ミュージカル キングコング(King Kong)チケットと観劇レポート 第二弾

ミュージカル「キングコング(King Kong)」感想

前回、2018年11月4日にお届けした観劇レポートでは、ミュージカル「キングコング」を2階メザニン席から観劇した内容でしたが、今回は、一番キングコングを楽しめるおすすめの座席を徹底的に調査しました!今回は、1階オーケストラ席のセンター列という良席に当たったという事もあり、前回のレポートとは一味違う、ブロードウェイ・ミュージカル「キング・コング」の見どころ・感想などをご紹介します!

まだ前回のレポートを読んでいない方は、作品や見どころなどについて詳しく書かれている第一弾を読んでから本ページをご覧下さい!

ブロードウェイ劇場にて絶賛好演中のミュージカル「キング・コング」

体長6メートルの巨大パペット|キングコング(King Kong)

2018年10月5日から公演を開始したミュージカル「キングコング(King Kong)」
映画「キングコング」(1933年)では、ニューヨークを舞台に、キングコングがニューヨークの超高層ビル、エンパイアステートビル(86階)へ登り大暴れするシーンが有名です。ミュージカル版でも、映画版同様に巨大パペットが舞台上で大暴れしますので、その光景に衝撃を受けるかもしれません。

数値化すると、体長6メートル、重量900kgとなっておりますが、実際目の前にするとかなりの迫力です。それが走る、吠える、挙句の果てには、飛びます(笑)。こんなぶっ飛んだキングコングですが、ストーリーが分かりやすいという事で、英語が分からない方や、ミュージカル鑑賞が初めての方に一番おすすめしたい作品です。

ミュージカル「キング・コング」の見どころやストーリーなどについて詳しくは、下記の詳細ページをご覧ください。

キングコングはブロードウェイ劇場(Broadway Theatre)にて上演中

ブロードウェイ劇場(Broadway Theatre)

ブロードウェイ沿いにある「ブロードウェイ劇場」
ブロードウェイ通りの53丁目沿いに立つ、一際目立つ建物「ブロードウェイ劇場(Broadway Theatre)」は、劇場の外観がキングコングの顔で埋めつくされているため、一目でキングコングの劇場だという事が分かります。

私達が観劇しに行った日は、53丁目に沿って長蛇の列が並んでおり、なかなかの混雑状況でした。ちなみに、劇場から徒歩約1分のところにあるピザ屋「99 Cents Pizza」は、その名の通り、なんと99セント(1ドル以下)でピザを買うことができます!観劇前後でアツアツの格安ピザをお楽しみ頂けますよ。

住所:1681 Broadway, New York, NY 10019
900kgの巨大なキングコングが大暴れできるほどの広さを誇る、ブロードウェイ劇場の基本情報、歴史、建築スタイルなどについては、詳細ページをご覧下さい。

観劇前の楽しみ方|ブロードウェイ劇場の場合

バリエーション豊富なキング・コング公式グッズを見よう

基本的に黒を基調としたデザイン
まず、劇場に入って真っ先に目に付くのが、ミュージカル観劇の醍醐味でもある、公式グッズ売り場です。ブロードウェイ劇場では、1階と地下にグッズ売り場が設けられていますが、断然地下の売店の方が空いていて買いやすいです。

キングコングのグッズは通常のミュージカルに比べて、かなりバリエーション豊富で、Tシャツ、パーカーなどの売れ筋アイテム以外に、ボタンセット、靴下、帽子など、誰が買うんだ!?と思ってしまうほど、幅広いアパレル用品まで揃えられています。各グッズの料金は、T-シャツ($40)、パーカー($70)、マグカップ($20)と少しお高めです。

映画撮影スタジオのような最新の照明・音響設備

劇場版キング・コングの見どころは、ユニバーサルスタジオ顔負けのハイレベルな照明器具(豪華なシャンデリア、無数のスポットライト、レーザービーム)と、音響設備(アリーナで見るような巨大スピーカー)です。

舞台全体を占めるほどの巨大なキングコングが目玉であるこの本作品では、コングの息遣いが奥の方から聞こえてきたり、急に目の前に現れて大声で雄叫びを上げたりなど、3D音響と言わんばかりの最新サラウンドシステムが施されています(あまりにもリアルな音響と距離感にマジでビビります)。音響システムに興味のある方は、是非2階席まで上がって見に行ってほしいと思います。

※クリックして画像を拡大

キング・コング おすすめの座席

前回は2階席から観劇したわけですが、今回は1階席の中央列、しかも前から15列目と、かなりど真ん中の座席でご招待いただきました。初めてミュージカルをご覧になる方は「1階席の前の方が良い!」と思いがちですが、ミュージカルの演出や劇場の作りによって舞台の見え方が変わるため、全ての作品で1階席の前方が良いとは一概に言えません

例えば、ディズニー・ブロードウェイ作品「アラジン」「ライオンキング」「アナと雪の女王」の最前列から3~4列目くらいまでは、舞台に近すぎてキャストの足元が目線になってしまうことから、プレミアム席ではなく通常席として販売されています。しかし、舞台装飾が有名な「ウィキッド」や「キング・コング」の最前列は、プレミアム席として販売されています。

キング・コングを1階席のど真ん中から観劇した結果

チケット券面の見方:ORCHC N 109 の場合

1階オーケストラ席N列の109番(中央席)
Orchestra Center = 1階オーケストラ席 中央
N列(前から15列目)のシート番号109

今回ラッキーなことに、ご招待いただいた座席は、1階オーケストラ席のど真ん中でした。

ステージに近すぎず、遠すぎず、舞台全体を均一に見ることができる素晴らしい席でした。2階メザニン席の天井に丁度差し掛かからない位置なので、天井が遮らず、巨大なキング・コングの全貌が見える座席位置でした。ただ、1階席中央は前後の座席との斜面が低いため、前に背の高い人が座ってしまうと舞台が少し見えにくくなってしまうという欠点がありました。

キングコングの最前列がプレミアム指定な理由

最前列の様子
珍しくも、キング・コングでは、本来見にくいはずの最前列の座席がプレミア席となっています。理由としては、大迫力の巨大キングコングが目と鼻の先で暴れ回るのを見れる事。もう一つは、ちょっとネタバラシになりますが、劇中でキング・コングが舞台の前に出てきて観客を覗き込んで手を伸ばしたりするという、、最前列のお客様だけが楽しめる特典があるからです。

最前列の場合、舞台の壁が邪魔をするのではないかと気にされる方もいるかもしれませんが、この劇場の舞台は低く設置されているため、少し首を上げる感じにはなりますが、最前列でも十分に楽しむ事ができます。

2階フロントメザニン席との比較

2階フロントメザニン席からの舞台の見え方
1階席ではとことんキングコングに圧倒されるとお伝えしましたが、この作品では舞台全体を大きく使って物語が進行していくため、上から全体的に見渡せる2階フロントメザニン席もおすすめです。また、前述した最新の音響効果を味わうには、1階席よりも2階席の方が段違いで音を体感できるようになっています。

1階席の後方に座ると、2階席が天井のように覆いかぶさるので、暴れまわるコングが視界で追えないシーンもあったりします。しかし2階フロントメザニン席であれば爆音を体験しながら、コングの動きを端から端まで全体的に観れるので、より一層楽しめるかと思います。

前回の「キングコング」観劇レポートでは、2階メザニン席から観劇した感想や、舞台の見え方などをご紹介しています。上記に述べた座席と比較もできるので、是非読んでみて下さい。

ブロードウェイ劇場の座席の特徴|豆知識

ビル郡に囲まれたタイムズスクエアに位置するブロードウェイの劇場は、ほとんどが100年以上前に建築された建物であり、内装を改築することは出来ても建物自体の大きさを建て替えることができません。

そのため、各劇場内の座席は非常に狭く、人と人がすれ違うことができないほど圧縮されています。窮屈に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、これもブロードウェイ観劇の楽しみの一つとして是非体験してみてください。

また、公演後観客がはけるのを待つと、舞台上の照明が照らされ、キングコングの舞台の裏側などが見れる日もあります。

ミュージカル キング・コングを観た感想

映画では見ることのできない新しいキングコング

ブロードウェイ劇場のバーカウンターで販売されているキングコング特製ドリンク
「キングコング」のイメージといえば、巨大な怪獣、人間を脅かすモンスターなどを思い浮かぶ方が多いかと思います。

しかし、この作品を見て私が思ったことは、キングコングは本当は繊細な心の持ち主で、大切な人を守るため、自分よりも相手を最優先して思いやることの出来る心優しい動物なのだということです。

ロボットとは思えないほどの豊かな表情や動きをする巨大キング・コングは、映画を通して見るキングコングとはまったく別物で、新しいキングコングの姿を、生の舞台で見せてくれました。

注目すべき究極の裏方 10人のアクロバティック黒子

1トン近くある巨大パペットは、もちろん電子制御でリモコン操作されているのですが、基本的に遠隔操作されるのは胴体部分と顔の表情だけ。前足2本と後ろ足2本の地を這う動きは、黒子の手作業で賄われます。その作業というのも、動きに併せて瞬時にフックにワイヤーを掛け、力任せに黒子がワイヤーを引っぱるという、ザ・力仕事でした。

機械だけでは実現不可能なキング・コングの動きを舞台上で可能にさせる10人の黒子たち ある黒子はコングの背中に飛び乗り、1つの動作が終わったら、前足に飛び移って別の場所にフックを掛ける、といった具体で大忙し。これだけ聞くと力仕事を任されているただの黒子ですが、ブロードウェイの黒子はひと味違います。

ワイヤーを仕掛けたと思ったらアクロバティックに飛んで、次の作業をこなす。作業と作業の間に踊る、歌う。タイミングを合わせ、特定のフックに引っ掛け、コングの動きに合わせてワイヤーを引き上げ、はたまた自分の腕でコングの前足を持ち上げて…。この一連の作業をこなしながら、パフォーマンスするという神業を目の当たりにした後、カーテンコールでスタンディングオベーションになるのは当然だと思いました。

観劇後の楽しみ方!キャストの出待ちを体験しよう

とってもフレンドリーなキング・コングのキャストメンバー

ミュージカル公演終了後は、観劇レポートの恒例行事といっても過言ではない、キャストの出待ちタイムです!ブロードウェイ劇場は、正面玄関の他に53丁目側に1箇所のみ関係者専用入り口があるので、簡単に出待ちポイントを見つけることができます。

続々とキャストの方が出てきて、お待ちかね、冒険家の映画監督カール・デナム役のエリック・ウィリアム・モリス(Eric William Morris)とアン・ダロウ役のクリスティアーニ・ピッツ(Christiani Pitts)にサインと写真をいただきました。(※キング・コングのキャストの皆さんはペンを持参していましたので、劇場で配布される冊子”Paly Bill”を必ず持っていきましょう!)

毎回出待ちをして思うことは、ブロードウェイのキャストの方は全員愛想が良く、とってもフレンドリーだなということ。ブロードウェイの大スターを間近で見ることができる絶好のチャンスを、是非体験してみてください!

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