Metropolitan Opera House メトロポリタン歌劇場の詳細

世界トップクラスのオペラハウス。堂々たる外観と豪華な内装は圧巻。ドレスアップして出かけよう。

ブロードウェイミュージカルのメトロポリタン歌劇場

メトロポリタン歌劇場の基本情報

メトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera House)の最寄駅、座席表などの基本情報です。

住所 :30 Lincoln Center Plaza, New York, NY 10023(地図
62ストリートと63ストリート、8番街と9番街の間
創設 :1966年9月16日
収容人数 :3,995人(内約195名は立見)
座席表 :※クリックして拡大できます

メトロポリタン歌劇場の行き方・アクセス

メトロポリタン歌劇場への行き方は、ニューヨーク公共地下鉄(MTA)を利用するのが一般的です。
公演時間が近づくと劇場周辺は大変混み合いますので、地下鉄で行かれる方も、タクシーで行かれる方も時間に余裕を持ってお出かけください。

地下鉄の最寄駅 :

1 路線の「66st」駅から徒歩5分ほど

「42st – Times Square / Port Authority」駅は、構内が広い駅ですので、時間に余裕を持ってお出かけください。

メトロポリタン歌劇場の地図

以下は、メトロポリタン・オペラハウス(Metropolitan Opera House)の地図です。

メトロポリタン歌劇場の歴史

世界最大級 アメリカ随一の名門オペラハウス

メトロポリタン歌劇場(メトロポリタン・オペラハウス Metropolitan Opera House)は1883年、オペラの公演劇場としてブロードウェイ番街の39丁目から40丁目、ガーメントディストリクト地区と呼ばれる場所に創設されました。

アメリカ自然史博物館の建設をも手掛けた建築家J・クリーブランド・キャディー(J. Cleaveland Cady)によって設計された建物は特徴的な黄色の外観をしていたため、当時は別名”The Yellow Brick Brewery(黄色のレンガ醸造所)”と呼ばれていました。移転後は”the old Met”という名で知られるこの旧メトロポリタン歌劇場は、座席数3,849を誇り、当時から世界最大級のオペラハウスとして世界中から注目されていました。

旧メトロポリタン歌劇場の内部の写真
ちなみに、この旧メトロポリタン歌劇場がブロードウェイ番街に登場したことをきっかけに、ブロードウェイにミュージカルの劇場街「シアター・ディストリクト(Theater District)」が形成され始めたと言われています。

その後、1892年の火災をきっかけに大規模な改装工事を経て、1966年にニューヨーク初の巨大芸術総合施設「リンカーン・センター(Lincoln Center for the Performing Arts)」内に、収容人数合計3,995名を擁する新メトロポリタン歌劇場として建てられました。旧メトロポリタン歌劇場は歴史的建造物として認められず、1967年に解体されましたが、現在もこの場所で伝統と歴史を守り続けています。

1966年に開館した新メトロポリタン・オペラハウス

新メトロポリタン歌劇場としてリンカーンセンター内に登場したオペラハウスは、会館5ヶ月前の1966年4月11日に関係者を招いてジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini)によるオペラ「西部の娘(La Fanciulla del West)」を試演、1966年9月16日にサミュエル・バーバー作のオペラ「アントニーとクレオパトラ (Antony and Cleopatra)」とともに正式にオープンしました。

創設から数年は、全ての演目をイタリア語、ドイツ語、またその英訳上演など、公演言語の選択で迷走したりもしましたが、オーケストラの技術向上に徹底したメトロポリタン歌劇場は評価を受け、次第に昔の栄華を取り戻していきました。現在では豪華な舞台と世界各国の優れた才能を持つ歌手、指揮者、作曲家、オーケストラ奏者、演出家、デザイナー、振付家、ダンサーが集まる芸術の発祥地として世界から注目を浴びる場所となっています。

メトロポリタン歌劇場の芸術

メトロポリタン・オペラの本拠地として

その名の通り、メトロポリタン歌劇場は、北米最大のクラシックオペラ歌劇団「メトロポリタン・オペラ(Metropolitan Opera)」の本拠地となっています。

通称「メット(MET)」の愛称で親しまれるいるこのメトロポリタン・オペラの始まりは、オペラハウス「アカデミー・オブ・ミュージック(Academy of Music)」の跡を継ぐために、1880年に設立されたことに端を発します。旧メトロポリタン歌劇場時代から本拠地として使用しているメトロポリタン・オペラは、毎年9月下旬から翌年5月の期間で、30演目ほどのオペラ作品を上演しています。

公演はレパートリー制を用いており、ブロードウェイミュージカルのような1つの演目を上演し続ける公演体制でなはく、専属の劇団がついた演目を日替わりで上演する運営形態となります。18世紀から20世紀のミニマリズム作品まで多岐に渡って公演を行うこの歌劇団の代表作として、「ラ・ボエーム」「椿姫」などのオペラ王道作品が挙げられます。

アメリカン・バレエ・シアターの本拠地として

オペラ演目がシーズン・オフの間、このオペラハウスでは、世界最高峰のバレエ団の1つである「アメリカン・バレエ・シアター(American Ballet Theatre)」の公演が春季限定(2ヶ月間)で開催されます。アメリカン・バレエ・シアターは、 同じくリンカーンセンター内にあるディヴィッド・H・コーク劇場に本拠地を置くニューヨーク・シティ・バレエ団(New York City Ballet)と並び、アメリカを代表するバレエ団です。

古典作品のすばらしさとモダンのエンターテインメント性が調和した演出が魅力的なこのバレエ団は、「世界一豪華なバレエ」と称されており、代表作には、「白鳥の湖(Swan Lake)」やチャイコフスキーの「眠れる森の美女 (The Sleeping Beauty)」などがあります。

メトロポリタン歌劇場の建築デザイン

妥協なしで作られた内装、舞台デザイン、舞台装置

国連事務局ビルなどを手がけた建築家ウォレス・ハリソン(Wallace Harrison)によって設計された収容人数3,995人(座席数3,800席と195名の立見)のメトロポリタン歌劇場は、全面ガラス張りの正面と白いトラバーチン大理石で覆われており、コンテンポラリーとモダンを融合させた豪華絢爛な建物です。

ちなみに、「コンテンポラリー」も「モダン」も、共に「現代的な」という意味ではありますが、「コンテンポラリー」は、「現代人のライフスタイルや嗜好に合わせた居心地の良さを優先したスタイル」であり、「モダン」は「それまでの既定の価値観を一新したような、これまでになく新しい」という違いがあります。

ロビーには、画家マルク・シャガール(Marc Chagall)の巨大な2枚の壁画や、アリスティド・マイヨールとヴィルヘルム・レームブルックらによる彫刻や著名なアーティストの肖像画が飾られています。

綺羅びやかな内装とともに特筆すべきは、最新技術を駆使した舞台装置と音響設備です。舞台上の上下に動くエレベーター式の2層式迫り(昇降装置が舞台の床の一部をくり抜いた部分に埋め込まれる舞台装置)や、前後左右に動くスライディングステージ、18メートルを擁する回り舞台や大道具、舞台幕、照明器具、そしてスピーカーを昇降させる電動吊り物バトンを103基も備え付けられており、ミュージカルよりも遥かに高い天井に響くオーケストラの生演奏と合わせて、迫力満点の演出が実現可能となっています。

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