こんにちは!スタッフの水木です。
今回、インペリアル劇場(Imperial Theater)にて、1960年台に世界的に活躍した「テンプテーションズ(The Temptations)」を題材にした新しいミュージカル、「エイント・トゥー・プラウド(ain’t too proud)を見てきましたので、早速レポートしたいと思います。テンプテーションズと言えば「ソウルの帝王」と呼ばれ、代表曲である「My girl」は世代を問わず、一度は耳にした事がある曲です。そんな大成功を収めた彼らですが、メンバーが何度も入れ替わったり、また元メンバーの自殺があったりと多くの問題があった事でも知られています。彼らの軌跡を結成当初から振り返る今回のミュージカルは、数あるミュージカルの中でも大人のミュージカルとなっています。
ミュージカル「Ain’t too proud」について
インペリアル劇場(Imperial Theatre)にて公演中
インペリアル劇場の入り口から座席まで
入り口付近
劇場の中
座席へ移動しながら公式グッズを確認
今回の座席は2階メザニン席の前から2列目でした
1階席と2階席を比べてみた
他のミュージカルに比べても「ライブ」要素が多いこの演目は、1階オーケストラ席の場合、先頭から3列目くらいまでは、首を上げなければいけないことを除けば、迫力がある良席だと思いました。実際、劇中にはライブさながら、演者が持っているハンカチを客席に投げ込む場面もあったり、1階席ならではの一体感があるかと思います。しかし、今回の2階席の方が良いと思ったのは、まず、ステージ全体が見渡せて、5人のライブの様子、またミュージカルの話の筋が分かりやすかった点。そして、ライブの音のバランスが、2階席の良い距離感で非常に心地よく聴こえてきたと思います。バウチャーチケットをご購入された方は、当日のバウチャーチケット交換時に座席が分かりますが、それぞれの席でそれぞれの楽しみ方がある演目だと思いました。
エイント・トゥー・プラウド(ain’t too proud)観劇後の感想まとめ
1960年台に世界的に活躍した「テンプテーションズ(The Temptations)」の結成当初からの軌跡を辿る今回のミュージカル。話の進行は基本的には、最もグループの方向性について考えていた「ポールウィリアムス」の語りとなり、また舞台セットはとてもシンプル。これだけ聞くと彼らの事をあまり知らない人には難しく思るかもしれませんが、だからこそ引き立つ2つのポイントがありました。
①演者の圧巻な歌声と踊り
音楽のライブを観に来たのではないかと思えるような、5人の演奏はやはり圧巻です。リード・ボーカルの歌声と、それを支える4人のハーモーニーはとにかく聴いていて気持ちが良かったです。そして時よりリード・ボーカルが見せるキレッキレのダンスには自然と会場から歓声が上がります。そしてメインキャラクターではない演者の歌声も注目ポイントの1つです。あくまでサブのキャラクターかと思っていた彼らが歌いだした瞬間、何度も驚かされました。また取り扱っている曲もアメリカ60年台に発表されて、今でもCMなどに使われている誰もが聴いたことがある名曲ばかりなので、彼らについてあまり知らない人でも楽しむことが出来ます。
②「成功の中の苦悩」による強いメッセージ性
「前進には犠牲が付きものである。」というメッセージから始まるこの演目。最初は意味がわかりませんでしたが、大きな成功が連れてきた大きな苦悩、また度重なるメンバー入れ替えを知っていく中で、意味がはっきりと分かってきます。公民権運動などの時代背景も重なって、ポールウィリアムスを筆頭とした彼らの前進がいかに力強く、辛いものだったのかがよく分かります。最後を締めくくる彼の語りには、まるで活動家の名演説をきいたような、長く語り注がれる物語を読み終わったような、そんな気分になります。私のように、グループについて知識がない人がこのミュージカルを見ても、バンドが突き進む姿を見終わった後は、何か胸打たれる部分があると思います。
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エイント・トゥー・プラウド:Ain’t Too Proud
割引度:★★★★★
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