St. Ann’s Warehouse|基本情報

住所: 45 Water St, Brooklyn, NY 11201(地図
開業: 1980年
収容人数: 1,500人
座席表: ※クリックして拡大
セント・アンズ・ウェアハウスの座席表

St. Ann’s Warehouse 劇場の歴史

現在のセント・アンズ・ウェアハウス(St. Ann's Warehouse)
セント・アンズ・ウェアハウス(St. Ann’s Warehouse)は、1980年にクラシックミュージカルの公演会場として、ブリックリン・ハイツ(Brooklyn-Heights)地区の国定歴史建造物である教会「St. Ann & the Holy Trinity Church」内で開業しました。劇場運営会社による設立ではなく、教会がブリックリン・ハイツ地区の地域活性化を目指すために教会の一部を改築し、当初「アート・アット・セント・アンズ(Arts at St. Ann’s)」の名で設立しました。2000年に現在のダンボ(Dumbo)地区に移動し、クラシックミュージカル以外にライブやロック、ファッションショーなど多彩な舞台会場として、ダンボ地区の観光名所となっています。劇場名を省略して「SAW」の愛称で知られています。

St. Ann & the Holy Trinity Churchについて

St. Ann & the Holy Trinity Churchの内装
劇場の設立者である「St. Ann & the Holy Trinity Church」は、1847年にキリスト教(カトリックとプロテスタントの中間的な存在であるアングリカン・コミュニオン)の教会として建築されました。由緒正しい教会の改築ということで、4億ドルを惜しまず掛けた工事は、教会に使用されているゴシック・リバイバル建築(Gothic Revival Architecture)をそのまま使用し、アメリカで初めてステンドグラスの窓をデザインし製造した第一人者美術家ウィリアム・ジェイ・ボルトン(William Jay Bolton)によるステンドグラスを教会の窓に装飾しました。

開業当時は、クラシックミュージカルを初めとする合唱隊やオペラによる公演やオルガンリサイタル、イギリスのオリジナル楽器オーケストラ団体のエンシェント室内管弦楽団(The Academy of Ancient Music)による公演が行われ、さらにアメリカ初となる「セビリアの理髪師(The Barber of Seville)」の操り人形のオペラ(Puppet Opera)公演を行うなどして劇場の名前を広めていきました。1988年からはジャズ公演会場として貸し出しを開始、有名な歌手アーロン・ネヴィル(Aaron Neville)からブルガリア国立放送合唱団(Les Mysteres Des Voix Bulgares)やジャズフェスティバル「The Mississippi Delta Blues Festival」など他分野に渡って会場が利用されました。

製粉工場からニューヨークの最先端をいくエンターテイメント会場へと

2000年に入ると、アート・アット・セント・アンズは、教会があったブルックリンハイツからブルックリン橋のたもと(ダンボ地区)に移るのと同時に、現在の「セント・アンズ・ウェアハウス(St. Ann’s Warehouse)」へと改名しました。このダンボ地区一体は、1890年代までは工業地区として多くの倉庫や、機械製造、紙箱製造の工場が立ち並んでいましたが、90年代に入ると、マンハッタンの土地が値上がりした関係で、多くの貧困の若手アーティストが土地や物価の安いダンボ地区に移転してきました。その結果、ダンボ地区周辺は新しいアートの発信地として徐々に変化を遂げていき、これに目を付けたアート・アット・セント・アンズも、元々製粉工場として使われていた工場を改築し、収容人数1,500人の会場を建築しました。ちなみに元々劇場があった教会「St. Ann & the Holy Trinity Church」は、現在も教会として運営を行っています。

人気観光スポットダンボ地区
その後、20001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件による影響を受け、2002年から開業を始めたセント・アンズ・ウェアハウスは、クラシックミュージカルやジャズ公演以外にロックの公演会場としても提供を始めます。開業から現在までに、 グラムロックの先駆者であるデヴィッド・ボウイ(David Bowie)ルー・リード(Lou Reed)ジョー・ストラマー(Joe Strummer)など数多くの人気アーティストの公演を行っています。現在は、ダンボ地区の最先端をいくエンターテイメント会場として、ファッションショーやデザインナー個展、パーティー会場など多彩な分野でも活躍をしています。

St. Ann’s Warehouse 過去の公演・出演者

※以下リストは2007年から現在までのみ一部抜粋して記載しています。

上演開始日 演目
2007年~2008年 Paso Doble
The Veiled Monologues | Is.Man
Suicide for Christmas Transmissions From The Future
Speak Up!
John Zorn
Gala 2008 | Hal Willner’s Stay Awake LIVE
The Walworth Farce
Toy Theater Festival
Macbeth
Black Watch
2008年~2009年 Black Watch
LABAPALOOZA! 2009
Disfarmer
Dollhouse
La Didone
Glass On Glass: An Evening with Philip & Ira Glass
The Success of Failure
009年~2010年 The List
Dark and Deviant
The New Electric Ballroom
Brief Encounter
Making It
End of the Road by No Theater
Toy Theater Festival + Hotel Modern’s Kamp
LABAPALOOZA! 2010
FELA!
2010年~2011年 Penelope
The Red Shoes
The Interminable Suicide of Gregory Church
Tell The Way
Beautiful Burnout
Black Watch
A Song for St. Ann’s
LABAPALOOZA! 2011
2011年~2012年 Sinderella Songs
Stop the Virgens
How Much is Enough?
Misterman
Daniel Kitson 2012
Early Plays
Elephant Room
Songs From This Clement World
2012年~2013年 Mies Julie
Opus No. 7
The Wild Bride
Mayday Mayday
Roadkill
LABAPALOOZA! 2013
10th Annual Toy Theater Festival
Norah Jones at the Tobacco Warehouse
2013年~2014年 Julius Caesar
Analog.Ue
La Divina Caricatura
Jherek Bischoff Composed
Brand New Ancients
Red Velvet
LABAPALOOZA! 2014
2014年~2015年 4:48 Psychosis
Songs of Horror and Havoc
Toxic Psalms
Let The Right One In
Cry, Trojans!
Early Shaker Spirituals
2015年~2016年 Henry IV
The Last Hotel
Labapalooza! 2016
Nice Fish
A Streetcar Named Desire
Bianco
2016年~2017年 A 24-Decade History of Popular Music
In Your Face–New York 2016
Mouse – The Persistence of an Unlikely Thought
Longing Lasts Longer
The Tempest
946: The Amazing Story of Adolphus Tips
Arlington
GALA 2017