1日、数時間だけ娘の前に姿を表すことを許されますが…。

回転木馬(Carousel)|動画紹介

回転木馬(Carousel)|座席表

Imperial Theatre の座席表

インペリアル劇場の座席表

回転木馬(Carousel)|豆知識

原作は、1909年発表の戯曲「リリオム(Liliom)」

ミュージカル「回転木馬(カルーセル:Carousel)」は、1945年に作曲家リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)と作詞家・脚本家オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II)によって書かれたブロードウェイ・ミュージカルですが、原作は、1909年に公開された劇作家モルナール・フェレンツ(Molnár Ferenc)の劇曲「リリオム(Liliom)」が基となっています。モルナール・フェレンツ自身が体験した妻との思い出を題材にした短編小説は、後にブロードウェイ化、映画化され、日本でも映画上演されました。

1945年の初演「回転木馬(Carousel)」
1945年にリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世によって制作された初演「回転木馬(Carousel)」は、1945年4月19日からマジェスティック劇場(Majestic Theatre)で公演を開始、終演となる1947年5月24日までの間に890回上演されました。作品の作詞作曲をも手がけたリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世は、現在のブロードウェイの基盤を作り上げた伝説のコンビであり、名作として受け継がれている「南太平洋(South Pacific)」「王様と私(The King and I)」「サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)」をなど数々の傑作を生み出しました。ちなみに初演「回転木馬(カルーセル:(Carousel)」が公演された当時は、トニー賞が始まる前だったためトニー賞受賞には輝いていませんが、何かしらで受賞してもおかしくなかった伝説の作品とも呼ばれています。

ブロードウェイ伝説のコンビ ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein)

右:リチャード・ロジャース 左:オスカー・ハマースタイン2世
1940年代から1950年代の「ミュージカル黄金時代」と呼ばれた頃のブロードウェイで数々の名作を生み出したロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein)は、多くの称賛を受けており、これまでに トニー賞34賞、アカデミー賞15、グラミー賞2、合計51の賞を受賞、さらに加えて、エミー賞そしてピューリッツァー賞までも受賞しており、この快挙は未だ破られていません。彼らはブロードウェイ作品以外にも数々の名曲を生み出しており、代表曲は1958年公開の「サウンド・オブ・ミュージック」の楽曲「ドレミの歌(Do-Re-Mi)」「エーデルワイス(Edelweiss)」などが挙げられます。2人が亡くなった際には、ブロードウェイとウエスト・エンド(ロンドン)の劇場街の照明を落とし、弔意を示したほど、ブロードウェイの歴史において重要な人物として知られています。

同じ作品で過去に何度もトニー賞を受賞

1945年の初演オリジナル作品「回転木馬」ではトニー賞が開始される前のだったため、惜しくも受賞にはなりませんでしたが、リバイバル作品では見事にノミネート・受賞しています。1957年にニューヨーク・シティ・センター(New York City Center)で公演されたリバイバル作品「回転木馬」では、トニー賞装置デザイン賞でノミネートされ、1994年にビビアン ビューモント劇場(Vivian Beaumont Theatre)にて公演された2度目のリバイバル作品では、トニー賞リバイバル作品賞を含む5部門で見事に受賞しました。そして、3度目のリバイバル作品となる本作品では、2018年度のトニー賞では合計11部門でノミネートされ、時代に関係なく作品の良さを引き出している事が伺えます。

Jessie Muellerなどトニー賞ノミネート経験者がこぞって出演

2018年の公演では、制作スタッフだけでなく、キャスト陣にも実力派の豪華メンバーが揃っています。主役のジュリイ役を務めるのは、ミュージカル「ウェイトレス(Waitress)」と「ビューティフル(Beautiful)」でトニー賞ミュージカル主演女優賞にノミネートBeautifulでは受賞)したジェシー・ミューラー(Jessie Mueller)で、パートナーのビリー役を務めるのは、2度のトニー賞ノミネート経験のあるジョシュア・ヘンリー(Joshua Henry)が担当しています。さらに、オペラ界のマドンナと呼ばれる歌手のルネ・フレミング(Renée Fleming)が本作品でブロードウェイ・デビューとして初登場し、豪華すぎるキャスティングが注目を浴びています。

回転木馬(Carousel)|制作スタッフ

音楽 Richard Rodgers
台本・歌詞 Oscar Hammerstein II
監督 Jack O’Brien
振付 Justin Peck
舞台デザイン Santo Loquasto
衣装デザイン Ann Roth
照明デザイン Jules Fisher Peggy Eisenhauer
音響デザイン Scott Lehrer
オーケストラ Jonathan Tunick
音楽デザイン Alvin Hough Jr.
音楽デザイン Andy Einhorn

回転木馬(Carousel)の感想|口コミ情報

  1. しょうへい
    |

    クラシック作品が好きな人はズバリだと思います。
    一緒に観に行った彼女の方は全然クラシック好きではなくて、ディズニー好きタイプだったので、
    開始30分ほどで夢の世界に入ってしまいました。好きな人はハマる作品だと思います。
    最近のミュージカルに比べて、1シーンごとが長く、セリフに絡む曲も、オペラ調な感じがしました。
    なので、歌っている歌詞を聞き取る事はミュージカル慣れしている自分でも難しく感じました。
    ただ、新し目のミュージカル俳優にある「ザ・ミュージカル」な歌い方ではなく、
    オペラ歌手ならではの喜怒哀楽の表情に引き込まれました。
    舞台装置などは派手ではなく、特にお金のかかった様子もなかったですが、
    メリーゴーランド(回転木馬)が出てきた時は、皆さん思わずワァ!っとなる仕掛けでした。
    久しぶりにしんみりくる作品を見れたのでとても満足です。

    4

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