ミュージカル オペラ座の怪人(Phantom of the Opera)チケットと観劇レポート

ミュージカル 「オペラ座の怪人」感想

今回はブロードウェイミュージカルの超名作「オペラ座の怪人」を観劇してきました。公演劇場であるマジェスティック・シアター(Majestic Theatre)の魅力や、本作品の率直な感想、見どころなどについて解説しておりますので、観劇を検討されている皆様の参考になれば幸いです。

オペラ座の怪人について

オペラ座の怪人は、1988年初演、同年のトニー賞を7部門受賞したミュージカルの王道ともいえる作品で、現在興行中のブロードウェイミュージカルの中ではロングランのトップを走る作品です。2004年に公開した同タイトル映画では、ジェラルド・バトラー(Gerard James Butler)が主役を演じたことで大ヒットしました。

オペラ座の怪人は、ガストン・ルルーの原作をもとに、パリのオペラ座の地下深くに棲む怪人ファントムと歌姫クリスティーヌの悲恋を美しく描いています。このミュージカル・オペラ座の怪人は、1986年ロンドンにて幕を開けました。キャッツなど世界的ヒット作を次々と生み出したミュージカル音楽の寵児アンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber)による神秘的で悲しい音楽は聴く人の心に響く事に間違いなし。

作品のあらすじ、キャスト、見どころなどについては詳細ページにまとめていますので、是非ご覧ください。

オペラ座の怪人の公演劇場はマジェスティック・シアター

マジェスティック・シアター(Majestic Theatre)

マジェスティック劇場前の様子
1927年にユダヤ人建築家のチャニン兄弟と建築士ハーバート・クラップ(Herbert J. Krapp)の共同経営によって建てられたマジェスティック劇場は、収容人数が1609人とかなり大規模な劇場です。建設当時は、ブロードウェイにある劇場の中で一番大きい劇場でした。

住所:245 W 44th St, New York, NY 10036

ネオン輝くタイムズスクエアのすぐ近くにある、シューベルト劇場の基本情報、歴史などについて詳しくは、劇場詳細ページをご覧下さい。

オペラ座の怪人は月曜日も公演あり

ミュージカルは通常月曜日は閉演日
ブロードウェイ・ミュージカルは、月曜日が閉演日となっている演目がほとんどです。シカゴやオペラ座の怪人はちょっと違ったスケジュールなので、月曜日に観劇できる唯一の演目、となっています。
今日は8月14日(月)、20時の開演に合わせ、19時30分に8番街55ストリートにあるオフィスを出発!目指す劇場「マジェスティック・シアター」は8番街の44ストリート。碁盤上になっているマンハッタンのストリート間は徒歩約1分の距離となり、ゆったり歩いて19時43分には劇場前に到着しました。

ブロードウェイには劇場がたくさんあるので迷ってしまうかもと心配している方もいるかもしれませんが、大体の劇場では、表に現在上演中の公演に関する大きな看板が出ているので迷う心配はありません。今回行った1927年創業のマジェスティック・シアターも、オペラ座の怪人を象徴する白い仮面が描かれていました。

劇場に入る時の注意点

公演前の劇場前に出来る長蛇の列
公演前は劇場前に長蛇の列のが発生します
そしてなんといっても人だかりがすごい!大規模な劇場なだけに、観劇する人が入場を待ち構えて長蛇の列を作っているので、現在「ハロー!ドリー!」の公演劇場となっているシューベルト劇場(徒歩2分ほどの距離)まで列が続いていました。

この時すでに劇場は開演しており、結構なスピードで列は動いていたのですが、待てど暮らせど列の終わりが見えませんでした。チケット本券を持っていて、特に手続きなどする必要がない場合でも、15分から20分前までには劇場に着くようにすることをおすすめします。

今回の座席はココでした

チケット券面の見方:ORCHO A 11 の場合:

ミュージカル劇場の座席番号
OrchestraOdd = 1階オーケストラ席 の奇数席
A列のシート番号11


ステージ向かって左側、前から3列目、通路から6番目です。
ちょっと端っこですが、タダ券なので文句なし!

この演目のオススメ座席

1位:1階オーケストラ席 中央のA列からH列まで

舞台全体を見渡せて、更に舞台上の役者さんの演技が近くに感じることが出来る、臨場感あふれる座席です。

2位:1階オーケストラ席 サイド前方 通路側

少し角度がつきますが、やはり舞台に近い分演技の迫力が伝わってきます。

3位:2階メザニン席 中央前方(1-2列目)

2階席なので舞台からは離れますが、その分舞台を客観的に見ることができ、舞台の奥側まで見る事ができます。

4位:1階オーケストラ席 後方

一般的に見やすい座席ですが、2階席が頭上に被っているため、オペラ座の怪人のように高さを利用した演出が見えにくいかもしれません。

5位:1階オーケストラ席 最前列

舞台との隙間があまりなく、臨場感は抜群なんですけど、常に舞台上の役者を足元から見上げる形になるので、舞台の後方で何が起こっているのかわからない場合があり、全体像が掴みづらい事があります。

いよいよ開幕!

上演前は劇場内でも写真撮影OK
言われた通り奥の通路を進むと舞台が見えてきました。
座席のひじ掛け部分に列が記してあるのでそれを頼りに座席を探し、着席。時計は8時を指し、スタッフの方が携帯電話での撮影を遠慮するよう誘導し始め、劇場内が暗闇に包まれます。

残念ながら劇中の撮影は禁止の為、写真はありませんが、主人公クリスティーンとオペラ座の怪人の歌声は素晴らしいものでした。特にクリスティーンが歌う「Think of me」の迫力に圧倒されてしまいました。映画を見たことがある方たちは映画とミュージカルとの違いに注目してみるのも良いかもしれません。
途中休憩
ミュージカルの前半が終わり、15分ほどの途中休憩があります。その間に、お手洗いに行ったり、劇場内を散策したりしてみましょう。

ただし、劇場内のお手洗いはとても混雑していて、トイレの前には行列が出来るので、お手洗いに行きたい場合は、舞台の幕が降りた瞬間に席を立つ勢いで行きましょう。そして、休憩時間が終わりに近づくと、ロビーのシャンデリアが点滅して知らせてくれます。

観劇後の感想

今回、無料で譲っていただいたチケットなので、流石に事前の座席指定ができるはずもなく、ステージ向って左側の壁側の座席となりました。座席についた当初は舞台があまり見えないのではと少々心配でしたが、いざ始まってみると思ったより普通に舞台が楽しめたので安心しました。と言うのも一旦劇が始まると役者さんたちが舞台上を右へ左へと駆け回り、まさに目の前で役者さんの演技を見ることが出来ました

自意識過剰かもしれませんが、役者さんと数回目があったりしました。役者さんが舞台の中央でパフォーマンスをする際は少し角度がついてしまい、見辛いこともありましたが、そこまで気になるものではありませんでした。角度がついたことによって、高さを利用した演出をよりクリアに見ることもできました。

舞台との距離が近い分、舞台が丁度目線の高さにくるので、身長が低い私は、舞台の奥が若干見えにくい場面が多々ありました。ですが3列目ということもあり、最前列の方達ほど舞台を見上げる必要はなく、比較的、楽に舞台を楽しむことができました。中央や遠目からは見ることができないような演技、例えば他の役者さんが舞台上で踊っている中、クリスティンの幼馴染ラウル役の方が舞台の端で手紙を読んでいたのですが、唇の動きや苛ついた表情の演技まではっきりと見ることができて、よりストーリーに引き込まれました。こういった細かい演技や表現は舞台に近くなければ見えないので、全体的に満足した観劇となりました。

劇場を出る前に見てほしいもの

生のオーケストラ演奏
10時半頃に公演が終了し、観客が続々と退場します。
ここでポイントですが、舞台の幕は下りてもしばらくオーケストラの生演奏が続いているので、一階席前方のオーケストラ部隊を覗くチャンスです!舞台公演中ずっと演奏してくださった方たちにも拍手を忘れないようにしましょう。

公演終了後、オーケストラを覗いた後は迅速に劇場を退散しましょう、もたもたしていると劇場のスタッフさんに迷惑がかかってしまいます。劇場ロビーにはオペラ座の怪人のグッズも販売しているので、是非チェックしましょう。

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