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MET Opera “Orfeo ed Euridice”

こちらのページは、2019-2020年公演の詳細を記載しています。

Metropolitan Opera House 地図
上演時間:1時間25分(途中休憩なし)

オルフェオとエウリディーチェ|基本情報

劇場:Metropolitan Opera House 30 Lincoln Center Plaza, New York, NY 10023(地図
上演言語 イタリア語

オルフェオとエウリディーチェの公演スケジュール 

10月20日(日) 15:00
10月24日(木) 20:00
10月29日(火) 20:00
11月01日(金) 20:00
11月04日(月) 20:00
11月07日(木) 20:00
11月10日(日) 15:00

ルフェオとエウリディーチェ|みどころ

愛の神アモーレに導かれる男女の愛の物語を体験できる

約12年振りに2度目のリバイバル公演となる「ルフェオとエウリディーチェ」
近代オペラの創始者と称される、オペラ史上最も有名な作曲家クリストフ・ヴィリバルト・グルック(Christoph Willibald Gluck)による本作品は、18世紀のオペラ界において改革をもたらした作品と言われています。後の時代にも大きな影響を与えたとされるルフェオとエウリディーチェは、神話世界の中で繰り広げられる男女の真実の愛を極めた古典美を体験することができます。さらに、前回の制作も手掛けた振付師マーク・モリス(Mark Morris)による演出は、シンプルながらも美しい旋律で彩られる音楽と舞台上で絶えず繰り広げられるモダンダンスが見どころです。

3名の女性オペラ歌手が魅せる「Orfeo ed Euridice」

このオペラ「ルフェオとエウリディーチェ」は、登場人物がわずか3名という非常にシンプルな構成の作品としても有名です。3名の登場人物以外のキャストは、舞台を引き立てるダンサーのみとなりますが、物語の筋がはっきりしており、登場人物一人ひとりの感情を流麗なメロディーに反映させて強く表現しています。本作品の重要人物となる男役オルフェオは、元々初演時には役柄通り男性歌手カストラートやテノールによって歌われていましたが、女声に相当する高音域を出す声域が必要となるため、現在は女性歌手をメインとしたメゾ・ソプラノやカウンターテノールが歌うことが多くなっています。

出演者一覧

エウリディーチェ役 出演者:ヘイキョン・ホン(Hei-Kyung Hong)
出演日:全日程
オルフェオ役 出演者:ジェイミー・バートン(Jamie Barton)
出演日:全日程
アモーレ役 出演者:ヘラ・ヘソン・パク(Hera Hyesang Park)
出演日:全日程

ルフェオとエウリディーチェ|ストーリーあらすじ

時はギリシャ神話時代、現実と冥界の境目。
吟遊詩人オルフェオは、妻のエウリディーチェと2人仲良く暮らしていました。しかし、ある日エウリディーチェが毒蛇に噛まれて先立ってしまいます。最愛の妻を亡くし、森の中で悲嘆にくれていたオルフェオは、妻を取り戻すために冥界へ行かせてほしいと神々に祈りを捧げます。するとそこへ、愛の神アモーレが現れます。アモーレはオルフェオに、「全能の神ジュピターから、お前が冥界に行くお許しがでた。但し、エウリディーチェを地上に連れ戻すまでは、絶対に彼女の顔を見てはならぬ。」と告げると、その場を去りました。

介して、瞑想の世界へと入り込んだオルフェオは、死霊たちからの幾つもの試練を乗り越え、ついに最愛の人エウリディーチェと再会します。精霊たちに導かれて、オルフェオは妻エウリディーチェの顔を見ないように地上へと向かうのですが、このまま平穏に地上へ戻ることができると思っていた矢先、エウリディーチェは再会した夫が自分の顔を見てくれないことに不安を覚えます。事情を知らないエウリディーチェはその場に倒れ込み、オルフェオに「私の顔を見て、私を思い出してください」と懇願します。それに耐えきれなくなったオルフェオは振り向き、エウリディーチェの顔を見てしまいます。アモーレとの約束を果たせなかったオルフェオに待っていたのは、エウリディーチェの絶命でした。妻を連れ戻すことができず嘆き悲しむオルフェオの前に、再び愛の神アモーレが現れ..。

ルフェオとエウリディーチェ|動画紹介

ルフェオとエウリディーチェ|座席表

割引バウチャーチケットは1階オーケストラ席、または4階ドレスサークル席が対象となります。
こちらの画像のように、割引チケットは1階席の中腹〜後方のお座席のいずれかの席が自動的に割り振られます。(※赤枠内)
事前に座席指定する事は不可となりますが、格安で購入する事ができます。

劇場の詳細ページはコチラ ▶︎

1階オーケストラのバウチャー対象エリア

ルフェオとエウリディーチェ(Orfeo ed Euridice)割引チケット 1階オーケストラ席

4階ドレスサークルのバウチャー対象エリア

ルフェオとエウリディーチェ(Orfeo ed Euridice)割引チケット 4階ドレスサークル席

1階席以外のお座席もお手配可能!

オペラ公演劇場のメトロポリタン歌劇場は、1階オーケストラ席から6階ファミリーサークル席まであります。この割引バウチャーチケットは1階席指定でのお座席となりますが、あっとブロードウェイでは他お座席のお手配も可能です!2階席以上のお座席をご希望の場合はお見積りから承っておりますので、こちらのページから座席表をご確認の上、お問い合わせ下さい。

ルフェオとエウリディーチェ|豆知識

グルックの18世紀オペラ改革の代表作

ギリシャ神話に基づいた瞑想の世界で、2人の男女の愛の姿を描いたクリストフ・ヴィリバルト・グルック作曲の全3幕からなるオペラ「ルフェオとエウリディーチェ」は、グルックが手掛けたオペラの中で最も有名な作品です。近代オペラの創始者と称されるグルックが活躍した時代は、18世紀中旬頃まで遡ります。当時、ヨーロッパで流通していたイタリア・オペラというものは、劇自体の内容は重要視されておらず、主役の男性歌手カストラートを筆頭に歌手たちの声楽技巧を披露する「歌」が最も主眼とされていました。そんな中、スター歌手よりも内容を重視し、物語があってこその楽曲であると唱えたグルックは、友人らと共に新しいオペラの制作に乗り出します。その結果、ギリシア神話のオウィディウスの「転身物語」の第10~第11巻を基に、この「オルフェオとエウリディーチェ」というオペラ曲を1762年に発表しました。同年10月5日にウィーン・ブルク劇場にてウィーン版の初演、その2年後にはパリ・オペラ座で改正後の上演を行い、両作品ともに初演当時から大成功を収めました。この「音楽」と「劇」を密接に結びつけたグルックによるオペラ作品は革新をもたらし、今日私達が目にする近代オペラの幕開けとなりました。メトロポリタンオペラ歌劇団での上演の歴史は古く、1885年にドイツ語で初演されて以来、今日まで幾度となく再演され続けています。日本では、1903年に東京音楽学校の学生らよる自主公演「ルフェオとエウリディーチェ」が上演され、これが日本人が最初に上演した本格的な歌劇だと言われています。

ルフェオとエウリディーチェの代表曲

グルックが作り出す代表曲は、単純な旋律の中に清楚かつ優雅さを兼ね備えた美しいメロディーの音楽としても有名です。そんな彼の作曲によるオペラ「ルフェオとエウリディーチェ」の代表曲をご紹介します。

精霊の踊り(Reigen Der Seligen Geister) 本作品でも最も有名なヴァイオリンやフルートの独奏曲。第2幕で冥界の天国で精霊たちが踊る場面。
試聴 ▶
エウリディーチェを失って(What is life to me without thee) 第3幕に登場するオルフェオのアリア。冥界からの帰り道に禁を破って妻エウリディーチェの顔を見てしまい、最愛の妻を再び失ったオルフェオの悲しみを描く場面。
試聴 ▶
復讐の女神たちの踊り(Orfeo ed Euridice) 第1幕で冥界の入り口でオルフェオに邪魔をする精霊たちの描写を描く。迫りくる恐怖と不気味さを上手く表現されている。
試聴 ▶

クリストフ・ヴィリバルト・グルック(Christoph Willibald Gluck)

クリストフ・ヴィリバルト・グルック
クリストフ・ヴィリバルト・グルックは、18世紀中旬にオーストリアとフランスで活躍したオペラの作曲家であり、近代オペラの創始者として歴史に名を残す人物です。彼のオペラ代表作としては「オルフェオとエウリディーチェ」と「アルチェステ」が挙げられ、今日のオペラ作品の基盤ともなる「劇」と「音楽」を最も重要視した革新的なオペラを作り出したオペラ改革者としても有名です。グリック作曲によるオペラ「アウリスのイフィゲニア」は、音楽教師として仕えていた皇女マリー・アントワネットの全面的な支持もあって、パリオペラ座での公演を大成功させたと言われています。また、バレエ制作にも携わっていた彼は、最も有名なバレエ音楽とも称される「ドン・ファン(Don Juan)」を生み出しました。

モダンダンスを取り入れたギリシャ神話の舞台

モダンダンスを取り入れたギリシャ神話の舞「ルフェオとエウリディーチェ(Orfeo ed Euridice)」
オペラ「ルフェオとエウリディーチェ」は主役3名の音楽以外に、合唱とバレエの部分でも評判の高い作品です。今回、2度目の演出を担当するマーク・モリス(Mark Morris)は、ギリシャ神話の世界と影の主役である合唱の部分は原作のイメージを壊さず、バレエの部分でモダンダンスを取り入れた、振付師ならではの新しい舞台を作り上げました。振付師兼ダンサーとして活躍する彼は、米国を拠点に世界各地で活躍するダンスグループ「マーク・モリス・ダンス・グループ」の芸術監督です。モダンダンスを得意とする彼は、ベルギー王立歌劇場や英国コベント・ガーデン王立歌劇場などの有名オペラハウスで振り付けを担当し、オペラ「アレグロ」でローレンス・オリビエ賞を受賞した経験の持ち主です。2002年には、マーク・モリス・ダンス・グループを率いて初来日公演を行うなど、日本でも名高いモダンダンスを代表する人物です。

ルフェオとエウリディーチェ|登場人物一覧

エウリディーチェ(Euridice) ギリシア神話に登場する森の木の下級女神。オルフェオの妻。新婚早々毒蛇に噛まれて死亡する。
オルフェオ(Orfeo) ギリシア神話に登場する吟遊詩人。エウリディーチェの夫。妻に先立たれ、妻のために冥府下りをする。
アモーレ(Amore) 愛の神。オルフェオに条件を全うできれば、妻を瞑想から戻すことを約束する。

ルフェオとエウリディーチェ|制作スタッフ

作曲家 Christoph Willibald Gluck
制作 Mark Morris
振り付け Mark Morris
舞台デザイン Allen Moyer
衣装デザイン Isaac Mizrahi
照明デザイン James F. Ingalls

ルフェオとエウリディーチェの感想|口コミ情報