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MET Opera “The Queen of Spades”

こちらのページは、2019-2020年公演の詳細を記載しています。

Metropolitan Opera House 地図
上演時間:3時間33分(途中休憩1回あり)

スペードの女王(The Queen of Spades)|基本情報

劇場:Metropolitan Opera House 30 Lincoln Center Plaza, New York, NY 10023(地図
上演言語 ロシア語

スペードの女王の公演スケジュール 

11月29日(金) 19:30
12月02日(月) 19:30
12月05日(木) 19:30
12月08日(日) 15:00
12月14日(土) 13:00
12月18日(水) 19:30

スペードの女王(The Queen of Spades)|みどころ

チャイコフスキーのオペラ最高傑作「スペードの女王」

スペードの女王(The Queen of Spades)
本作品の見所はなんと言っても、「四季」や「ピアノ協奏曲第1番」、バレエ「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」を作曲したことでも有名なピョートル・チャイコフスキー(Pyotr Tchaikovsky)が作曲を担当していることです。彼特有のメルヘンでありながら、情熱的な旋律は、本作品の至るところで感じることが出来ます。
元々チャイコフスキーは、原作の小説を高く評価していなかったため、作曲することもためらっていましたが、作曲することを決まった後は、初演の稽古に自身も参加するなど、力を注いだという事です。本作品は、彼に取っての労作であった事から、オペラの公演が大成功を収めたと聞い時に、自身がとても喜んでいたことが良く知られています。

スペードの女王(The Queen of Spades)|ストーリーあらすじ

舞台は18世紀のロシア。エカチェリーナ2世が皇帝となり、ロシア帝国が繁栄していた時代。

将校であるゲルマンは、他人の賭博を見るのみ熱中するも、自身では決してお金を賭けることはしない変わり者として知られていました。彼は昔、近くの公園で見かけた伯爵の孫であるリーザに一目惚れしていましたが、身分も低い彼では、リーザをものにすることが出来ず、途方にくれていました。

そんなある日、友人の将校たちとの会話の中で、伯爵夫人の奇妙な噂を耳にします。なんでも伯爵夫人は昔、カード賭博で大儲けをしたことがあり、必勝法を知っているというのです。他の将校たちは噂を信じていませんでしたが、ゲルマンは「カードの必勝法が分かれば大金を手にしてリーザを手に入れられる」とカードの必勝法を聞き出すことに夢中になります。

一方その頃、リーザは浮かない顔をしていました。
彼女は、つい先日、ある男性と婚約をしたところでしたが、相手に不満があり、彼女もまた、以前公園で出会ったゲルマンの事が忘れられないでいました。そんな中、ある日リーザが自宅でピアノを弾いていると、なんとバルコニーにゲルマンが現れます。最初はゲルマンを追い出そうとするリーザでしたが、気持ちに抗い切れずに二人は熱い抱擁を交わすのでした。

周りにお互いの気持を隠したままの二人に、まもなく仮面舞踏会が訪れます。リーザは「後から二人で会いましょう」というメモと共に、伯爵邸の鍵をゲルマンに渡します。ゲルマンが渡された鍵を使い伯爵邸に入ったところに、ちょうど伯爵婦人が帰って来ました。伯爵婦人を見るやいなや、ゲルマンは婦人のみが知るカードの秘密が気になり始め、あろうことか彼女の寝室へと忍び込みます。婦人が何も知らずにうたた寝を始めたところへ、物陰から突然ゲルマンがあらわれ、彼はカードの秘密を教えろと婦人に詰め寄りました。驚きのあまり何も言えないでいる婦人に対して、ゲルマンは持っていた銃を突きつけます。寝ているところを無理やり起こされて、銃で脅された婦人は不幸なことに、恐怖のあまりその場で息を引き取ってしまいます。

ゲルマンが自分の部屋にいないことを不審に思い、家の中で彼を探していたリーザは、伯爵夫人の寝室からの物音を聞き、そこで自分の祖母を殺してしまった恋人ゲルマンと遭遇します。ゲルマンから事情を聞いた後で、「自分のことよりもカードの秘密のほうが大事だった」と悟ったリーザは、早くこの場を去るようにゲルマンに告げ、そのまま泣き崩れるのでした。

それから数日したある夜、部屋で寝ていたゲルマンの枕元に、伯爵夫人の幽霊が現れます。幽霊はゲルマンに、カード賭博で勝ちたければ、「3、7、1」の順番で賭ければ良いと告げます。秘密を知ったゲルマンは、一目散に賭博場へと向かいます。
3、7の順番に大金を賭け、いずれも勝利した彼は、最後の数字1に全財産を賭けます。勝利を確信しているゲルマンでしたが、賭けのテーブルの上には「スペードの女王(クイーン)」も並んでいました。果たしてゲルマンは賭けに勝利することができたのでしょうか。

スペードの女王(The Queen of Spades)|動画紹介

スペードの女王(The Queen of Spades)|座席表

割引バウチャーチケットは1階オーケストラ席、または4階ドレスサークル席が対象となります。
こちらの画像のように、割引チケットは1階席の中腹〜後方のお座席のいずれかの席が自動的に割り振られます。(※赤枠内)
事前に座席指定する事は不可となりますが、格安で購入する事ができます。

劇場の詳細ページはコチラ ▶︎

1階オーケストラのバウチャー対象エリア

スペードの女王(The Queen of Spades)割引チケット 1階オーケストラ席

4階ドレスサークルのバウチャー対象エリア

スペードの女王(The Queen of Spades)割引チケット 4階ドレスサークル席

1階席以外のお座席もお手配可能!

オペラ公演劇場のメトロポリタン歌劇場は、1階オーケストラ席から6階ファミリーサークル席まであります。この割引バウチャーチケットは1階席指定でのお座席となりますが、あっとブロードウェイでは他お座席のお手配も可能です!2階席以上のお座席をご希望の場合はお見積りから承っておりますので、こちらのページから座席表をご確認の上、お問い合わせ下さい。

スペードの女王(The Queen of Spades)|豆知識

原作小説の作者はロシア近代文学の父:プーシキン

ロシア近代文学の父:アレクサンドル・プーシキン(William Shakespeare)
アレクサンドル・プーシキン( Alexander Pushkin)は19世紀の初頭に活躍したロシアの作家です。彼は初めて文学の中に積極的に口語を取り入れ、ロシア文学の土台を確立し、後に続く世界的文豪「ドストエフスキー」や「トルストイ」に影響を与えたことからロシア文学の父と称されています。
文学的に高い評価を受ける一方で、当時の政府(専制政治)とは幾度となく衝突を繰り返し、最後は政府の陰謀によって命を落としています。本作品におけるゲルマンは、欲望の限りを尽くした悪者と描かれる事がほとんどですが、「専制政治がもたらした身分の差はこんな悲劇を生み出してしまう」というプーシキンの政治批判の精神も本作品には込められています。

主人公:ゲルマンが体現するサンクトペテルブルク

作品の舞台ともなった時代は、サンクトペテルブルクがロシア史の中でも最も繁栄した時代でした。
原作小説が書かれた時代、並びに本作品の舞台設定は、ロシア帝国の首都:サンクトペテルブルクが最も繁栄した時代でした。当時の人々にとって、この都市に住む事自体が一種のステータスであり、この都市で活躍することが「人生の成功者」であると思われていました。
この風潮に触発されてか、都市には自分の実績とは釣り合わない巨大な野心を持つ若者が多く集まりました。彼らは友達や恋人などを持たずに「金と名誉」のみを追い求め、時として最後は自らの強欲に飲まれ、気が狂ったような最後を迎えました。本作品の主人公であるゲルマンは、まさに彼らの代名詞のような存在であり、当時の時代背景が本作品には色濃く反映されています。

スペードの女王登場人物一覧

ゲルマン 本作品の主人公であるロシア軍の将校。伯爵の孫:リーザに一目惚れするも、身分の差から諦めていたが、伯爵夫人のカード必勝を聞き出せば、全てが解決すると思うようになる。
リーザ 魅力的かつとても美しい伯爵の孫娘。以前見かけたゲルマンの事が忘れられないでいたが、望まない結婚が決まり落ち込んでいる。男性経験が少なく、純粋な一面を持つ。
伯爵夫人 年老いた女伯爵。リーザの里親にあたる。昔、彼女のみが知る「カードの必勝法」で財をなし、今では裕福に暮らしている。

スペードの女王(The Queen of Spades)|制作スタッフ

作曲家 Pyotr Ilyich Tchaikovsky
指揮者 Vasily Petrenko
制作 Elijah Moshinsky
舞台・衣装デザイン Mark Thompson
照明デザイン Paul Pyant
振り付け John Meehan

スペードの女王(The Queen of Spades)の感想|口コミ情報