ヒュー・ジャックマン主演ミュージカル「The Music Man」はWinter Garden Theatreで公演予定

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来年9月に公演を控えているヒュー・ジャックマン主演のミュージカル「ミュージック・マン」が、ウィンターガーデン劇場で公演される事が発表されました!今回は、どうやってこの劇場に決定したのか、その背景と、オリジナルキャスト3名についてスポットを当てて紹介したいと思います。

「ビートルジュース」が終わって「ミュージックマン」が公演開始

今年の8月にあっとブロードウェイのニュース記事で取り上げた時(コチラ▶)には、劇場は決まっておらず、乗りに乗っているハリウッドスター(ヒュー・ジャックマン)が主演を務めるミュージカルがどの劇場で公演されるか、注目の的となっていました。
この度、なんと!
ビートルジュース」が現在も公演中のウィンターガーデン劇場に白羽の矢が突き刺さりました!ビートルジュースは、2019年4月に公演がスタートしたばかりで、個人的にもそれなりに売れているはず…と思っていたので驚きを隠せませんでした。

ビートルジュースは2020年6月6日に千秋楽

ティム・バートン監督のホラー・コメディ映画が待望の舞台化!と大体的な宣伝をしながらブロードウェイで公演が始まり、第73回トニー賞で8部門ノミネート達成したミュージカルが終わってしまいます!
プレビュー公演から数えると、(2019年3月から2020年6月までの)わずか1年3ヶ月で幕を閉じる事になるのですが、一体どういう背景があったのでしょうか。

ビートルジュースの興行収入

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2019年12月8日(日)~14日(土)のブロードウェイ週間興行収入ランキング。「ビートルジュース」は「アラジン」に次ぐ第4位にランクインしているのが分かる。
つい最近の興行収入は公演開始後最高記録となる100万ドル(1億円以上)を超え、12月8日週の興行収入ランキングでは、「アラジン」に次ぐ、堂々の4位となり、年間ミュージカル部門でもトップ10になったビートルジュースですが、劇場を運営する親会社であるシューベルト・オーガニゼーションは、当初予定していた年間売上に到達していない、何を示し、この度終演発表に至ったという事です。
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年間の興行収入をグラフにすると、いかに12月の売上が瞬発的なものだったのかがよく分かる。
これを見ると、1億円売ってるミュージカルをなんで終わらせてしまうの!?と思ってしまうかもしれませんが、こちらの「ビートルジュースの年間興行収入」を見て見ましょう。
これを見ると、クリスマスシーズン前の売上がいかに瞬発的だったのかがよく分かります。1,500人収容可能な大箱「ウィンターガーデン劇場」で公演するミュージカルとしては、決して満足する結果ではない、というのがシューベルト・オーガニゼーションの見解ではないでしょうか。それにしても、ブロードウェイの世界は厳しい…。エンターテインメント業界の現実です。

ビートルジュースは2021年から全米ツアー開始予定

ちなみに、「ビートルジュース」は、2020年6月にブロードウェイでの公演は終了となりますが、翌年からワールドツアーを控えているようで、まだこの作品を見ていない方は、アメリカのどこかのツアー公演で見れるかもしれませんね!ただ、ツアー公演は予算の関係もあり、舞台セットなどをスケールはかなり控えめにした演出になる、という事ですが、それでもまだ見ていない方は是非!

「ザ・ミュージックマン」のオリジナルキャストに注目!

主演予定のヒュー・ジャックマンは誰もが認めるスーパースターですが、共演するキャストがこれまた凄いメンツで揃っています。
ビートルジュースが一掃されてしまうのも、ちょっと無理ないかも…と思ってしまうほど、トニー賞受賞歴のある大物揃いとなっています。以下ではメイン3名のキャストを経歴と共にご紹介します。

「ミュージックマン」注目の三大キャスト

Sutton Foster(サットン・フォスター)プロフィール

1975年生まれ。ジョージア州ステートボロ出身。
2002年のミュージカル主演デビュー作「モダン・ミリー」にていきなりトニー賞にて最優秀主演女優賞を受賞。
ミュージカル女優以外にソロ歌手としても活躍しており、2016年には来日コンサートも開催。アメリカ国内ではカーネギーホール、リンカーン・センターなど、打規模なステージにて多数出演し、毎公演大絶賛を受けている。

Sutton Fosterの主な経歴

2014年「Violet」
トニー賞 最優秀主演女優賞 ノミネート
ドラマデスクアワード 受賞
ドラマリーグアワード 受賞
Outer Critics Circle Award ノミネート

2011年「Anything Goes」
トニー賞 最優秀主演女優賞 受賞
ドラマデスクアワード 受賞
ドラマリーグアワード 受賞
Outer Critics Circle Award 受賞

2009年「Shrek The Musical」
トニー賞 最優秀主演女優賞 ノミネート
ドラマデスクアワード ノミネート
ドラマリーグアワード ノミネート
Outer Critics Circle Award 受賞

2006年「The Drowsy Chaperone」
トニー賞 最優秀主演女優賞 ノミネート
ドラマデスクアワード ノミネート
ドラマリーグアワード ノミネート
Outer Critics Circle Award ノミネート

2005年「Little Women」
トニー賞 最優秀主演女優賞 ノミネート
ドラマデスクアワード ノミネート
ドラマリーグアワード ノミネート
Outer Critics Circle Award 受賞

2002年「Thoroughly Modern Millie」
トニー賞 最優秀主演女優賞 受賞
ドラマデスクアワード 受賞
ドラマリーグアワード ノミネート
Outer Critics Circle Award 受賞

Jayne Houdyshell(ジェイン・ハウディシェル)プロフィール

1953年生まれ。カンザス州トペカ出身。
1970年代からこれまで200以上の舞台作品に出演するベテラン女優。1980年にニューヨーク・マンハッタンに移り、これまで全米ツアーや海外公演で忙しくしていた生活から、ブロードウェイの舞台公演に集中するようになる。ミュージカル以外にも、映画やテレビドラマ(Amazonプライムでおなじみの「The Tick」にもゲスト出演)でも幅広く活躍する現役の名女優。

Jayne Houdyshellの主な経歴

2017年「A Doll’s House, Part 2」
トニー賞 最優秀助演女優賞 ノミネート
ドラマデスクアワード ノミネート
Outer Critics Circle Award ノミネート

2016年「The Humans」
トニー賞 最優秀助演女優賞 受賞
ドラマデスクアワード 受賞
オビー賞 受賞
Drama League Award ノミネート
Outer Critics Circle Award ノミネート
Lucille Lortel Award ノミネート

2012年「Follies」
トニー賞 最優秀助演女優賞 ノミネート
Outer Critics Circle Award ノミネート

2006年「Well」
トニー賞 最優秀助演女優賞 ノミネート
シアターワールドアワード 受賞

Jefferson Mays(ジェファーソン・メイズ)プロフィール

1965年生まれ。コネチカット州クリントン出身。
イェール大学にて美術学学士、カリフォルニア州立大学サンディエゴ校にて美術学修士を修得。その後下積みを経て、2003年に公演された「I Am My Own Wife」でブロードウェイにて主演デビューし、トニー賞舞台主演男優賞を受賞。同作品はピューリッツァー賞を受賞する。1人で男女混ざった8役を演じ分けたり、踊りだけでなく、スケート、自転車、などアクロバティックな演技もこなす事で有名。

Jefferson Maysの主な経歴

2017年「Oslo」
トニー賞 最優秀舞台男優賞 ノミネート
ドラマデスクアワード ノミネート

2014年「A Gentleman’s Guide to Love and Murder(紳士のための愛と殺人の手引き)」
トニー賞 最優秀舞台男優賞 ノミネート
ドラマデスクアワード 受賞
Outer Critics Circle Award 受賞

2012年「Blood and Gifts」
ドラマデスクアワード ノミネート
Outer Critics Circle Award ノミネート

2004年「I Am My Own Wife」
トニー賞 最優秀舞台男優賞 受賞
ドラマデスクアワード 受賞
シアターワールドアワード 受賞