見どころ
トッツィーの見どころポイント
ダスティン・ホフマンの見事な女装と迫力のある演技

物語の裏に隠されたフェミニズムのメッセージ
コメディー作品でしかないように思われがちですが、実は、「フェミニズム」(女性の地位向上と権利獲得を求める運動)の要素がたっぷり。男女同権はもちろん、女性の社会的・政治的・経済的の地位向上を目指す思想をこのミュージカルで体感できます。今回、2019年度トニー賞でミュージカル作品賞を含む計11部門でノミネートを果たしている本作品ですが、現代の社会で活躍する強くたくましい女性像を主人公に反映させており、時代とともに変化しているフェミニズムが上手く投影されている事が高く評価されています。
基本情報
トッツィーのインフォメーション
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あらすじ
トッツィーのあらすじ

そこで、俳優として活動をする40歳のマイケル・ドーシーは、一流俳優を目指すも、自分の演技へのこだわりから、どの作品に演出しても演出家と揉め、業界では厄介者として有名だった。そんな彼は勿論、俳優一本では生計を立てることができず、新人役者に演技指導をしたり、飲食店でウエイターとして働き生活をしていた。
そんなある日、マイケルの教え子である女優のサンディ・レスターが、病院が舞台の昼ドラマのオーディションを受けたいとマイケルに相談する。マイケルは必死に演技指導を行ったが、サンディはオーディションに落ちてしまった。納得のいかないマイケルは、プロデューサーに文句を言いに行くが、全く相手にしてもらえない。
頭に来たマイケルは、翌日、女装をして“ドロシー・マイケルズ” として同じオーディションの会場に乗り込んだ。結果はなんと合格。会場すべての人間がマイケルを女性だと思い込み、さらに、そこで出会った看護師役のジュリー・ニコルズにひとめぼれしてしまったマイケルは、女装のまま撮影に臨むことになった。
ドラマは問題なく公開され、マイケルは “ドロシー・マイケルズ”として大人気スターになってしまう。しかし、どうしてもジュリーへの気持ちを諦めきれないマイケルは、自分が女だと完全に信じ切っているジュリーに、本当は男だと打ち明けたくなりる。しかし、ジュリーの父レス・ニコルズやドラマの医師役のジョン・ヴァン・ホーンに告白されたり、家に押しかけられたりと、なかなか女装ドロシーの存在を断ち切る事ができなかった。
女装の生活に限界がきたマイケルは、超人気番組となったドラマの公開生放送で自分の本来の姿を打ち明けることを計画する。果たして、生放送での暴露の結末は、ジュリーとの関係の行く末はいかに・・・。
動画
トッツィーの動画
ブロードウェイミュージカル「トッツィー」のプロモーション動画です。女性のあり方を表現している様子をご覧頂けます。
裏ネタ・FAQ
ミュージカル・トッツィーの豆知識
題名「トッツィー(Tootsie)」の意味は「かわいこちゃん」
1982年に公開された映画「トッツィー(Tootsie)」は、アカデミー賞受賞経験のあるダスティン・ホフマン(Dustin Hoffman)が女装で主演を演じ、話題になったアメリカを代表するコメディ映画です。当時演技派で知られていたダスティン・ホフマンの女装役での登場と、女装したまま大スターになってしまうという王道のアメリカン・コメディは、全米で大ヒットしました。
また、本作品で看護師役ジュリー・ニコルズを努めた女優ジェシカ・フィリーズ・ラング(Jessica Phyllis Lange)は、アカデミー助演女優賞を受賞しました。ちなみに、本作品の題名「Tootsie」の意味は、「お嬢さん」「かわいこちゃん」を指し、親しみを込めて女性に呼びかける時に使う言葉です。
本作品で「サンティノ・フォンタナ」はトニー賞主演男優賞に輝く
今回このパンチの効いた女装の主役ドロシー役に、映画「アナと雪の女王(FROZEN)」でハンス王子の声優を務めたサンティノ・フォンタナ(Santino Fontana)が大抜擢されました。彼は今までに、2009年公開の「シンデレラ(Cinderella)」で、トニー賞ミュージカル主演男優賞にノミネートされました事はありましが、本作品での男女を行き来する演技が評価され、第73回トニー賞にて、主演男優賞を受賞しました。彼の演技にぜひとも注目してみて下さい。
ミュージカル「バンドビジット」の作曲家や「キンキーブーツ」の演出家も参加
2018年9月11日~10月14日のシカゴでの1ヶ月プレビュー公演を経て、2019年春からブロードウェイ公開となる今作品は、トニー賞ノミネート作品「バンド・ビジット」の作曲家と「キンキー・ブーツ」のデザイナー、「キス・ミー・ケイト」の演出家などが揃って制作に加わりました。
本作品の作詞・作曲を担当するデイビット・ヤズベック(David Yazbek)は、現在ブロードウェイにて絶賛公演中の2018年トニー賞ミュージカル作品賞受賞作品「バンドビジット(The Band’s Visit)」の作曲を務め、見事オリジナル楽曲賞を受賞した著作家です。さらに、過去には、2005年公開の「Dirty Rotten Scoundrels」でオリジナル楽曲賞ノミネート、2011年公開の「Women on the Verge of a Nervous Breakdown」でもオリジナル楽曲賞をノミネートした経験の持ち主です。
有名な演出家も参加する作品「トッツィー」
舞台演出を担当するデイビット・ロックウェル(David Rockwell)は、建築家兼デザイナーとして活動をする一方、映画「キューティ・ブロンド」や、今までに20作品以上のミュージカルの舞台装飾を行っているベテラン演出家です。
彼の優秀なキャリアとして、2003年公開の「ヘアスプレー(Hairspray)」でトニー賞演劇装置デザイン賞ノミネート、2013年公開の「キンキーブーツ(Kinky Boots)」でトニー賞ミュージカル装置デザイン賞ノミネート、同じく「Lucky Guy」でトニー賞演劇装置デザイン賞ノミネート、2015年公開の「オン・ザ・トゥエンティース・センチュリー (On the Twentieth Century)」でトニー賞ミュージカル装置デザイン賞ノミネート、2016年公開の「She Loves Me」でトニー賞ミュージカル装置デザイン賞受賞などが挙げられます。
さらに、演出を担当するスコット・エリス(Scott Ellis)は、過去に8回(第48回、第51回、第52回、第59回、第61回、第67回、第69回、第70回)のトニー賞ノミネート経験の保持者で、2019年2月14日に公演開始予定の新作ミュージカル「キス・ミー・ケイト(Kiss Me, Kate)」でも演出を担当しました。
衣装を担当したウィリアム・アイヴィ・ロング(William Ivey Long)は、ブロードウェイ界の大御所ともいえる人物で、関わった作品は現在までに、オン・ブロードウェイとオン・ブロードウェイ合わせて約110作品以上を誇り、なんとトニー賞6度受賞、14度ノミネート経験があります。
代表作品は、1996年公開の「シカゴ(Chicago)」でトニー賞衣装デザイン賞ノミネート、1996年公開の「キャバレー(CABARET)」でトニー賞衣装デザイン賞ノミネート、2001年公開の「プロデューサーズ(The Producers)」でトニー賞衣装デザイン賞受賞、2009年公開の「シンデレラ(Cinderella)」でトニー賞衣装デザイン賞受賞などが挙げられます。
トッツィーのFAQ(よくある質問)
トッツィー(ブロードウェイミュージカル)のチケットは、当日でも購入できますか?
はい、当日でも弊社の購入ページよりオンラインで割引チケットをご購入頂けます。トッツィーのチケットの詳細を表示。
トッツィー(ブロードウェイミュージカル)のチケットの料金はどれくらいですか?
ブロードウェイミュージカル「トッツィー」の料金は、弊社の割引チケットで$69からご購入頂けます。トッツィーのチケットの詳細を表示。
トッツィー(ブロードウェイミュージカル)の歌や会話の英語はどれくらい難しいですか?
ミュージカル トッツィーは、やや英語のレベルが高い作品です。あらすじをよく読んでからの観劇をおすすめします。トッツィー以外のおすすめの作品についてはブロードウェイミュージカルの選び方ガイドをご参照下さい。ニューヨークの数あるミュージカルの中からお好みの作品がきっと見つかります。
トッツィー(ブロードウェイミュージカル)のストーリーやあらすじはありますか?
ブロードウェイミュージカル「トッツィー」のあらすじは、トッツィーのあらすじ・ストーリーの欄で案内しています。こちらを読んでおけばストーリーやあらすじが頭の中に簡単に入ります。
口コミ・評価
きみしげ様からの口コミ:
ダスティン・ホフマンの大ファンだったので迷わず見に行きましたが、終演する前に間に合ってよかった! また映画とは違う感じで面白かったのですが、主演の人の歌が上手なこと・・(当たり前でしょうが・・・) 女性の声と男性の声の間みたいなトーンでおもしろかったです。ちょっと笑いについていけなかった所がありますが、いろんな意味でちょうどよいミュージカルだったと思います。ありがとうございました!
2019年11月19日
マイコンピュータ様からの口コミ:
友達に勧められて見てきました。NY在住なので、ミュージカルはたまーに見ますが、久しぶりにお腹を抱えて笑いました。何とも主人公の方の綺麗な笑顔にちょっと不思議な気持ちになってしまいました笑。太いオペラでも歌えそうな声だけど、高いファルセットまで完全に歌いこなしていました。ネオン街の舞台セットで、昔のニューヨークの町並みが出てくるところは何か昔を思い出して良かったです。
2019年10月19日
けんちさ 様からの口コミ:
映画を見ないまま見ましたが、見るからにガタイの良い男性が女装していたので、完全コメディでした。ただ、歌うととんでもない声で歌い出すので、そこは本物のブロードウェイ俳優がやってる感がありました。今回の旅行中で1つでもミュージカルを見ようと、ギリギリまで悩んで取ったチケットでしたが、まぁこの作品じゃなくても良かったかなって感じなのが正直なところです。音楽はなかなか良かったと、素人ながらに思いました。
2019年10月8日
shunsuke 様からの口コミ:
来月にNY旅行が決定しましたのでこちらでチケットを購入させていただきました。トニー賞でも何かと話題になっていたので王道ミュージカルではなく挑戦してみました!コメディだと思っていますが、どんな演出が待っているのか期待が高まります。楽しみです!
2019年9月24日
3時のおやつ様からの口コミ:
主役の歌が本当に上手かった!英語が心配でしたが、ストーリーを知っていれば、存分に楽しめると思います!
2019年7月13日
ブロードウェイミュージカル一覧
あっとブロードウェイで購入頂けるミュージカルのチケットと、過去に販売していたチケット一覧です。
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