Irish Repertory Theatre|基本情報

住所: 132 W 22nd St, New York, NY 10011(地図
開業: 1988年
収容人数: 148人
座席表: ※クリックして拡大
アイリッシュ・レパートリー劇場の座席表

Irish Repertory Theatreの歴史

アイリッシュ・レパートリー劇場(The Irish Repertory Theatre)
アイリッシュ・レパートリー劇場(The Irish Repertory Theatre)は、1988年9月に俳優シアラン・オライリー(Ciarán O’Reilly)と舞台監督シャーロット・ムーア(Charlotte Moore)によって開業しました。
当時としては珍しいアイルランド系アメリカ人(Irish American)の文化、音楽、ダンスを浸透させること、さらにアメリカの演劇界に新しくアイルランド系アメリカ人の演劇作品を生み出すことを目的として設立され、設立から現在までアイルランド系アメリカ人劇作家によるクラシックミュージカルや演劇を公演しています。

1988年にアイリッシュ・レパートリー劇場は、アイルランド系アメリカ人によるアイルランド系アメリカ人のための劇場として戯曲「The Plough and the Stars」の公演で営業を開始しました。この作品もまた、アイルランド人である劇作家ショーン・オケーシー(Sean O’Casey’s)によるもので、1880年代のアイルランド首都ダブリンの労働者階級や貧困について特筆した劇作家として有名な人物です。ちなみに劇場の設立者であるシアラン・オライリーとシャーロット・ムーアもアイルランド系アメリカ人であり、舞台監督のシャーロット・ムーアは、1974年公開の演劇「鉄道(Chemin de Fer)」でトニー賞演劇助演女優賞にノミネートされた経験もあります。

その後、1995年にアイリッシュ・レパートリー劇場は現在のチェルシー地区に移り、以前倉庫として使用されていた3階建ての建物を改築、収容人数148人のオフ・ブロードウェイ劇場「アイリッシュ・レパートリー劇場」を再オープンしました。

ブロードウェイに認められたIrish Repertory Theatre

設立からアイルランド系アメリカ人の演劇の公演を続けてたアイリッシュ・レパートリー劇場は、2007年に劇場運営会社ユージャムシン劇団(Jujamcyn Theaters)による慈善事業の一貫として作られてたユージャムシン賞(Jujamcyn Award)を受賞しました。ユージャムシン賞は、劇場や作品のために技術や演出の開発に最も貢献したアメリカ全体の劇場運営団体に向けて表彰される賞で、受賞者には$50,000ドルから$100,000ドルの賞金が贈られます。その他にも、オフ・ブロードウェイ最高峰と言われるオビー賞(Off-Broadway Theater Awards)やオフ・ブロードウェイの作品を対象にしたルシール・ローテル賞(Lucille Lortel Awards)などを受賞しており、ブロードウェイ界を支える劇場の1つとして存続しています。

アイルランド系アメリカ人(Irish American)について

アイルランド系アメリカ人(Irish American)は、アイルランド人系の先祖を持つアメリカ国民を意味し、現在までにアメリカ全土人口の約12%を占めており、その数は大体約3,600万人と言われています。アイルランド系アメリカ人の他に、スコッツ=アイリッシュ(Scots-Irish)と呼ばれるアイルランド島北東部に位置するアルスター(Ulster)と呼ばれる地区から移民をしてきたアイルランド人も多く在住しており、その数は大体約500万人以上にのぼります。アイルランド系アメリカ人の特徴として、名前(名字)の綴りが「O’」「Mc」「Mac」で始まる事で知られています。

19世紀ジャガイモ飢饉によりニューヨークへ移民してきたアイルランド人の様子
このアイルランド系アメリカ人の歴史は18世紀~19世紀から始まり、19世紀にアイルランドで起こったジャガイモ飢饉(Potato Famine)によって異国へ移民を余儀なくされた多くのアイルランド人がアメリカへ渡りました。アメリカでは、アイルランド系アメリカ人を先祖とする著名人を多く輩出しており、世界的に知られている元大統領ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)や名女優グレース・ケリー(Grace Kelly)、歌手マライア・キャリー(Mariah Carey)また、ミッキーマウスの生みの親ウォルト・ディズニー(Walt Disney)など、ニューヨークを含めアメリカの歴史を作り上げてきた多くの偉人がアイルランド系アメリカ人家系出身です。

アメリカでは、アイルランドとの繋がりが強く、毎年3月17日にはアイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日を祝う「聖パトリックの祝日(St Patrick’s Day)」が行われます。特に、ニューヨークやボストンなど、アイルランド系移民の多い地域・都市では、道路を封鎖してパレードを行うなど、街全体で盛大に祝われる行事となっています。

Irish Repertory Theatreで上演された過去の作品

上演開始日 演目
1988年~1989年 The Plough and The Stars
I Do Not Like Thee, Dr. Fell by Bernard Farrell
Yeats! A Celebration
A Whistle in the Dark
1989年~1990年 Sea Marks
English That For Me by Eamon Kelly
A Whistle in the Dark
Endwords
Philadelphia, Here I Come!
1990年~1991年 The Playboy of the Western World
Making History
1991年~1992年 Grandchild of Kings
1992年~1993年 The Madame MacAdam Travelling Theatre
Joyicity
Frankly Brendan
Seconds Out
1994年~1996年 Same Old Moon
Juno and the Paycock
Shimmer
Frank Pig Says Hello
A Whistle in the Dark
Da
1996年~1998年 The Irish… and How They Got That Way
Major Barbara
Rafferty Rescues the Moon
Song at Sunset conceived
Long Day’s Journey into Night
1998年~1999年 The Shaughraun
Krapp’s Last Tape
A Child’s Christmas in Wales
Oh, Coward!
The Happy Prince
The Shadow of a Gunman
Dear Liar
1999年~2000年 Invasions and Legacies
Eclipsed
The Irish… and How They Got That Way
The Country Boy
Our Lady of Sligo
Don Juan in Hell b
2000年~2001年 The Hostage
A Child’s Christmas in Wales
The Importance of Being Oscar
The Picture of Dorian Gray
A Life
The Irish… and How They Got That Way
2001年~2002年 Save It for the Stage
The Streets of New York by Dion Boucicault, adaptation and songs
That and the Cup of Tea
A Child’s Christmas in Wales
The Matchmaker
Pigtown
2002年~2003年 Bailegangaire
A Celtic Christmas arranged
Bedbound
he Love-Hungry Farmer
Foley
2003年~2004年 Triptych
The Colleen Bawn
Eden
2004年~2005年 Philadelphia, Here I Come!
She Stoops to Conquer
Endgame
After the Ball
2005年~2006年 Mr. Dooley’s America
The Field
You Don’t have to be Irish
George M. Cohan, Tonight!
The Bells of Christmas conceived
Mrs. Warren’s Profession
2006年~2007年 Tom Crean
Gaslight
Defender of the Faith
Meet Me in St. Louis, Book
Irish One Acts: Great White American Teeth
2007年~2008年 Around the World in 80 Days
Prisoner of the Crown
Take Me Along, Book
A Child’s Christmas in Wales
Devil’s Disciple
Sive
2009年~2010年 The Emperor Jones
Ernest in Love b
Candida
White Woman Street
2010年~2011年 Banished Children of Eve
St. Nicholas
A Child’s Christmas in Wales b
Molly Sweeney b
My Scandalous Life
2011年~2012年 The Freedom of the City
It’s a Wonderful Life adapted
Airswimming
For Love
2013年~2014年 Juno and the Paycock
A Mind-Bending Evening of Becket
It’s a Wonderful Life adapted
Transport boo
Sea Marks
2014年~2015年 A Christmas Memory