ブロードウェイミュージカル「僕の名前はアッシャー・レヴ」のチケット購入

1950年代、ソ連でスターリンがユダヤ人に対して迫害政策行っていた時代。 ニューヨーク・ブルックリン区に住む厳格なユダヤ教の家庭に生まれたアッシャー・レヴは、 アートに驚くべき才能を持っていたが、宗教信仰が一番とされるユダヤ人地域の中にあっては彼のアートに対する気持ちは相反するもの。 彼らの間では、アーティストとは評価のされない者であり、神聖を汚す者として考えられていた。

特に、アッシャーの父親はアートに対して一切の理解を示さない人だった。 彼は地域のリーダー「ラビ」の為に世界中を駆け巡り、他のユダヤ人達にユダヤ教の教えを説くほどの熱心なユダヤ教徒。 そんな相反する父親と息子の間に入るのがアッシャーの母親。 夫の宗教熱心な活動を理解しつつも、過去に自分の兄弟が布教活動に殺されたこともあり精神的にショックを受けていた。 また、ユダヤ教の身であることを承知の上で、息子の絵描きとしての才能も信じていたのだった。

ある時、アッシャーはアートを深く学ぼうと美術館に通い始める。 彼は十字架の刑にされているヌードの人物画にとても興味を持ち、人物画のコピーを始めるが、 父親はアッシャーの描いた絵を見て大激怒。息子の才能を認めず、アートは馬鹿げているとののしる父親。 母親は息子か夫のどちらの味方すべきか分からず、2人の間で嘆くばかり…

そんな中、父親は次なる布教の場所ウィーンへ旅立つことになるが、絵の勉強を続けたいアッシャーは母親と共にブルックリンに留まることに。 父親が居ない間、アッシャーは宗教の勉強を止め、絵を描くことにさらにはまっていく。 その後徐々に彼の才能は受け入れられ始め、やっとのことで地域のリーダー「ラビ」から素晴らしい芸術家“ジェーコブ・カーン”の元で修行を積むことを許されるまでになるのだが・・・。