現地在住の旅行会社が見たコロナ禍のニューヨーク最新情報(7月30日更新)

NY在住の日本人が見たコロナ禍のニューヨークの現状

コロナの影響が残りながらも少しづつ活気が戻り始めたニューヨークの街中※7月20日撮影
新型コロナウイルスにより、都市閉鎖(ロックダウン)が行われる程の大きな影響を受けたニューヨークの現状は少しづつ回復に向かっています。新規感染者数も7月末の現在で1日あたり100人以下まで下がり、クオモ知事の政策は成功したとアメリカ国内でも評価されています。
新規感染への対策と同時進行で、NY州では段階的に経済活動を再開するガイドライン(フェーズ)を設けて、経済活動の再開も進んでいます。7月20日の段階でフェーズ4に入り、動植物園の営業や映画・テレビ制作、無観客でのスポーツイベントが可能となりました。
街中の様子としては、COVID-19の影響を受け閉店してしまった店舗も数多くありますが、様々な規制が緩和されていくのに伴い、徐々に活気が戻り始めている印象を受けます。

NY在住の旅行会社が語るニューヨーク観光の今

8月6日から営業が再開されるトップ・オブ・ザ・ロック展望台から撮影したマンハッタン島
日本では「go to キャンペーン」などで観光を後押しする動きが活発となっている中、NYでも7月20日からニューヨークの観光名所である「自由の女神」「エンパイアステートビルディング」が、一部制限を設けたままではありますが営業再開されました。また、「トップオブザロック」展望台も8月6日からオープンする事が発表されています。
マンハッタン島内のレストランや、ブルックリン地区のカフェなどの飲食店も、屋外での飲食とはなりますが営業が再開されています。実際のところ、人件費や光熱費を考えると「開けるだけ赤字」という所が多いのも事実で、通常通りの営業という訳ではなく、営業時間を短くしたり、週に2日お休みを入れたりと様々な工夫をしてオープンしている店舗が多い印象を受けます。

まだまだ今までの日常通りには遠いですが、緊急事態宣言が発令されてから4ヶ月もの間、封鎖されたままだった観光地が動き出す姿は、見ていてとても嬉しい気持ちになります。

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7月から営業を再開したニューヨークのシンボル「自由の女神」
コロナ対策を徹底した上で、徐々にオープンをし始めたニューヨークの街中の飲食店
閉業した本屋さんの跡地に新オープンした人気古本屋「The Strand」のアッパーウエスト店

ブロードウェイミュージカルは2021年1月4日から開幕

2021年1月4日から開幕するブロードウェイミュージカルの代表作「オペラ座の怪人」
街中の様々な観光施設が徐々にオープンを始めている中で、ブロードウェイミュージカルも2021年1月4日から再び幕が上がる事が発表されています。(2020年7月現在)前回の記事 でも述べましたが、観客と演者が同じ場所にいる「舞台」への影響は大きく、再開には新たなガイドラインの制定など、他の観光名所に比べて少し時間がかかります。
しかし、それでもブロードウェイにミュージカルが帰って来る事を考えるだけで胸が躍ります。今は、再開へのカウントダウンが進んでいることを考えながら、楽しみにその日をスタッフ一同待とうと思います。

黒人デモによるニューヨークの治安の心配は?

マンハッタン島の8番街を行進する白人警官に対する抗議デモ隊
2020年5月に白人警官が拘束していた黒人男性を死亡させてしまった事に対する抗議デモは、ニューヨーク各地でも行われました。デモが一部暴徒化した6月の前半は、夜間の外出禁止令が発令されるなど治安が不安な時期もありました。しかし、7月に入り大規模なデモは少なくなり、7月22日には市庁舎の近くで最後まで抗議を続けていたグループも排除され、街には平和が戻っています。少し不謹慎になるかも知れませんが、NYの現地で日本からのお客様をお迎えている私達にとって、観光客がいないパンデミック下での今回の出来事は「不幸中の幸い」と言えるタイミングだったのかも知れません。
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マンハッタン島内の至る所で、黒人差別に対する抗議デモが行われました。
一部暴徒化したデモ参加者による盗難などの被害を防ぐ為にタイムワーナーセンター前に設置された木製のバリケード
世界中で大きく報道された、トランプタワーの目の前に車道に大きく書かれた「Black Lives Matter」の文字

コロナパンデミック後のニューヨークの観光復興

マンハッタン島の7番外沿いにあるロバート・インディアナ(Robert Indiana)の「HOPE」
ユナイテッド空港が成田空港-NY(ニューアーク)空港の直行便を6月に再開してからも、海外旅行客が戻って来ることはありませんでした。日本の報道を見ると7月末に入り第二波が到来し、感染者数が増加、本来は海外観光客でNYが最も混み合うの夏の時期ですが、今年は今までとは全く違う夏となる事は間違いなさそうです。
しかし、先日、本サイトの運営旅行会社(あっとニューヨーク)で、10月のオプショナルツアーのご予約を頂きました。感染症対策を徹底した上で、世界一の街ニューヨークを心ゆくまで楽しんで貰えたらとスタッフ一同テンションが上がった次第です。

「With コロナ」と形容される新しい生活様式の中で、海外旅行がどのような形になっていくか、はっきりとした形は見えていませんが、ニューヨークという街が旅行者を魅了する限り、現地在住の旅行会社としてお客様のお手伝いを出来たらと今は考えています。

コロナ後の旅行はニューヨーク・ブロードウェイへ

ニューヨークのブロードウェイミュージカル基本情報
海外旅行にいつから行って良いのかとそれぞれで考える日々が続いています。実際のところ、ブロードウェイミュージカルは年内の公演中止が決まっていますので(2020年7月現在)、ミュージカルを楽しみに来られる方は、来年の春休みを目処に計画を立てていられるかと思います。
昨年10本以上ミュージカルを観劇した日本人として思うのは、ブロードウェイミュージカルは知れば知るほど面白くなります。
まずは「ブロードウェイとは? 」と言った、基礎から少しだけ学んでみませんか。きっと私たちスタッフのように、ブロードウェイミュージカルが再開するのが待ちきれなくなるはずです!