こちらの演目は2019年4月7日で終演となりました。
Ethel Barrymore Theatre(地図)
上演時間:1時間30分(途中休憩なし)
迷子の警察音楽隊(The Band’s Visit)|基本情報
劇場:Ethel Barrymore Theatre | 243 W 47th St, New York, NY 10036(地図) |
公演スケジュール | 火~日(日・水・土は昼公演あり) 休演日:月 |
初公演日 | 2017年10月07日:プレビュー 2017年11月09日:オープニング |
公演終了日 | 2019年4月7日 |
迷子の警察音楽隊(The Band’s Visit)|みどころ
カンヌ映画祭で受賞した映画を生で味わう
長年対立してきたエジプト(アラブ人)とイスラエル(ユダヤ人)が言葉・宗教・政治を乗り越えて交流し合う物語は、2007年に公開された同名の映画が原作となっています。映画「迷子の警察音楽隊」は、カンヌ映画際の特別審査賞を獲得、日本では東京国際映画祭で最優秀作品賞を受賞し、世界へ向けた平和への願いを込めた作品として話題になりました。国レベルでなく、人と人との関係が滲み出る人間ドラマを、映画スクリーンではなくブロードウェイの生の舞台で見る事ができます。
キャスト自身による各楽器の生演奏は必見
第72回トニー賞(2018年)ミュージカル作品賞受賞作品!
迷子の警察音楽隊(The Band’s Visit)|ストーリーあらすじ
舞台は1996年のイスラエルの空港。
エジプトからきた8人の警察音楽隊は、アラブ文化センターで演奏するためこの土地にやってきましたが、何時間立っても空港に迎えはきません。そこで、誇り高い団長トゥフィークは、英語が優れていた若い団員カーレドに目的地「ペタク・チクヴァ(Petah Tikva)」行きのバスチケットを購入させますが、アラブ人は”P”を発音せず、代わりに”B”の発音へ置き換えるため、カーレドと窓口係員の中東の発音の違いから、音楽隊が乗ったバスは目的地とは遠く離れた「ベイト・ハティクヴァ(Beit Hatikva)」というホテルすらない辺境の街に到着してしまいます。
途方に暮れていた音楽隊は小さいなカフェを見つけ、休憩することに。そこでカフェのオーナーであるディナという女性に出会います。彼女は翌日までバスがないことを音楽隊に伝え、食事を提供し、自分の家と常連客イツィクの家と店に寝泊りしているパピの部屋に分散して泊まるように団長に勧めました。団長は最初は留まるも、ディナが独身であったためしぶしぶ受け入れることにしました。
団長とディナは街に出かけ、食堂や外のベンチで音楽について語り合い、心を許しあった2人は長年1人で悩んでいた悩みをお互いに打ち明けます。団長は自分の妻と息子が亡くなったことは自分のせいだったと話し始めます。
夜通し語り合った2人に訪れた翌朝、ついにディナと音楽隊の別れの時がやってきました…。
迷子の警察音楽隊(The Band’s Visit)|動画紹介
迷子の警察音楽隊(The Band’s Visit)|座席表
Ethel Barrymore Theatre の座席表
迷子の警察音楽隊(The Band’s Visit)|豆知識
オフ・ブロードウェイから戻ってきた話題作
オフ・ブロードウェイ版「迷子の警察音楽隊」の受賞歴
この作品は、たった1ヶ月間のオフ・ブロードウェイ公演の中で、数々の賞を受賞しています。
2017年度オビー賞授賞式では、本作品の主演女優カトリーナ・レンク(Katrina Lenk)が劇中の楽曲「Omar Sharif」を披露し、力強いセクシーで繊細な歌声で観客を魅力した事でも話題になりました。
ドラマ・デスク賞 (Drama Desk Award) |
4部門ノミネート、3部門受賞毎年ニューヨークのブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ、オフ・オフ・ブロードウェイの優秀な舞台作品や著名な役者、脚本家、デザイナーの他、新人劇作家に贈られる賞 |
オビー賞 (Off-Broadway Theater Awards) |
2部門受賞ニューヨークで上演されたオフ・ブロードウェイとオフ・オフ・ブロードウェイ作品を対象とする賞 |
ルシール・ローテル賞 (Lucille Lortel Awards) |
2部門ノミネート、2部門受賞オフ・ブロードウェイの作品を対象にした賞 |
シアター・ワールド賞 (Theatre World Award) |
1部門受賞ブロードウェイとオフ・ブロードウェイ作品に出演した俳優・女優を対象として贈られる賞 |
アウター・クリティクス・サークル賞 (Outer Critics Circle Awards) |
5部門ノミネート、2部門受賞オン・ブロードウェイとオフ・ブロードウェイで開幕した作品を対象に、同市近郊の新聞や雑誌といったメディアで活躍する批評家たちによって選出される演劇賞 |
The Band’s Visit が伝えたいメッセージ
迷子の警察音楽隊(The Band’s Visit)|制作スタッフ
音楽・歌詞 | David Yazbek |
脚本 | Itamar Moses |
映画脚本 | Eran Kolirin |
監督 | David Cromer |
振付 | Patrick McCollum |
舞台デザイン | Scott Pask |
衣装デザイン | Sarah Laux |
照明デザイン | Tyler Micoleau |
音響デザイン | Kai Harada |
オーケストラ | Jamshied Sharifi |
音楽デザイン | Andrea Grody |
音楽監督者 | Andrea Grody Dean Sharenow |
バンド ビジット:迷子の警察音楽隊 (The Band’s Visit)の感想|口コミ情報
ミュージカル「バンド ビジット:迷子の警察音楽隊 」に関する皆様からのご感想を紹介しております。
ご帰国された後にでもご一筆を賜れますと幸いです。口コミのコメントはリアルタイムに反映されます。皆様からの評価、コメントをお待ちしております。
ミュージカル「バンド ビジット:迷子の警察音楽隊 」の総合評価
このミュージカルの口コミ
主演の女性の人のオーラがなんかすごかったです。楽器隊のメンバーの訛った英語が逆にききやすくて分かりやすかった。すごいシンプルな舞台だけど、なんか異国の地の文化感が出てて、何か雰囲気が好きでした。実際に全部、楽器を演奏してるんですよね。あればすごいと思いました。役者のオーディションとかも、そういう技量でやってるのでしょうか。
なんかシュール過ぎて自分には難しかったです。結局、何を伝えたいミュージカルなのか、、、、うーん。
なんかほっこりする物語で、しっとりしました。ミュージカルをいろいろ見た人が何か新しいミュージカルを見たいと思った時にはこの作品でしょうか。パリのアメリカ人とか、好きな人はハマるかと思います。舞台セットとかが非常にシンプルで、ブロードウェイ!っていう感じがあまりなかったのが少し残念ですが、作品が作品なので、仕方ないですね。
難しいといえば難しい。
英語がわからなければ内容を理解するのに時間がかかります。
予習や映画をみてから観劇することをオススメします。
お勧めです。王道のミュージカルが見たい方にはあれですが、王道は違った雰囲気のミュージカルを見た方に是非お勧めです。
前田
主演の女性の人のオーラがなんかすごかったです。楽器隊のメンバーの訛った英語が逆にききやすくて分かりやすかった。すごいシンプルな舞台だけど、なんか異国の地の文化感が出てて、何か雰囲気が好きでした。実際に全部、楽器を演奏してるんですよね。あればすごいと思いました。役者のオーディションとかも、そういう技量でやってるのでしょうか。
わかめ
なんかシュール過ぎて自分には難しかったです。結局、何を伝えたいミュージカルなのか、、、、うーん。
斉藤
なんかほっこりする物語で、しっとりしました。ミュージカルをいろいろ見た人が何か新しいミュージカルを見たいと思った時にはこの作品でしょうか。パリのアメリカ人とか、好きな人はハマるかと思います。舞台セットとかが非常にシンプルで、ブロードウェイ!っていう感じがあまりなかったのが少し残念ですが、作品が作品なので、仕方ないですね。
55
難しいといえば難しい。
英語がわからなければ内容を理解するのに時間がかかります。
予習や映画をみてから観劇することをオススメします。
ブロードウェイ
お勧めです。王道のミュージカルが見たい方にはあれですが、王道は違った雰囲気のミュージカルを見た方に是非お勧めです。
心にしみました
トニー賞受賞作品ということで、ずっと見たかった作品です。一番印象に残っている場面は、ディナと隊長の2人でデートするところですね。なんというか大人しか分からない味があるというか、観客の捉え方によって違った意味に捉えられる部分がすごく印象に残りました。休憩なしでもずーと見てられます。良かったです。
20181026
友人から勧められて本作品を見ました。すごい大人向けのミュージカルです
まるいち
何となく心温まる系、というのは分かりますが、どこで感動したら良いか分からなかった。
ジャズダンサー
最後のシーンは本当に感動しました。あんなふうに終わるミュージカルを見たことがない!時間も休憩時間がなく、さーーーーーと終わっていき、なんだろう、言葉が言い合すことができない、新しいミュージカル作品でした!
ん~
よく分からなかったっていうのが本音です。トニー賞を受賞したということで、素人には分からない何かがあるということですね。難しい。。
HITOMI
ミュージカル特有の派手な演出はないが、
ユーモアに満ちていて、あっという間にどこか別世界につれていかれ、ちょっとした台詞や沈黙で感情が揺さぶられる。
トニー賞も多く受賞したことも納得。
映画が原作なので、是非事前に見ておくといいと思う。
亜美
繊細で、ミュージカルっぽくないかな、
どちらかというとお芝居より?
でも何故か強く惹きつけられるものがありました
モンク
海外ドラマ「モンク」に出てたトニー・シャローブが主演だったので
彼目当てで見に行きました!
どことなく、モンクに出てたキャラクターとかぶっていたような。。?
音楽は国境を越えますよね!生演奏は素晴らしかったです
井出らっきょ
ディナ?ティナ?役の人が色っぽい!
上手なアラブ訛りで本当にあんな人いそうだなとか思った(笑)
いろんな人たちのシーンが交互に移り変わるのでまるで映画のよう
さわじり
トニー賞受賞後に見に行きました。
なんでこの作品がたくさんのノミネートを受けたんだろう?と思って見ていましたが、
通常のミュージカルとは違って、各キャストの演技力がとても試されているような、
不思議な舞台でした。
特に主役の女性の方はよかったです。完全に役になりきっていました。
原作が映画らしいので、見にいくなら事前に映画を見たほうがいいかも。
ホンダ
あまり長い時間行われるミュージカルは得意じゃないので、こちらの作品を見てきました。
インターバルがないので、私にはちょうどよかった
satoshi
異国な舞台。
訛りの強いキャストたちの演技は面白かった。
くるくると回転する舞台を上手く使った演出と
照明のセンス、音楽、キャストの実力、全てがうまくマッチしているような作品でした。
あや
なんでもない、普通の日常に道に迷った外国人が訪れ、一夜ともに過ごす、
というシンプルな内容ですが、その中で絶妙な表現やどこか目が離せない何かがあって、
ミュージカルという定義をことごとく破ったような作品。(笑)
歌も歌いすぎない、劇を見ているような感覚の方が近いかな。非常に興味深い作品でした
宮川
英語が分からない人にはさっぱりじゃないかなあ
王道っぽいミュージカルが観たいなら違うものをみたほうがいいと思う
ジュニア
起承転結があまりはっきりしていないというか、
ずる~っとゆっくり流れていく感じ
僕は割とこういうゆったりした作品が好きなので問題なかったです
古庄
生演奏はいつきいてもいいですね!
特に打楽器の音にはテンション上がりました!
わいわい
1時間30分の短い公演の中にこの作品全てが詰まっています。映画を見たことある方ならば、この作品の雰囲気も舞台上で感じれるはず。映画を忠実に再現しつつ舞台ならではの生演奏と演技に、思わず感情移入してしまいます。
但し中央の訛り英語なので、観劇される前に映画を観ることをお勧めします。
久しぶりに良いミュージカルに出会った気分~♪
角谷
NYに行く度にミュージカルを観ています。
昨年末にNYに行った際に、直前でどのミュージカルも完売で、たまたまこれを見ました。
見る直前にウィキペディアでストーリーを調べて見ましたが、
多分ウィキペディアを読んでなかったら全然分からなかったと思います。
ただ、ストーリーをなんとなく知っていたので、何とかついていけるという感じで
最初の30分くらいは、はっきり言って暇でした。かなり眠くなりました。
途中休憩で帰ろうと思って、ふと手元の冊子を見たら、
このミュージカルは1時間30分で、途中休憩なし、と書いてあり、諦めモードでした。
寝ようかな、と思ったころから話しが展開しだして、
何かすごい人間くささを感じるようになりました。
主人公がお店の女性と一緒に食事に出かけるくらいから、何かちょっと盛り上がってきたなと思い、
登場人物の個性が全面に出てきました。
ザ・ミュージカル、を見たい人にはおすすめしませんが、
何か、普通っぽいけど、普通じゃない。
何か、しんみり、しっぽり、という感じが好きな人にはお勧めだと思いました。