こんにちはスタッフ水木です。
今回は「ハリー・ポッターと呪いの子(Harry Potter and the Cursed Child)」に招待されたので、スタッフ藤木と共にレポートしたいと思います。本作品が2部構成という事で、観劇レポートも2ページ作成しました。
水木はハリポタファンですが、藤木はそこまでではなく、8部作のストーリーなど全てをはっきりと覚えていない中での観劇となりました。しかし、1部終了時には2人とも大興奮で、今までたくさんの作品を観劇してきましたが、この作品は間違いなく世界最高峰だ!と、翌日に控えた第二部を観るのが待ちきれない状態なりました。
どれだけ凄いか、その素晴らしさをお伝えするのが難しい作品ではありますが、じっくりレポートしたいと思います。また別ページに「第二部」のレポートもありますので、こちらを読み終えたら併せて「第二部のレポート」も是非お読み下さい。
ハリー・ポッターと呪いの子(Harry Potter and the cursed child)について
本作品は、原作の最終話からの続編であり、ハリー達3人が、駅で彼らの子供をホグワーツに送り出す場面から始まります。これだけ聞くとハリポタファンのための作品のようですが、最初に上演された母国イギリスでは、最も権威のある演劇の賞:ローレンス・オリヴィエ賞を受賞するなど、一つの劇作品として大変高い評価を受けました。
2018年4月のブロードウェイデビューから、1年以上経った今になって、ようやく割引チケットが手に入るようになり、観劇を終えた今、個人的にはNYに来る旅行者全員に、是非ともおすすめをしたい作品となっています。 ハリーポッターと呪いの子詳細ページ ▶︎
ハリーポッターの前にSHAKE SHACKで腹ごしらえ
SHAKE SHACKはとても有名で、NYの観光雑誌でハンバーガーのページを開けば、必ずと言ってよいほど紹介されています。
ちなみバスの車窓からストリートパフォーマンスを楽しむ新感覚アトラクション「THE RIDE(ザ・ライド)」では、この店舗からはよくラッパーが飛び出してきます。笑
変わらず美味しいシェイクシャックについて、細かくレポートを書いたのですが、今回の趣旨は「ハリーポッター」なので、一旦ここで止めておきます(笑)!ここのハンバーガーが気になる方は、以下をクリックして続きをお読みください。
なので、注文は店舗で行うのではなく、事前にアプリから行うことが必須となります。モバイルアプリから事前に注文、決済を済まして、店舗ではピックアップするだけにしておけば、時間をかなり節約することが出来ます。
日本にあるSHAKE SHACKでも、この事前決済可能なアプリのサービスはありますが、アメリカの店舗で使う際は、アメリカ国内向けのアプリストアより、アメリカ版のSHAKE SHACKのアプリを別途ダウンロードする必要がありますのでご注意ください。
ちなみに先程紹介したアプリで購入をする際ですが、手渡される紙袋についているレシートにご注意ください。というのも名前と携帯番号がばっちり記載されているからです。(実際の写真はこちら▶)レシートをビリビリに破いてから、ゴミ箱に捨てるようにしましょう。
Harry Potter and the cursed childはLyric Theatreで公演中
Lyric Theatre 詳細 ▶︎
リリックシアターの上に注目
Lyric Theatreには大通りのWest42丁目側と、反対側にあたるWest43丁目、2箇所に玄関が設置されています。
そしてウェスト43丁目の玄関には、巨大な羽のモニュメントが劇場の壁いっぱいに飾られています。この羽のモニュメントも十分注目ポイントではあるのですが、もう一つ見逃して欲しくないのは、屋上部分に設置されているモニュメントです。よく見てみると、この鳥の巣の形をした円形のモニュメントの中には、膝を抱えて座る、子供(女の子?)の姿が!
これが題名にもある「呪いの子」張本人なのか、それとも別の誰かなのか。いや、そもそも呪いの子とは誰の子供なのか、、、
考え出すと止まりませんが、観劇前からモニュメントのおかげで楽しみになることは確かです。
ちなみにこの43丁目側の玄関前は、絶好の写真撮影スポットです。観劇される方はぜひこの巨大なモニュメントをバックに写真を撮ってみてください。
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ハリーポッター1色に染まった劇場内をチェック
ニューヨークまで来てハリーポッターを見る理由の1つ目は、この劇場(Lyric Theatre)の素晴らしさ。
というのも、劇場の紹介の箇所で少し触れましたが、今回のHarry Potter and the Cursed Childの上演に向けて大規模な改装工事を行い、先程紹介した外観、ロビー、ステージなど、全てがハリポタ専用になっていたからです。そして後から知ったことですが、この工事にかかった費用はなんと38億円!ブロードウェイでは、公演ごとに劇場の改装工事が行われるのは当たり前なのですが、一般的な改装費用が、だいたい1億円と言われているので、とにかくお金をかけて、とことんこだわったことが伺えます。以下で順を追って、詳しく説明していきますが、まずはその改装工事の様子を動画で見ていただきたいです(動画はコチラ ▶)
ホグワーツの談話室のような中央ロビー
劇場内に入ると、まず赤絨毯が敷かれ、青色を基調とした壁と天井に囲まれた吹き抜けの大きなロビーがあります。このスペースはとても広く、内装は柱、壁、電飾に至るまで統一感があります。吹き抜けの天井を見上げると、月と羅針盤をかけ合わせたような絵が目に入ります。調べたところ、今回の公演のためにこの絵も中身を微妙に変えているようです。(天井の写真を見る ▶)このスペースは劇場に入った観客がまず足を踏み入れる場所であり、大規模な改装があった箇所です。優しい色が多く使われ、それでいて古めかしい内装に、映画に出てくるホグワーツ学校内の談話室のような印象を受けました。
劇場内ではこの中央ロビーを中心として、物販スペースやトイレ、クローク、また各階の客席へと向かう事が出来ます。3階席まである大きな劇場ですが、チケットを係員に見せれば、座席までの行き方を丁寧に教えてくれるので、劇場内ではそこまで心配する必要はありません。
地下1階: | お手洗い |
1階: | 客席、中央ロビー、バーカウンター(2箇所)、クローク、物販スペース(2箇所) |
2階: | 客席、バーカウンター、物販スペース |
3階: | 客席 |
ファン必見!ハリーポッターの守護霊が描かれた壁に注目
各階にあるバーカウンター
この劇場には、1階に2つ、2階に1つバーカウンターがあります。
商品の中で気になったのは、映画館で売ってるようなポップコーンと、瓶の炭酸飲料。特に瓶のデザインがニューヨークでもなかなか見かけない可愛い柄になっていて、ポップコーンと合わせて購入している人を多く見かけました。
ハリーポッターブロードウェイ限定グッズをゲットしよう
42丁目玄関に向かい、GIFT SHOPと書かれた看板の下(写真▶)を通ると、そこには間違いなく、ブロードウェイ最大級のグッズ売り場が広がっていました。42丁目の入り口から中央ロビーまでおよそ20メートル程ですが、その廊下の両側全てにところ狭しと、ありとあらゆる商品が並べられていました。
そして、ホグワーツ学校にあるそれぞれの寮(グリフィンドールとか)にちなんだデザインの物や、各キャラクターが使用している魔法の杖がありあました。特に杖は、とても精巧に作られていて、実際に手に取るとなかなかの重みがあり、質感も良く$65という値段にもまぁ納得。
他にはふくろう(ハリーポッターのペット)のぬいぐるみ(写真を見る ▶)や、羽ペンなどがありました。
個人的に好きだったのは各寮をデザインして作られていたマフラーとニット帽です。原作ファンなら分かるかと思いますが、寮対抗のクディッチの試合では、生徒はみんなこれを着て応援をしています。
※クリックして画像を拡大
リリック劇場の客席の様子
開演20分ほど前になり、いよいよ座席へとつながる扉が開かれました。左右2箇所に分かれた扉を抜けると、そこには想像よりも遥かに広い客席が広がっていました。
他の座席からの見え方については、第二部の観劇レポートで紹介しています。
各階からの見え方はこちら ▶︎
今回の座席はココでした
チケット券面の見方:ORCHO K 5の場合
Orchestra Odd = 1階オーケストラ席 奇数列
K 5 = K列(前から11列目)シート番号5(通路から3席目)
通路側から3席目なので、角度も付かず、非常に見やすかったです。強いて言うのであれば、スタッフ藤木の前には、不運にも長身の男性が座ってしまい、少し横に首をずらして観劇することになった事ぐらいでしょうか。ただ、こればかりは選べるものではないので、仕方がないですね…。
ちなみに開演前のステージのセッティングはこんな感じになっています。この舞台は、映画の最終シーンから始まりまるので、この舞台セットは、あの有名な9と3/4番線プラットフォームとなります。正面の時計が印象的ですが、この時計はストーリーの中で重要な役割を果たしますので、ぜひ注目して見て下さい!
要注意!キャストの出待ちは第二部終了時のみ
通常なら、公演終了後、劇場入り口で列を作ってキャストが出てくるのを待つところですが、ハリー・ポッターのキャストの出待ちは第二部終了時のみです。つまり、今回の観劇のように第一部(木曜日)観劇後に出待ちをしていても時間の無駄となりますので要注意となります。この作品では、第一部と第二部を連続して公演する事が前提のため、キャストの疲労を考慮して、第一部の後はファンサービスに対応しないようになったようです。翌日の第二部の公演後に出待ちをした結果を「第二部の観劇レポート」でご紹介していますので、是非こちらをご覧ください。
ハリー・ポッターと呪いの子 第一部 観劇後の感想まとめ
ニューヨークまで来てハリーポッターを見る理由に、まず劇場が凝っている点を書きましたが、その次の理由は「恐ろしいほどに舞台劇のクオリティがく高い」という事です。冒頭でも同じ言葉を使いましたが、間違いなく世界最高峰の舞台であると思います。
いちいち目を奪われる演出が連続する
JKローリングが改めて凄いと感じた大作
最近、史上最高興行収入を記録したマーベルコミックスの映画「アベンジャーズ:エンドゲーム」でも、各キャラクターの過去の様々な伏線が、現在へと繋がっていましたが、まさにあんな感じで、「呪いの子」の舞台も今までのハリー・ポッター・シリーズの人物関係や、アイテムなどがこの舞台へと繋がり、1部が終わった時には、感動さえ感じました。改めて、原作者の想像力の豊かさに関心してしまい、気づけば第二部が気になって仕方ない状態となりました。
「英語」のハードルを打破するために
第一部を終えてスタッフ藤木と共に帰っている途中、大事なことに気が付きました。
それは、この演目が「ミュージカルではなく劇なので、とにかく英語のセリフが多い」こと。音楽や歌でごまかしがきかない劇は、日本人にとって英語が大きなハードルになってしまうと思いました。
しかし、原作を知っている知らないに関わらず、ここまで楽しむことが出来た今、この劇は絶対に見て欲しいと、スタッフ藤木と共に、強く思いました。結果、我々が思いついたアイディアを第ニ部の観劇レポートで説明しているので、続けて是非ご覧ください。
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以上が初日(第一部)の観劇レポートですが、翌日の「第二部」のレポートも続けて読んでみください!