ミュージカル ライオンキング(The Lion King)チケットと観劇レポート 第二弾

ミュージカル「ライオンキング」感想

こんにちは!ここ最近、「ムーラン・ルージュ」など、大人向けの作品ばかりを観劇しているスタッフの池田です。
今回は、趣向が大きく違う、定番ミュージカル「ライオンキング」に招待されましたので、レポートしたいと思います。
感想を一言で言えば、世代性別を問わずに楽しめる作品で、まさに子ども連れの方にピッタリの作品だと思います。
あっとブロードウェイの別のスタッフが1年半ほど前に観劇したレポートも参考にしながら、「お子様連れ」をキーワードに、長年愛され続ける本作品の魅力をお伝えします!

前回の観劇レポートではあらすじ、見どころ、観劇を楽しむポイントなど、本作品についてより詳しく解説しています。まだ読まれていない方は、本ページを読まれる前に是非読んでみて下さい。

ライオンキング(The Lion King)について

ミンスコフ劇場にて上演中のライオンキング
1997年に初演を迎えたミュージカル「ライオンキング」は、他のディズニー演目(アラジン、フローズン)の中でも1番の古株で、今日のブロードウェイで公演されている全ての作品と比べても「オペラ座の怪人」「シカゴ」に次ぐロングラン作品となっています。

また、国境を超えて、日本でも劇団四季が公演しており、公演回数1万回を突破している大人気作品です。「ア--エンヤー」で始まる歌「Circle of life」や主人公シンバの成長する姿など、人種など全てを超えて愛されているのが本作品の魅力を物語っています。

ミュージカル「ライオンキング」のあらすじ、見どころ、登場人物(キャスト)などについて、詳しくは詳細ページをご拝読下さい。

ライオンキングの「実写版」と「ミュージカル版」を比較

ディズニーは270億円以上の制作費を投じて、初めてライオンキングの実写化に乗り出しました。2019年に公開されたこの「実写映画版」は、主題歌と声優(ナラ役)にビヨンセを起用するなどして、興行収入1,700億円を超える世界的大ヒットとなリました。「ブロードウェイミュージカル版」と「実写版」を比べてみた結果、動物達の喜怒哀楽が分かりやすいという点において、ミュージカル版の方が個人的には好きでした。

ミュージカル版「ライオンキング」で、名曲「Circle of the life」が歌われる場面
実写版は主役である動物達がとにかくリアル(動物そのまま)です。このリアルさが好きな方も多いかもしれませんが、その分、パッと見ただけで分かる、誇張された顔の表情や、全身を使ったリアクションなどはありません。

一方、ミュージカル版では動物の衣装を身にまとった「人間」が、パペットを大きく動かすと共に、喜怒哀楽をこれでもかと言うほど分かりやすく表現していました。
表情豊かで、各動物の特徴が強調されているという点では、「ミュージカル版」は「アニメ版」に近いと感じました。

ライオンキングの公演劇場:ミンスコフ劇場

ミンスコフ劇場(Minskoff Theatre)

2006年にライオン・キング仕様に生まれ変わったミンスコフ劇場(Minskoff Theatre)
ライオンキングが上演されているミンスコフ劇場は、「シアター・ディストリクト」と呼ばれるブロードウェイ劇場街のど真ん中に位置しており、他のディズニー2演目(アラジンとフローズン)の劇場も徒歩数分の場所にあります。

劇場街のど真ん中だけあって、観光に適したホテルが多く、劇場の目の前にはマリオットマーキースホテル、徒歩10分ほどで日本人の旅行者が最も利用しているニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウンがあります。
お子様を連れて観劇する際に気になる治安ですが、この辺は夜中を過ぎても人通りが多く、徒歩15~20分圏内であれば徒歩で帰るにも全く問題はありません。

住所:200 W 45th St, New York, NY 10036

ミンスコフ劇場の座席表、劇場の特徴などについて詳しくは劇場詳細ページをご覧下さい。

ミンスコフ劇場のインスタ映えスポット

前回の観劇レポートと内容が被ってしまいますが、ミンスコフシアター内にはたくさんの写真撮影スポットがあります。客席へ向かうエスカレーターの上方にあるムサファの象や、また実際に利用されていた衣装など様々です。

そしてこれは劇団四季の劇場にも用意されているようですが、記念撮影専用のシンバのぬいぐるみも用意されています(3枚目の写真)。少し早めに会場に入られて、じっくり劇場自体を見学される事をお勧め致します。

※クリックして画像を拡大

劇場でしか手に入らないライオン・キングのグッズ

アラジン、フローズンの他のディズニー演目にも共通していますが、ライオンキングの公式グッズ売り場はとても充実しています。ムサファの象のエレベーターを上がった左側に公式グッズ売り場があり、10メートル四方程の売り場の中には、Tシャツ($35~)からぬいぐるみ($20~)、マグカップ($22~)までありとあらゆる商品が並んでいます。せっかく劇場まで足を運んだので、お気に入りのお土産を見つけてください。

※クリックして画像を拡大

劇場周辺で子供を連れていけるおすすめスポット

ここでは、ミュージカルの観劇前後でお子様と一緒に立ち寄れる遊び場とお店を紹介します。

ニューヨークチーズケーキが有名なファミリーレストラン「ジュニアーズ(Junior's)」

子供が大好きなチーズケーキ: ジュニアーズ(Junior’s Restaurant)

ミンスコフ劇場のすぐ隣(徒歩30秒!)の場所に、ブルックリン発の超有名NYチーズケーキ専門店「ジュニアーズ」があります。
日本人でも食べやすい甘さの濃厚チーズケーキ(プレーン味がお勧め!)が有名ですが、レストランも併設されていて、アメリカらしい食事を家族揃ってランチ・ディナーの両方でご利用可能です。
ディズニーストア

ブロードウェイのディズニーストア(Disney Store)

ミンスコフ劇場から道を渡ってすぐの場所に、お土産探しで絶対にはずせないディズニーストアがあります。
こちらの店舗は特に品揃えが豊富で、NY限定商品などもたくさんあり、スタッフの親切な対応も評判のフラッグシップ店となっています。
お子様が遊ぶことの出来るゲームセンター「Dave & Buster's」

親子一緒に遊べるゲームセンター:Dave & Buster’s

ミンスコフ劇場から、徒歩4分の場所にあるゲームセンター「Dave & Buster’s」は、日本と同じようにシューティングゲームやUFOキャッチャーなど、様々なゲーム台が並んでいて、お子様が夢中になる事間違いなしのスポットです。
ちなみに敷地内にはバーも併設されており、日本では中々ありえませんが、お酒を飲みながらゲームをする事もできます。

子供を連れて観れるミュージカル

フローズン観劇レポート、またアラジンの観劇レポートの際に詳しく紹介した、お子様を連れての観劇についてまた触れておきます。

ブロードウェイミュージカルの年齢制限

ディズニーブロードウェイミュージカルの推奨年齢は8歳以上とされていますが、規制があるわけでは無く、入場の際に年齢確認もないので、基本的には8歳以下でも入場可能です。大切なのは途中休憩を挟んだ2時間半程の公演中、静かに座っていられるかどうかです。実際、会場には5歳~小学生くらいのお子様を多く見かけました。

本作品は他のディズニー演目であるアラジン、フローズンよりも映画に忠実で、また難しいセリフもなく視覚的に楽しめる作品なので、お子様を連れて観劇するには最高の演目です。
以下の3つのルールを守って、楽しい親子揃っての観劇にしましょう!

子供連れでミュージカル観劇する際の3つの注意点

①「子供料金」は存在しません。年齢に関わらず、大人と同じ料金が必要となります。
「膝上鑑賞」は不可!係員に頼めば、子供用のクッション?をもらえます。
③ 子供が騒いだりしてしまうと、保護者と一緒に一時退席を指示される場合があります

今回の座席はココでした

チケット券面の見方:ORCHR V 12 の場合

ミンスコフ劇場 オーケストラ席V列12番から実際にステージを観た様子
Orchestra Right = 1階オーケストラ席 右側
V列(前から21列目)のシート番号12(通路から6席目)


招待をして頂いた手前、もちろん贅沢は良いませんが1階席の後方の端ということもあって、ステージが一部見切れてしまいました。
しかし、途中休憩の時間に2階メザニン席や、1階席を散策した結果、この座席部分だけが見切れているだけで、他の座席はどこの座席を取ってもステージ全体が見渡せました。 特に2階席は縦に短い作りとなっているので、後方でもステージとの距離を感じる事はありません。

ライオンキング観劇後の感想まとめ

子連れには一番おすすめ!と称されるライオン・キングは、チケットがほぼ連日完売、また料金も一向に下がる事無く、20年以上、人気を博してきました。
今回、何がそこまで人気なのが、どうして親子連れにおすすめなのか、理由を突き止めることを頭に置きながら観劇したところ、沢山の魅力が見えてきたので、ここにご紹介いたします!

ミュージカル「ライオン・キング」のカーテンコールの様子
小さなお子様連れでミュージカルを見ようとする時、「観ている間おとなしくしてくれるか」「最後までちゃんと観られるかどうか」など、まず心配されるかと思います。

そんな心配を解決してくれるのが我らがディズニーミュージカル!特にライオンキングは、明るい楽曲が大きな音で流れ(曲の間はちょっとグズってもバレない)、客席を巻き込んで笑いを取り(ガヤガヤしてる時間が多い)、終いには客席にキャストが降りてきたり(子供が飽きない)、心配無用です。劇中は(シリアスな場面以外は)完全に静かにしていないとダメ!という雰囲気ではなく、キャラクターが登場するシーンや、笑わせる場面では会場全体が大きな声で手を叩いて笑います。

賑やかな活気あるアメリカらしい劇場の雰囲気と、ディズニーならではの親近感あふれるキャラクター達が、小さなお子様連れでも楽しめてしまう秘訣です!

衣装、舞台セットの工夫により、英語がわからなくても観やすい

ズバリ、英語が苦手な方には一番おすすめの作品です。
強い者は派手な衣装、悪者は薄暗い色の衣装と、衣装を見ただけでキャラクター同士の関係性がわかり安く、有名な「崖」のシーンも、ハイエナの不気味な住処も、舞台の上でここまで再現出来るのか、と驚くほど見事に再現されていました。

なんなら、冒頭で「ア--エンヤー」と歌い出す「猿のラフィキ」は、英語でもない独自の言葉で話しますが、何を言いたいのか何となくわかりますし、アクションだけでしっかりと笑いも取っていました。

子供向けだけど子供だましでない「感動」がある

どれだけお子様連れの方に楽しんでいただけるかをここまで書きましたが、ディズニーの良い所は決して子供だましではない所。今回ライオンキングを見て、改めてこの作品は「親子の絆」を大きなテーマにした年齢問わずの感動ストーリーだと思いました。

紆余曲折を経て、立派なリーダーへと成長した「シンバ」の姿には誰もが感動
姉妹の絆、夫婦の絆、友との絆など、絆に焦点を当てたブロードウェイの作品を沢山見てきた中で、今回、「親子の絆」には他に変えられない特別な強さがあるなと思いました。

父・ムサファは、危険な行動に出た息子(シンバ)をこっぴどく叱り、また死後も「ハクナ・マタタ(くよくよするな)」と歌いながらすっかり怠け者になってしまった息子のケツを叩く役目を果たしています。シンバは、そんな叱ってばかりの父の言うことはまっすぐに受け止め、行動に移します。

この信頼関係こそが、お互いに代わりが誰1人としていない、親子ならでは絆だと感じました。幼いシンバが「父さんみたいに怖いもの知らずになりたいのに」とぼやいた時、ムファサが言い放った「怖いものはある。お前を失うことだ」という言葉には、切っても切れない強い愛情を感じました。自分の父親もこう思ってくれているのだろうか、と思うと胸がきゅっとなりました。

ライオンキングを家族揃って観る理由

はるばる遠い日本から12時間以上かけてニューヨークに来たからには、1つくらいミュージカルを観たい!と思うのですが、「家族みんな揃って…」と考えると、一気にハードルが上がってしまうかと思います。そんな上がってしまったハードルはディズニーの魔法が一気に下げてくれる訳ですが、特にライオンキングは文字通り大人も子供も楽しめる、「ドキドキ + わくわく + 感動」が詰まった演目です。何よりも言葉いらずで楽しめて、視覚的にストーリーが理解できるので見ていて飽きません。

あなたも是非、家族みんなで並んで座り、ミュージカルの本場の熱気と感動を体感して下さい。そして、子供のシンバが成長していく姿をみんなで見守って下さい。舞台の熱気にみんなで興奮しながらも、お父さんお母さんと子どもたちでは、きっと違った目線でこの感動の物語を体験できるはずです。ミュージカルの後は家族みんなでライオンキングの話で持ち切りになること間違いなしです!

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