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MET Opera “Madama Butterfly”

こちらのページは、2019-2020年公演の詳細を記載しています。

Metropolitan Opera House 地図
上演時間:3時間12分(途中休憩2回あり)

蝶々夫人(Madama Butterfly)|基本情報

劇場:Metropolitan Opera House 30 Lincoln Center Plaza, New York, NY 10023(地図
上演言語 イタリア語

蝶々夫人の公演スケジュール 

10月11日(金) 19:30
10月15日(火) 19:30
10月18日(金) 20:00
11月02日(土) 13:00
11月06日(水) 19:30
11月09日(土) 13:00
11月13日(水) 19:30
11月16日(土) 20:00
11月22日(金) 19:30
11月25日(土) 19:30

04月01日(水) 19:30
04月04日(土) 19:30
04月07日(火) 19:30
04月11日(土) 20:00

蝶々夫人(Madama Butterfly)|みどころ

イタリアオペラの巨頭ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini)作曲による「ご当地3部作」の一つである蝶々夫人は、日本の長崎を舞台に日本人女性とアメリカ海軍士官の悲恋を描いた物語としてご存知の方も多いはず。

幻想的な演出を極めたミンゲラ監督による「蝶々夫人」

プッチーニによる長崎を舞台にした悲恋物語「蝶々夫人」
シーズンの新国立劇場にて大好評を得たこの作品は、2006年に演出を手掛けて以来、2014年公演、2016年公演、2017年公演と絶大な人気を誇る故アンソニー・ミンゲラ(Anthony Minghella)による、幻想と現実が混じり合う日本文化を取り入れた蝶々夫人の世界観が見どころです。1996年にアカデミー賞を受賞した映画「イングリッシュ・ペイシェント」の監督としても有名な彼は、蝶々夫人の制作にあたり、当時の日本文化を徹底的に研究し、提灯(提灯)、お花、障子など、細部にまでこだわった舞台セットを作り上げました。また、演者が使用する小道具まで、1つ1つ彼が指示をして制作したという徹底ぶりで、人間ドラマを得意とするミンゲラ監督がオペラ舞台に投じたチャレンジ精神の塊が今日も生きています。

蝶々夫人の蘇らせる名オペラ歌手

主役の蝶々役を演じるのは、アジアの逸材と呼ばれる中国出身のソプラノ・スピント歌手ヘー・ホイ(Hui He)で、2008年にオペラ「アイーダ」に中国人初のソプラノ歌手として鮮烈なデビューした事で有名なアジアを代表する歌い手です。また、もう一人の蝶々役には、グラミー賞受賞を経験しているプエルトリコ出身のベテラン歌手であるアナ・マリア・マルティネス(Ana María Martínez)が予定されています。

出演者一覧

蝶々役1 出演者:ヘー・ホイ(Hui He)
出演日:10/11,15,18,11/2,6,9,13,16,22,25
蝶々役2 出演者:アナ・マリア・マルティネス(Ana María Martínez)
出演日:4/1,4,7,11

スズキ役1 出演者:エリザベス・デション(Elizabeth DeShong)
出演日:10/11,15,18,11/2,6,9,13,16,22
スズキ役2 出演者:マリアン ・マコーミック(MaryAnn McCormick)
出演日:11/25
スズキ役3 出演者:マリア・ジフチャク(Maria Zifchak)
出演日:4/1,4,7,11

ピンカートン役1 出演者:ピエロ・プレッティ(Piero Pretti)
出演日:10/11,15,18
ピンカートン役2 出演者:アンドレア・ケア(Andrea Carè)
出演日:11/2,6,9,13,16,22,25,4/1,4,7,11

シャープレス領事役1 出演者:パウロ・ショット(Paulo Szot)
出演日:10/11,15,18,11/2,22,25
シャープレス領事役2 出演者:プラシド・ドミンゴ(Plácido Domingo)
出演日:11/6,9,13,16
シャープレス領事役3 出演者:マーカス・ブラック(Markus Brück)
出演日:4/1,4,7,11

蝶々夫人(Madama Butterfly)|ストーリーあらすじ

舞台は、1904年(明治37年)の長崎県。
アメリカ海軍の戦艦エイブラハム・リンカーン所属の海軍士官ピンカートンは、日本駐在の任務を受け、長崎に降り立ちました。到着早々、ピンカートンは結婚斡旋屋のゴローから日本での妻と家の紹介を受けます。そこに居合わせたアメリカ領事シャープレスは異国の地での結婚に反対しますが、ピンカートン自身はこの結婚は一時的な愛だと一笑に付すだけでした。そんな歓談も束の間、彼らの前に芸者一行が現れます。そこにいたのは、若干15歳の芸者「蝶々」という女の子でした。親を若くして亡くし、結婚のために仏像を捨てキリスト教に改宗した蝶々の姿を見たピンカートンは、即座に結婚を決めました。

晴れて夫婦となった2人ですが、その幸せも長くは続きませんでした。
結婚式から3年後、ピンカートンは日本駐在の任務が終わり、アメリカ合衆国に帰らなくならなければなりませんでした。悲しみにふける蝶々に、ピンカートンは「コマドリが巣を作る頃には帰ってくる」と約束し日本を離れました。

明くる年のこと、ピンカートンの帰りを待ち続ける蝶々の前に、シャープレスが手紙を持って現れます。その手紙の内容は「ピンカートンはアメリカ本国でアメリカ人女性と結婚した」というものでしたが、ピンカートンを愛して止まない蝶々は、その事実を受け止めようとしません。蝶々の哀れな姿を眼の前にしたシャープレスは、彼女に新しい結婚を勧めますが、この時、蝶々がピンカートンの子供を授かっている事を知ります。子供のために芸者に戻って恥を晒すくらいなら死を選ぶ、と泣け叫ぶ蝶々さんを後に、シャープレスはその場を立ち去りました。

そんなピンカートンへの一途の愛を貫き通した彼女は、アメリカ船が港に到着した朗報を聞きつけます。ピンカートンとの再会に目を輝かせて待ち続けていた彼女の前に現れたのは、なんと彼のアメリカの妻ケイトでした。全てを悟った彼女は、父の形見である刀を手にして..。

蝶々夫人(Madama Butterfly)|動画紹介

蝶々夫人(Madama Butterfly)|座席表

割引バウチャーチケットは1階オーケストラ席、または4階ドレスサークル席が対象となります。
こちらの画像のように、割引チケットは1階席の中腹〜後方のお座席のいずれかの席が自動的に割り振られます。(※赤枠内)
事前に座席指定する事は不可となりますが、格安で購入する事ができます。

劇場の詳細ページはコチラ ▶︎

1階オーケストラのバウチャー対象エリア

蝶々夫人(Madama Butterfly)割引チケット 1階オーケストラ席

4階ドレスサークルのバウチャー対象エリア

蝶々夫人(Madama Butterfly)割引チケット 4階ドレスサークル席

1階席以外のお座席もお手配可能!

オペラ公演劇場のメトロポリタン歌劇場は、1階オーケストラ席から6階ファミリーサークル席まであります。この割引バウチャーチケットは1階席指定でのお座席となりますが、あっとブロードウェイでは他お座席のお手配も可能です!2階席以上のお座席をご希望の場合はお見積りから承っておりますので、こちらのページから座席表をご確認の上、お問い合わせ下さい。

蝶々夫人(Madama Butterfly)|豆知識

ジャコモ・プッチーニと「蝶々夫人」の出会い

プッチーニと蝶々夫人の出会いは、1900年に遡ります。
当時、オペラ「トスカ」の大成功を収め、次のオペラの題材を探していたジャコモ・プッチーニは、ロンドンで観劇をしたデーヴィッド・ベラスコ(David Belasco)の戯曲「蝶々夫人」に感銘を受けます。ミラノへ戻った彼は、すぐさま日本音楽の楽譜やレコード、そして日本の女性や宗教的儀式に関する資料を集め、日本の雰囲気をもつ異色作の完成を目指して制作に臨みました。介して、ジョン・ルーサー・ロングの短編小説「蝶々夫人」とこれを戯曲化したデーヴィッド・ベラスコの「蝶々夫人」を基に制作されたプッチーニによるオペラ「蝶々夫人」は、1904年2月17日にミラノのスカラ座での初演を迎えました。当時は、ヨーロッパ人に馴染みのない日本文化というものが観客に伝わらず不評に終わりましたが、改訂を重ねた結果大成功を収め、現在では世界各国で最も上演されているイタリア・オペラの代表作として君臨しています。

プッチーニからの観点から見た当時の日本が描かれている
自らの意思を貫く一人の女性の、一途の愛の姿を描いたジャコモ・プッチーニ作曲の全2幕からなるオペラ「蝶々夫人」は、代表的なイタリア・オペラの1つであり、日本でも最も有名な歌劇として知られます。日本の長崎を舞台にした「蝶々夫人」は、プッチーニ作曲のご当地3部作(アメリカを舞台にした「西部の娘」と中国を舞台にした「トゥーランドット」)で一番始めに制作された作品としても有名です。ちなみに、デーヴィッド・ベラスコは19世紀末から20世紀初頭にかけて数多くのブロードウェイ・ミュージカルを手掛けた劇作家で、ベラスコ劇場(Belasco Theatre)の名前の由来にもなった人物です。プッチーニ作曲のオペラ「西部の娘」もまた、デーヴィッド・ベラスコによる戯曲「The Girl of the Golden West」を基に制作されています。
プッチーニについて詳しく ▶︎

プッチーニが蝶々夫人で描いた女性像

プッチーニが蝶々夫人で描いた女性像「女のプライドを守り切る凛とした一途な女」
ジャコモ・プッチーニが作り出す作品は一貫して「愛」というものを最大のテーマとしています。プッチーニによるオペラの主人公は、すべて個性溢れる魅惑的な女性であり、それらの女性の様々な「愛の形」を美しい音楽に乗せてオペラの世界で反映させています。例えば、プッチーニ処女作「マノン・レスコー」は情熱的な運命の女、「トスカ」は嫉妬深さと悲哀さを兼ね備えた女、「トゥーランドット」は愛を持たない冷酷無情の女など、様々な表情を魅せる女の愛の形というものは、プッチーニの生涯において最大のテーマであったと言えます。

そんなプッチーニがベラスコの戯曲「蝶々夫人」に感銘を受けたのは、物語の主人公である「蝶々」の切なくも美しい、儚くも強い女性の生き方であったと言われます。自分の元へいつ戻ってくるかも分からない夫をひたすら待ち続け、それでも自らの名誉を守るために精神高く、ときには自害を選ぶ日本人の女性が、プッチーニには世界で稀を見る誇り高き民族として目に写ったに違いありません。そして、そこにプッチーニ好みの優しい一途な愛を信じる女性を書き加えることで、彼がこの作品で伝えたかった「女のプライドを守り切る凛とした一途な女」という女性像に近づけたと言えます。特に、第2章に登場する夫の帰りを信じて待つ蝶々さんの描写を描いたアリア「ある晴れた日に」は、プッチーニ特有の華やかで美しいソプラノのメロディーと、悲しき中にも意思を貫く一人の女性の揺れ動く心情を描いた演技が見どころです。

歌詞の美しさと時代を超越した演出「蝶々夫人」

前世紀の変わり目、日本で最も有名な都市の1つであった長崎には多くの外国人が駐在しており、外国人船員の一時的な結婚は珍しいことではありませんでした。そんな時代のヨーロッパ人の観点からみたプッチーニによるオペラ「蝶々夫人」は、清く凛とした日本人女性と自由気ままの裏に軽薄さを持ち合わせたアメリカ人というものが反映されています。

歌詞の美しさと時代を超越した演出「蝶々夫人」
両極端でありながらも紡ぎ合う2人の男女を幻想的、かつ豪華な演出に手掛けたのが、2006年に制作を手掛けたアンソニー・ミンゲラ(Anthony Minghella)です。イギリスの映画監督・脚本家、そして映画プロデューサーとして活躍した彼は、映画「イングリッシュ・ペイシェント」で第69回アカデミー賞作品賞を含む9部門に受賞した経験の持ち主です。オペラでは、代表作となる「蝶々夫人」以外の制作は行っていませんが、彼の演出による美しい舞台は今もなお多くの人に愛され続けています。

蝶々夫人|登場人物一覧

蝶々さん(Cio-Cio-San) ピンカートンの夫。早くし親を亡くし、若干15歳にして芸者で生活を営む。意志が固く一途な女性。
ピンカートン(Pinkerton) アメリカ海軍の士官。日本で蝶々さんの夫となるが、軽薄な性格の持ち主。
スズキ(Suzuki) 蝶々さんの女中。蝶々さんの影で支える存在。
シャープレス領事(Sharpless) 長崎在住のアメリカ領事。蝶々さんとピンカートンの仲立ちをする。

蝶々夫人(Madama Butterfly)|制作スタッフ

作曲家 Giacomo Puccini
制作 Anthony Minghella
監督/振り付け Carolyn Choa
舞台デザイン Michael Levine
衣装デザイン Han Feng
照明デザイン Peter Mumford
人形使い Blind Summit Theatre

蝶々夫人(Madama Butterfly)の感想|口コミ情報