こちらの演目は2018年8月5日に終演となりました
Longacre Theatre(地図)
上演時間:2時間(途中休憩1回あり)
ブロンクス物語(A Bronx Tale)|基本情報
Longacre Theatre | 220 West 48th Street New York, NY 10036(地図) |
プレビュー公演 | 2016年11月03日 |
オープニング公演 | 2016年12月01日 |
ブロンクス物語(A Bronx Tale)|ストーリーあらすじ
時代は1960年台のニューヨーク州ブロンクス。
イタリア系米国人9歳の主役カロジェロにとって、自分の町を牛耳るマフィアのボス・ソニーは憧れの存在でした。
ある日、マフィアのボス・ソニーは自分に反抗してきた市民を銃で殺してしまいます。その一部始終を目撃したカルジェロは、警察の前で嘘の証言をしソニーを助けます。それ以来ソニーはカルジェロを特別な存在として扱うようになります。
しかし、カルジェロの父ロレンゾは、そんな2人の仲をよく思っていませんでした。イタリア移民の労働階級でバスの運転手としてコツコツと働く彼にとって、権力で相手を牛耳るソニーは厄介な存在でした。
そこで父ロレンゾは、カルジェロにソニーには近づかないように注意します。しかしカルジェロは、父の心配をよそにカロジェロは裏の世界に足を運び、父親と過ごすよりもソニーと一緒に過ごすことが多くなります。
8年の年月が過ぎ、カロジェロが17歳になる頃、すっかりカルジェロはソニーのお気に入りとなり、「C」と呼ばれるようになります。同世代の悪友とたむろしながらも、ソニーともずっと関係が続いていました。
ある日、カロジェロは同じ高校に通う黒人のジェーンに一目惚れします。二人は話すようになりデートを取り付けますが、当時、ブロンクスは黒人とイタリア系米国人での人種争いが激しい状況にありました。
そんな2人の関係をよく思わない黒人グループとついに抗争へと発展してしまいます。カルジェロは悪友とともに黒人街の焼き討ちに向かうが、ソニーはカロジェロを強引に引き止めます。実はソニーは彼らが事件を起こすことに気づいており、カロジェロを事件から守ったのです。
カロジェロは、その御礼を言いにソニーのところ向かうが、カロジェロの目の前で、ソニーは撃たれてしまします。ソニーを撃った男は、なんとかつてソニーに射殺された男の息子でした。
撃たれたソニーは一命を取り留めるのか、そして小さい頃、自分自身から離れた父親との関係は修復するのでしょうか…。
ブロンクス物語(A Bronx Tale)|みどころ
2016年12月よりブロードウェイ・ロング エーカー劇場で上演をしている「ブロンクス物語(A Bronx Tale)」は、
1996年に公開された映画「A Bronx Tale(ブロンクス物語/愛につつまれた街)」を基に制作されたミュージカル作品です。
ニューヨーク・ブロンクスを舞台に60年代のイタリアンマフィアを描いた作品で、主役であるカロジェロの父親とマフィアのボスとの間で揺れ動く若者の物語です。
ブロンクス物語の舞台化を実現させた実力派制作陣
「ブロンクス物語(A Bronx Tale)」を作り上げた制作チームは、数々の受賞歴を持つメンバーが揃いに揃っています。
監督には、映画版「A Bronx Tale(ブロンクス物語/愛につつまれた街)」を監督・制作・出演した、2度のアカデミー賞受賞者ロバート・デニーロ(Robert De Niro)と「ハロー・ドーリー!」を含む計4度のトニー賞受賞者ジェリー・ザックス(Jerry Zaks)。その他脚本・作曲・振付の担当全員がアカデミー賞やトニー賞にノミネートされた豪華制作軍です。
また、音楽制作にはかなり力を入れており、音楽界の大物トミー・モトーラ(Tommy Mottola)や「ジャージー・ボーイズ(Jersey Boys)」「マチルダ(Matilda)」などの制作プロダクションであるドジャース(the Dodgers)が手掛け、作曲には「アラジン」「美女と野獣」などを手掛けたアラン・メンケン(Alan Menken)が担当しています。
ブロンクス物語(A Bronx Tale)実写化の裏話
デビュー後、なかなか売れず伸び悩んでいたチャズ・パルミンテリは、自分自身で書き上げた本作品を、1988年オフブロードウェイで一人芝居として公演を開始。彼はこの舞台で、なんと1人で18人ものキャラクターを演じました。約4ヶ月間の期間限定1人芝居は当時かなりの話題作となり、大人気俳優へと登り詰めました。
そこに俳優ロバート・デニーロが興味を持ったのをきっかけに、映画化が実現しました。ロバート・デ・ニーロは、過去に2度ものオスカー賞を受賞し、映画監督としても活躍する大ベテラン俳優です。彼は、この映画で初となる監督・製作・主演(少年の父役)の3役を務め、そして今作品である舞台版「A Bronx Tale(ブロンクス物語)」の監督に抜擢されました。
ブロンクス育ち2人の監督・脚本による演出
物語の背景となる1960年代のリアルなブロンクス
ブロンクス物語(A Bronx Tale)|ミュージックビデオ
ブロンクス物語(A Bronx Tale)|座席表
ブロンクス物語のキャストと制作スタッフ
キャスト |
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ロレンゾ | Richard H. Blake |
ソニー | Nick Cordero |
カロジェロ | Bobby Conte Thornton |
ジェーン | Ariana DeBose |
ティロン | Bradley Gibson |
ロジーナ | Lucia Giannetta |
制作スタッフ |
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音楽 | Alan Menken |
脚本 | Chazz Palminteri |
歌詞 | Glenn Slater |
監督 | Robert De Niro Jerry Zaks |
振付 | Sergio Trujillo |
舞台デザイン | Beowulf Boritt |
衣装デザイン | William Ivey Long |
照明デザイン | Howell Binkley |
音響デザイン | Gareth Owen |
音楽監督 | Doug Besterman |
音楽デザイン | Jonathan Smith |
ブロンクス物語の感想|口コミ情報
ミュージカル「ブロンクス物語」に関する皆様からのご感想を紹介しております。
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ミュージカル「ブロンクス物語」の総合評価
このミュージカルの口コミ
ロバート・デ・ニーロの思い入れが強く入り込んだ作品だ。格好良くも悲しく、強いけれど弱く。映画では見えない部分が見えるのがミュージカルの特権だと感じた。さすがだなと。最高です!
TAKESHI
ロバート・デ・ニーロの思い入れが強く入り込んだ作品だ。格好良くも悲しく、強いけれど弱く。映画では見えない部分が見えるのがミュージカルの特権だと感じた。さすがだなと。最高です!