ミュージカル Ain’t too proud 観劇レポート

Imperial Theatreにて上演中のエイント・トゥー・プラウド(Ain’t Too Proud)

こんにちは!スタッフMです。
今回、インペリアル劇場(Imperial Theater)にて、1960年台に世界的に活躍した「テンプテーションズ(The Temptations)」を題材にした新しいミュージカル、「エイント・トゥー・プラウド(ain’t too proud)を見てきましたので、早速レポートしたいと思います。テンプテーションズと言えば「ソウルの帝王」と呼ばれ、代表曲である「My girl」は世代を問わず、一度は耳にした事がある曲です。そんな大成功を収めた彼らですが、メンバーが何度も入れ替わったり、また元メンバーの自殺があったりと多くの問題があった事でも知られています。彼らの軌跡を結成当初から振り返る今回のミュージカルは、数あるミュージカルの中でも大人のミュージカルとなっています。

ミュージカル「Ain’t too proud」について

劇場に入るとThe Tempationsのステージセットが出迎えてくれる
1960年に世界的な人気を誇った「テンプテーションズ(The Temptations)」の半生を描いたミュージカルで、その華々しいブレイクの影に隠された数えきれない挫折と難関を乗り越えた様子を、メンバーである「ポール・ウィリアムス」が語り役となり、結成から栄光、そして数えきれない苦悩を彼らのヒットソングと共に振り返ります。舞台に大掛かりな仕掛けはなく、歌とダンスを心ゆくまで堪能できるこのミュージカルは、彼らのファンは言うまでもなく、60年代アメリカの音楽好きにお勧めのミュージカルとなっています。 あらすじ・見どころはコチラ ▶︎

インペリアル劇場(Imperial Theatre)にて公演中

街中で一際目を引くインペリアル劇場の看板
Ain’t too proudは、「レ・ミゼラブル」が長年公演していた事でも有名なインペリアル劇場(Imperial Theater)で公演されています。創業100年を間近にしたこの劇場の入り口には、レミゼラブルファンには堪らない記念モニュモントが残っています。ハーバード・クラップという、多くのブロードウェイの劇場の建築を手がけた巨匠によるデザインで、特に「アダム様式」と言われる美しい内装が見どころとなっています。建設当時からそのままの天井や階段の手すりに施された細工にその特徴を見ることが出来ます。 インペリアル劇場について詳しく ▶︎

インペリアル劇場の入り口から座席まで

入り口付近

右側がバウチャー交換に並んでいる列です
開演30分前に着くと劇場に入る為のセキュリティーチェックの列にたくさんのお客さんが並んでいました。10分程並んで、劇場の中へ入り、そこからチケットを持っている人と持っていない人で列が別れます。バウチャーチケットを持っている人はボックスオフィス(窓口)での交換が必要となりますので、右の列に並びます。バウチャーチケット交換窓口は3つありますが、名前予約をしている人(Will Call)や、当日券の販売もしていますので、列の進みが遅く、なかなか時間がかかります。実際、今回はwill callでの予約でしたが、開演30分前について、座席に座る頃には開演時間ギリギリでした。という事で、バウチャーチケットで予約されている方は35分以上前に到着することをオススメします。

劇場の中

開演時間ギリギリでもロビーの入り口周辺は混み合っています。
チケットを無事ゲットして、白で統一されたロビーを奥へと進みます。開演時間が迫っている事もあってか、このスペースはとても混み合っていました。まっすぐ奥まで進んだ所で係員が各フロアへの振り分けをしてくれます。周りを見渡すとお客さんの年齢層が、他の作品に比べて高い気がしました。また心なしか黒人の人が多いような気もしました。これは、ミュージカルを観終わった後に知ったのですが、このミュージカルでは、民権運動に加わっており、その活動を広める目的もあるようです。

座席へ移動しながら公式グッズを確認

幅広い公式グッズを取り扱っています。
ロビーを抜けて、1階座席の後ろを通り、2階席へと向かいます。内装の基調が白から赤へと変わります。これは古い建物だからやむを得ないのですが、階段の間隔が狭くて登るのが少し大変です。
2階座席の後方のスペースにも公式グッズを売っているブースがありました。グッズはTシャツからマグカップまで充実していますが、個人的にオススメしたいのは、写真の左隅にあるマイクです。肩身が狭そうに並んでいたのですが、コーラスグループである彼らの演目だから手に入れる価値のあるグッズだと思います。

今回の座席は2階メザニン席の前から2列目でした

2階席の前方なのでステージ全体が見渡す事ができました

チケット券面の見方:FMEZO B  5 の場合

Front MEZzaninne Odd = 2階メザニン席前方の奇数席
B列(前から2列目)のシート番号5(通路から5席目)

インペリアル劇場で気をつけたいのは「セクション番号」というものが存在します。今回のチケットに「SEC4」と記載がありますが、2階メザニン席の前方後方に、それぞれ「セクション4」が存在するようです。実際、我々が座ろうとしたら他の人が座っていました。(※そんな時は劇中にいる係員さんも巻き込んで、ちゃんと話しましょう。英語が苦手でも身振り手振りで通じますので、奥せずしっかり伝えましょう!)

観劇終了後に1階オーケストラ席の前方から撮った写真

1階席と2階席を比べてみた

他のミュージカルに比べても「ライブ」要素が多いこの演目は、1階オーケストラ席の場合、先頭から3列目くらいまでは、首を上げなければいけないことを除けば、迫力がある良席だと思いました。実際、劇中にはライブさながら、演者が持っているハンカチを客席に投げ込む場面もあったり、1階席ならではの一体感があるかと思います。しかし、今回の2階席の方が良いと思ったのは、まず、ステージ全体が見渡せて、5人のライブの様子、またミュージカルの話の筋が分かりやすかった点。そして、ライブの音のバランスが、2階席の良い距離感で非常に心地よく聴こえてきたと思います。バウチャーチケットをご購入された方は、当日のバウチャーチケット交換時に座席が分かりますが、それぞれの席でそれぞれの楽しみ方がある演目だと思いました。

エイント・トゥー・プラウド(ain’t too proud)観劇後の感想まとめ

1960年台に世界的に活躍した「テンプテーションズ(The Temptations)」の結成当初からの軌跡を辿る今回のミュージカル。話の進行は基本的には、最もグループの方向性について考えていた「ポールウィリアムス」の語りとなり、また舞台セットはとてもシンプル。これだけ聞くと彼らの事をあまり知らない人には難しく思るかもしれませんが、だからこそ引き立つ2つのポイントがありました。

①演者の圧巻な歌声と踊り

音楽のライブを観に来たのではないかと思えるような、5人の演奏はやはり圧巻です。リード・ボーカルの歌声と、それを支える4人のハーモーニーはとにかく聴いていて気持ちが良かったです。そして時よりリード・ボーカルが見せるキレッキレのダンスには自然と会場から歓声が上がります。そしてメインキャラクターではない演者の歌声も注目ポイントの1つです。あくまでサブのキャラクターかと思っていた彼らが歌いだした瞬間、何度も驚かされました。また取り扱っている曲もアメリカ60年台に発表されて、今でもCMなどに使われている誰もが聴いたことがある名曲ばかりなので、彼らについてあまり知らない人でも楽しむことが出来ます。

②「成功の中の苦悩」による強いメッセージ性

「前進には犠牲が付きものである。」というメッセージから始まるこの演目。最初は意味がわかりませんでしたが、大きな成功が連れてきた大きな苦悩、また度重なるメンバー入れ替えを知っていく中で、意味がはっきりと分かってきます。公民権運動などの時代背景も重なって、ポールウィリアムスを筆頭とした彼らの前進がいかに力強く、辛いものだったのかがよく分かります。最後を締めくくる彼の語りには、まるで活動家の名演説をきいたような、長く語り注がれる物語を読み終わったような、そんな気分になります。私のように、グループについて知識がない人がこのミュージカルを見ても、バンドが突き進む姿を見終わった後は、何か胸打たれる部分があると思います。

単純に「良かった」だけでは終わらない感想を言い合っています
テンプテーションズが好きな方、もしくは60年台のアメリカン音楽が好きな方には言うまでもなくお勧めです。これを観ないで彼らを語るな!とは言いませんが、必見と言っても過言じゃないと思います。しかし彼らの事をあまり知らない人にも、圧巻の歌声や、彼らの前進する姿には「観てよかった」と思わせるものがあります。また彼らの歩みと民権運動には切っても切れない関係性があり、「テンプテーションと公民権運動」という論文を読んでいるような深い一面もあります。数あるミュージカルの中でも大人のミュージカルと思った本演目。皆様ぜひとも観てみてはいかがでしょう。

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