ミュージカル Come From Away 観劇レポート

Come From Away カムフロムアウェイ Gerald Schoenfeld Theatre
こんにちは!ニューヨークは気温32〜35度で湿度70%と、例年より暑さの残った、まさに残暑真っ只中という具合です。
今回は、提携先から「新しくサービスが始まったミュージカル専用の翻訳アプリの日本語版」を体験してほしいということで、「カム・フロム・アウェイ(Come From Away)」を観に行ってきました。世界に衝撃を与えた、あのアメリカ同時多発テロ(9.11)が起こった時、アメリカの航空域を飛行中のあらゆる飛行機が強制着陸の要請を受けた事を皆さんご存知でしょうか。合計38機の飛行機が着陸を指示された先は、カナダにある小さな田舎町で、合計7000人近くの人がその島に押し寄せることになってしまったという実話が基になっているのがこのミュージカルで、まさに内容を理解していない物語についていけない演目だと思いましたので、翻訳アプリを試すのに最適と思いながら、観劇してまいりました!

カムフロムアウェイ(Come From Away)について

合計38つの異なる国から来た飛行機が、行き先を失った総数7000人の乗客を、カナダにあるガンダーという1つの小さな町が、総出ですべての人々を迎え入れてお世話としたという、2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件から数週間に実際に起こった出来事を舞台化した作品です。

カムフロムアウェイは、第71回トニー賞(2017年) ミュージカル作品賞にノミネートしたこともあり、今でも多くの人が観に来ている作品です。

2017年のトニー賞で7部門ノミネート

第71回トニー賞(2017年)にて、ミュージカル作品賞、脚本賞、楽曲賞、助演女優賞、照明デザイン賞、演出賞、振付賞、の7部門でノミネートし、その内ミュージカル演出賞を受賞した作品です。

人種の壁を超えた感動の物語は、ミュージカル作品としてもトニー賞を通じて大きく評価されました。詳細ページではさらに詳しくあらすじや見どころを紹介しているので是非ご確認ください。
あらすじ・見どころはコチラ ▶︎

最新翻訳アプリ「GalaPro」について

Gala proは多くの日本人がミュージカルを観劇する際に気になる点、英語の問題を解消してくれる最新翻訳機アプリです。

ミュージカル専用 翻訳アプリ GalaPro ギャラプロ
今までの翻訳機は耳にイヤホンをつけ、音声を聴くタイプでしたのでせっかくのミュージカルなのに、生の歌声が聞きにくくなってしまうのが難点で、しかも有料でした。ですが、今回登場したGala Proはお手持ちのスマートフォンでアプリをダウンロードすれば、誰でも無料で利用可能。スマホの画面に1つ1つのセリフを訳してくれたものが、リアルタイムで表示される為映画の字幕を見ている感覚で生のミュージカルを楽しみつつ、内容も理解することの出来る画期的なアプリです。
GalaPro詳細ページ ▶︎

上演劇場はシューベルト帝国のど真ん中

Come From Awayが上演されているGerald Schoenfeld Theatreは45丁目と8番街の「劇場街」という名前がよく似合うシューベルト・オーガニゼーションの帝国のど真ん中。

Gerald Schoenfeld Theatre

1917年10月10日に「プリマス劇場(Plymouth Theatre)」という名前シューベルト兄弟によって建てられたこの劇場は、45丁目と8番街から広がるシューベルト・オーガニゼーションが所有する劇場が立ち並ぶ「シューベルト帝国」の一角に位置します。

シューベルト兄弟について ▶

劇場の詳細はコチラ ▶

注意!バウチャーチケットは交換してから列に並ぶ

ショーンフェルド劇場のチケット窓口は2つある。本来は購入窓口と交換窓口と別れているが、開演前はどちらもバウチャー交換対応してくれる。
バウチャーチケット(交換券)をお持ちの方は、列に並ぶ前に、先にチケットを交換する必要があるので要注意です。
今回の公演は20時で、しかも我々はチケット交換が不要だったので、ちょっと攻めて19:45に劇場に到着しました。既にチケットを持った人が列をなして入場していましたが、さすがにこの時間帯はチケット交換している人はさすがに少なくて、1~2名しかいなかったです。バウチャーチケットの交換は遅くても開演30分前には済ませましょう。

今回は招待いただいた事もあって、ラッキーな事に特別にドリンクチケットも3人分いただきましたので、早速、1階席の後ろにあるバーに直行さあせていただきました!

記念にもお土産になる専用カップでビールをいただきました。ビール $14~。
ありがたい事に、本来であれば$14するビール(ハイネケン)を無料で頂戴しました!
ありがとうございます!
もし、インスタにアップするなら、劇場舞台を背景にこんな写真を撮ってみるのはいかがでしょうか。

※ビールはハイネケンとクアーズ・ライトの2種類しかなかったのは少し残念…。

充実した公式グッズを観劇前にチェック

自分用の記念に、お土産に。やっぱりブロードウェイ・ミュージカルに来たら公式グッズはチェックしたいです。販売スタッフに聞いたところ、一番売れているグッズはオリジナルサウンドトラックという事で、2017年のトニー賞で楽曲賞にもノミネートした演目だけあって、さすがだなと思いました。
グッズは、小物が$10~。Tシャツが$30~。と種類も豊富で、クレジットカードか現金で購入できます。

※クリックして画像を拡大

笑顔の素敵なスタッフが客席入り口付近でパンフレット($20)を販売している。
Tシャツ、キャップ、パーカーなどのアパレル用品から小物まで充実している公式グッズ
公式グッズは、小物が$10~。Tシャツが$30~。各クレジットカードか現金で購入できる。

今回の座席はココでした

Come From Awayの今回の座席は1階オーケストラ席 左サイドのN列の17,19,21番シートでした。

チケット券面の見方:ORCHO N 21の場合

Orchestra Odd = 1階オーケストラ席 奇数(Odd)側のサイド列
N列(前から14列目)のシート番号21
完売している公演のチケットで、招待席とは言え、そこまで良い席には当たらないだろう、という想像が的中した壁寄りの座席でした。この劇場は1階席が19列しかないので、14列目は後方に位置します。2階席が覆いかぶさってはいますが、視界に邪魔する事はありませんでした。21番の座席なので、視界にそれなりに角度はついてしまいます。
座席表で説明するとコチラ ▶︎

一番中央寄りの17番シートでも角度がついてしまいますが、まぁ難なく見れる座席です。

この劇場は、横よりも縦の位置が重要

今回は1階席で、壁に近いサイド席になっていますが、実は、小規模劇場のため角度がついてもそこまで視界が悪くないです。それより知っておかないといけない事は、この劇場は、客席の傾斜がとてもなだらかなので、目の前に大きな人が座ったら視界が塞がれやすいです。今回は二階席が屋根として覆いかぶさる座席なので、視界の上部分も塞がれつつ、スタッフKの前には大きな人が座っていたため、上から下から視界が阻まれました。よって、1階席の場合、せめて二階席が被らないK列より前に座ってほしいと思います。

Come From Away 観劇後の感想まとめ

このミュージカルを観る前に仕入れた情報は「途中休憩がない100分ぶっ通しのミュージカルを、目立った主役なしで、アンサンブル12人の演者が全員一人二役やって進行する」という事で、正直まったく想像がつかない状態で劇場に足を運びました。
いざ見て見ると、テロ事件という真剣な状況ではあるのですが、驚いた事に序盤は特にアメリカンジョークを各所に織り交ぜ、コミカルながらも淡々と展開していきます。しかし、他のミュージカルに比べてセリフが多い!やたら多いです。1曲の中でも会話のやり取りシーンがいくつもあり、ひたすら話まくってる場面があったりします。序盤からちょっと英語の難易度が高く感じたので、翻訳アプリを使いまくる事になりました。

観客がどこの国からきたかを書いたタグが劇場内に飾られている

他のミュージカルにないスピード感

乗客と住民を演じ分け、飛行機のシーンと島のシーンも、並べた椅子を飛行機の客室として使うか、島の住宅として使うか、など舞台セットの転換も全くなく、最初から最後まで暇なしノンストップでとにかくスピーディでした。展開が早く、飽きないのは良いのですが、早すぎて最初の方は、誰がどの訳をやっているのか全くわかりませんでした。正直、翻訳アプリ「GalaPro」を使っていなければ、迷っていたと思います。

若い頃の機長ビバリー・ベース(Beverley Bass)

歴史上初のアメリカ人女性機長の話がすごい

今回の観劇で一番印象に残った楽曲は、実在の人物ビバリー・ベース(Beverley Bass)の半生を描いた「Me and the Sky」という曲です。是非見てほしい動画がコチラにあるので、絶対見て、聞いてください。イントロからして耳に残る感じで、売れ線パターンのメロディと思いきや途中で変調して、サビではとても力強い曲調に変わる、という。1986年に歴史上初のアメリカ人女性機長になった彼女ならでは感情移入をストレートに感じる事ができる楽曲です。さらに詳しく ▶

観客がどこの国からきたかを書いたタグが劇場内に飾られている

悲しみだけで終わらない心温まる感じ

911に関連したミュージカルということで、悲しいストーリー構成になっているのかと思っていましたが、確かに悲しい背景は大きくあるのですが、行き場所を失った乗客達を受け入れた田舎町の住民との間に生まれる人間関係が注目されるよう、途中に笑いあり、涙ありの人間くささが濃く演出されており、テロ現場となったニューヨークから遙か離れたカナダの島でこんな事が起こっていた…という「911のアナザーストーリー」をリアルに知ることができます。

自分がもしガンダー行きになっていたら

観客がどこの国からきたかを書いたタグが劇場内に飾られている
もし自分や家族が乗っている飛行機が緊急着陸を命じられて、しかも、その後数日間はフライトの目処がたたないので、わけもわからない島にしばらく滞在する、、、という状況になったら。言葉も文化もわからない異国の地で、どれほどのストレスだろう、と考えました。カナダは英語圏なので、言葉が通じる乗客も多かったかもしれませんが、自分はともかく、日本から来た家族は英語が話せないので、とんでもない事になっていただろうと思います。劇中には、まさにこの状況になっている乗客もいて、ガンダーの住人が身振り手振りで真剣に説明をしたりしていました。

劇中の中では、アメリカにそれほど重きを置いてない人もいれば、ニューヨークで消防団員をやっている息子を持つ母親までいました。同じ環境化であっても、自分の状況が違えば、精神状態はもちろん、周りに対する態度や接し方が一変します。そんな難しい状態にある乗客をガンダーの住民たちは全力で向き合ってくれていました。

ディズニーのおとぎ話でもなければ、すごい奇跡の実話の派手に着色した物語でもなければ、これは言葉や文化関係なしに肌で感じる事のできるドキュメンタリー・ミュージカルだったと思います。

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