こちらの演目は1963年6月15日に終演となりました

Lunt-Fontanne Theatre(地図
上演時間:2時間30分(途中休憩1回あり)

サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)|基本情報

Lunt-Fontanne Theatre 205 W 46th St, New York, NY 10036(地図
オープニング公演 1959年11月16日
1998年2月8日(リバイバル作品)
公演終了日 1963年6月15日
1999年6月20日(リバイバル作品)

サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music) | 見どころ

ドレミの歌など、誰もが知っている名曲が勢揃い

サウンドオブミュージックの楽曲は、誰でも一度は聴いたことがある名曲が勢揃いしています。代表曲の「サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)」「ドレミの歌(Do-Re-Mi)」「 エーデルワイス(Edelweiss)」は学校の音楽の授業で習ったことがあるという方も多いはず。思わず口ずさむ懐かしい名曲が「サウンド・オブ・ミュージック」から生まれたという事はご存知でしたか?

トニー賞4部門とアカデミー賞5部門で受賞

ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」は、1960年第14回のトニー賞でミュージカル作品賞を含む4部門で受賞、4部門でノミネートされ見事に成功を収め、1963年に終演しましたが、1965年に同名で映画化され大ヒットしました。映画版「サウンドオブミュージック」は、第38回アカデミー賞で作品賞、監督賞、編集賞、編曲賞、録音賞の5部門を獲得し、世界中に名作として知れ渡るきっかけとなりました。

サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)|あらすじ

時代は1963年、ナチスドイツが勢力を強め第二次世界大戦が勃発した頃のオーストリア・ザルツブルク。
修道院で見習いをしていたお転婆娘の主人公マリアは、修道院長の勧めでトラップ大佐の7人の子供たちの家庭教師をすることになります。

オーストリア=ハンガリー帝国海軍の退役軍人であったトランプ大佐は数年前に妻を亡くして以来、7人の子供たちのために家庭教師を雇っていましたが、いたずらっ子な子供たちによってどの家庭教師も長続きせず、何度も入れ替っていました。そんな中新しく家庭教師としてきたマリアも、最初は子供たちのいたずらに振り回されます。しかし、数日が過ぎ、厳格な父親に内緒で森へ出かけたり、一緒に歌って踊ったりと、親身になって子供たちの相談を聞きくマリアに子供たちは次第に心を打ち明けてきます。そんなマリアと一緒に歌を歌い喜ぶ子供たちの姿を見て、最初は怒鳴り散らしていた父トランプ大佐も、次第にマリアに心を打ち明け、2人は惹かれ合っていきます。

平穏な日々が続ていたある日、トランプ大佐一家とマリアは友人の誘いで舞踏会にでることが決定し、7人の家族による歌声とダンスは賞賛を浴び舞台は大成功を収めます。これをきっかけにマリアとトランプ大佐は結婚することを決め、2人は新婚旅行へと旅立ちます。そんな幸せに満ちた旅行から帰国した2人に待ち受けていたのは、ドイツ軍に侵略によるトラップ大佐の出頭命令でした。2人は家族を引き連れてスイスに亡命しようと決意しますが…。

サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)|動画紹介

サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)|座席表

Lunt-Fontanne Theatre の座席表

ニルント フォンテン劇場の座席表

サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)豆知識

ブロードウェイの伝説コンビによる最後の名作ミュージカル

右:リチャード・ロジャース 左:オスカー・ハマースタイン2世
1959年に作曲家リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)と作詞家・脚本家オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II)によって制作された初演「サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)」は、1959年11月16日からルント・フォンテン劇場(Majestic Theatre)で公演を開始、終演となる1963年6月15日までの間に1,443回上演され、50年以上が経った今でもブロードウェイを代表するロングラン作品の1つです。本作品の作詞作曲をも手がけたロジャース&ハマースタインは、1940年代から1950年代の「ミュージカル黄金時代」と呼ばれた頃のブロードウェイで数々の名作を生み出し、現在のブロードウェイの基盤を作り上げた伝説のコンビです。

彼らのよって作り出されたミュージカルは「回転木馬(Carousel)」「オクラホマ!(Oklahoma!)」「南太平洋(South Pacific)」「王様と私(The King and I)」など名作として受け継がれている数々の作品が挙げられますが、本作品となる「サウンド・オブ・ミュージック」は、ロジャース&ハマースタインコンビの最後の作品となりました。ちなみにオスカー・ハマースタイン2世の祖父にあたるオペラ興行主オスカー・ハマースタイン(Oscar Hammerstein)は、1890年代にハーレム・オペラ・ハウス(Harlem Opera House)を設立後、ブロードウェイに多くのオペラ劇場を建設し、劇場事業家であった父親ウィリー・ハマースタイン(Willie Hammerstein)は、現在の劇場街であるブロードウェイ劇場街(Theater District)の起源になったといわれているヴィクトリア劇場(Victoria Theatre)を建設した第一人者です。

Sound of Musicは実在の人物Maria Trappを基にした物語

ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」は、本作品の主人公である実在した人物マリア・フォン・トラップ(Maria Augusta von Trapp)の自叙伝「トラップ・ファミリー合唱団物語(The Story of the Trapp Family Singers)」を基に作成されています。1905年オーストリア生まれの彼女は、元オーストリア海軍将校ゲオルク・フォン・トラップ(Georg Ludwig von Trapp)と結婚し、前妻の7人の子供と自分たちの子供3人を合わせた12人の大家族で「トラップ・ファミリー合唱団」を結成し有名になりました。オーストリアから亡命後、各国へと渡り歩きニューヨークへたどり着いた彼らは、トラップ・ファミリー合唱団としてアメリカ全土を回ってコンサートを行いました。1947年に夫ゲオルクが亡くなった後、マリアは家族の歴史を綴った自叙伝「トラップ・ファミリー合唱団物語」や「トラップ一家の一年」などを出版し全世界にその名を広め、その本を見たロジャース&ハマースタインコンビがミュージカルの作品化を引き受けミュージカル化されました。ちなみに、ロジャース&ハマースタインは、実際にトラップ・ファミリー合唱団が歌っていた演目は使用せず、完全なオリジナル曲として楽曲を手がけました。

出版された物語では語られなかった実際のエンディング

トラップ・ファミリー合唱団物語
本作品のエンディングは、自国オーストリアからの亡命を図り、国境を越えようと山を登る場面で終わりますが、その後の経緯についてマリアはこう語っています。「私たち家族はその後、アルプスの反対側の現在はイタリア領の場所に到着しました。昨日までお金に困らなった生活から難民となり、お金も権利もない身分から、1箇所に留まることができるのはせいぜい5.6週間が精一杯でした。それでも唯一私たちに残された歌は歌うことをやめず、イタリア、フランス、ベルギーからオランダまで転々し、一家の生計のやりくりをしていました。」と語るように、本作品は名曲を生み出しただけでなく、彼女たち一家の歌を歌うことを辞めなかった命を懸けた生涯の物語が語り継がれています。

1966の年アカデミー賞総ナメにした映画版「サウンド・オブ・ミュージック」

ブロードウェイ公演終了後の1965年に、同タイトルのミュージカル映画が20世紀FOXによって製作されました。

映画版「サウンド・オブ・ミュージック」
この映画で主役マリア役を務めたジュリー・アンドリュース(Julie Andrews)は、4オクターブの音域を自在に操るイギリス出身の大女優であり、その繊細で美しい歌声で多くの観客を魅力し、本映画でアカデミー賞ノミネート、ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)受賞を果たしました。元々舞台女優としてデビューした彼女は、過去に出演したミュージカル作品「マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)」「キャメロット(Camelot)」「ビクター/ビクトリア(Victor/Victoria)」でトニー賞ミュージカル主演女優賞に3度ノミネート第11回第15回第50回)し、さらに映画「メリーポピンズ(Mary Poppins)」では、アカデミー主演女優賞を獲得しました。

ミュージカルと映画の両方で成功を収めた「サウンド・オブ・ミュージック」は、1998年2月8日からマーテイン・ベック劇場(Martin Beck Theatre)にてリバイバル公開され、公演回数533回を経て1999年6月20日に終演しました。その後、ブロードウェイでは公演が行われていないため、今後ブロードウェイで再びリバイバル作品として登場する可能性もあるかもしれません。

史上最高のゴーストシンガー:Marni Nixon

マーニ・ニクソン
映画で修道女ソフィア役で登場するマーニ・ニクソン(Marni Nixon)は、実は映画界の最強ゴーストシンガーとしてハリウッド映画界で有名な歌手です。彼女が今までに行った吹き替えの名作映画は「王様と私(The King and I)」の主役デボラ・カー、「ウエストサイド物語(West Side Story)」のナタリー・ウッド、「マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)」のオードリー・ヘプバーンなど名立たる名作や女優の吹き替えを務めました。長年に渡る映画会社との契約の関係で、吹き替えの事実を公表する事が禁止されていたため、ずっと表舞台に登場できなかった彼女ですが、1964年にこの事実が世間に知れ渡ると同時に瞬く間に彼女の名前は世界に知れ渡り、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の出演によって初めてスクリーンにその姿を見せる事ができました。

サウンド・オブ・ミュージックのキャストと制作スタッフ

音楽 Richard Rodgers
台本 Howard Lindsay
Russel Crouse
歌詞 Oscar Hammerstein II
監督 Vincent J. Donehue
舞台デザイン Oliver Smith
衣装デザイン Lucinda Ballard
照明デザイン Jean Rosenthal
オーケストラ Robert Russell Bennett

サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)の感想|口コミ情報

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