ニュー・オーディエンス劇場の基本情報
ニュー・オーディエンス劇場(Theatre for a New Audience)の最寄駅、座席表などの基本情報です。
住所 : | 262 Ashland Pl, Brooklyn, NY 11217(地図) |
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創設 : | 1979年 |
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収容人数 : | 299人 |
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座席表 : | ※クリックして拡大できます |
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ニュー・オーディエンス劇場の行き方・アクセス
ニュー・オーディエンス劇場への行き方は、ニューヨーク公共地下鉄(MTA)を利用するのが一般的です。
公演時間が近づくと劇場周辺は大変混み合いますので、地下鉄で行かれる方も、タクシーで行かれる方も時間に余裕を持ってお出かけください。
ニュー・オーディエンス劇場の地図
以下は、ニュー・オーディエンス劇場(Theatre for a New Audience)の地図です。
ニュー・オーディエンス劇場の歴史
シェイクスピア戯曲専門の劇場
ニュー・オーディエンス劇場(Theatre for a New Audience)は、1979年、芸術監督ジェフリー・ホロビッツ(Jeffrey Horowitz)によって設立されました。
イギリス・ルネサンス演劇「シェイクスピア(Shakespeare)」の戯曲を題材にした作品を輩出することを目的とし、設立から現在まで約60作品以上を制作・上演しており、シェイクスピアの戯曲作品以外にもクラシックミュージカル作品やオフ・ブロードウェイの制作も手掛けています。劇場名を省略して「TFANA」の愛称で知られています。
劇場の設立者であるジェフリー・ホロビッツは、元々俳優としてミュージカルの世界に入りオン・ブロードウェイやオフ・ブロードウェイの舞台で活躍していました。当時からニューヨークでは、シェイクスピアの戯曲を公演する団体「シェイクスピア・イン・ザ・パーク(Shakespeare in the Park)」や劇場「ビビアン ビューモント劇場(Vivian Beaumont Theater)」が存在し、これに影響を受けた彼は、1979年にシェイクスピアの戯曲を上演するための会場「ニュー・オーディエンス劇場」を設立しました。
ニュー・オーディエンス劇場の建築スタイル
エリザベス劇場建築を用いた建築方式
2013年にニュー・オーディエンス劇場は、ブルックリンに位置する芸術総合施設「ポロンスキー・シェイクスピア・センター(Polonsky Shakespeare Centre)」の設立と同時に劇場をこの場所に移しました。
ポロンスキー・シェイクスピア・センターは、建築家ヒュー・ハーディ(Hugh Hardy)とエイチ・スリー(H3)によって約34億ドルを掛けて建築され、ニュー・オーディエンス劇場の他にもスタジオやリハーサル会場などを完備しています。
この周辺にはバークレイズ・センター(Barclays Center)やマーク・モリス・ダンス・センター(Mark Morris Dance Centaer)などが集結しており、1960年代に建てられたビビアン ビューモント劇場(Vivian Beaumont Theater)以来となるクラシック・ミュージカルを専門とした芸術総合施設となりました。
ニュー・オーディエンス劇場の舞台会場は、別名「Samuel H. Scripps Mainstage」とも呼ばれており、ロンドンにある劇場「ドーフマン劇場(Dorfman Theatre)」の舞台構成を参考に建築されています。その舞台構成は、主にイギリス・ルネサンス演劇で使用されている
エリザベス劇場建築(Elizabethan Theatre)と呼ばれるもので、舞台を囲うようにして客席が構成されています。
ブロードウェイに存在する多くの劇場は、舞台を一方向から見る額縁があり、舞台と客席の境界が区分されている建築様式「
プロセニアム・アーチ(Proscenium Arch)」を用いていますが、ニュー・オーディエンス劇場は、このエリザベス劇場建築を基に現代風のモダンな作りを基調としてデザイン設計されました。
ニュー・オーディエンス劇場とシェイクスピア
数多くのシェイクスピアの代表戯曲を公演
2014年にリニューアルオープンをしたニュー・オーディエンス劇場は、再オープンと同時にシェイクスピア戯曲「夏の夜の夢(A Midsummer Night’s Dream)」の公演を開始しました。
本作品は、1600年代に出版されたウィリアム・シェイクスピア作の喜劇を基に制作され、ミュージカル「ライオン・キング」でトニー賞ミュージカル演出賞と衣装デザイン賞を受賞したジュリー・テイモ(Julie Taymor)が演出に加わり、公演開始と共にチケットが完売する大ヒットとなりました。。
その後も、四大悲劇「ハムレット(Hamlet)」「マクベス(Macbeth)」「オセロ (Othello)」「リア王(King Lear)」をはじめ、「ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet )」「ヴェニスの商人(The Merchant of Venice)」など数多くのシェイクスピアの代表戯曲の公演を行っています。
ウィリアム・シェイクスピア
最も優れた英文学の作家と呼ばれるウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)は、1600年代のロンドンで劇作家として活躍したイギリス・ルネサンス演劇を代表する人物です。イギリス・ルネサンス演劇とは、ルネサンス期のイギリスで起こった劇場閉鎖までのあいだに書かれた演劇作品を意味し、イギリスで執筆・上演された戯曲のみを指します。シェイクスピアはそのイギリス・ルネサンス演劇の第一人者として、人間の内面の心理描写を最も得意とした多くの傑作を残しました。
シェイクスピアによる戯曲は、今日のブロードウェイ作品にも大きく影響しており、戯曲「マクベス」を題材にした新感覚の体験型シアター「
スリープ・ノー・モア(Sleep No More)」が2011年の登場から依然大人気となるなど、時代に沿った作品が今もなお作り出されています。
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