新着レポ:ブロードウェイミュージカル「キングコング」

ブロードウェイミュージカル「キングコング」

ハリウッドが誇る人気モンスター「キングコング」が、2013年オーストラリアのメルボルンでの初上演を経て、ついにニューヨーク・ブロードウェイに登場します。2018年10月5日にプレビュー公演が決定したミュージカル「キングコング」の最新情報を発信します。

ミュージカル版 キングコング舞台化にあたって

ミュージカル版「キングコング(King Kong)」は1933年に公開された映画「King Kong(キングコング)」を元に制作しています。同作品は世界中で大ヒットし、1933年から現在まで約8回に及ぶシリーズの映画や漫画、テーマパーク、ミュージカルなど様々な分野で影響を与え、世界で有名なモンスターキャラクターの1つとして愛されています。日本でも映画「キングコング対ゴジラ」で登場し、親しみのあるモンスターとして人気ですが、巨大なキングコングを一体どのような形で舞台に登場させるのでしょうか。

公演日が発表されるも、舞台のリハーサルの様子、構成、キャストについて公開しておらず、謎に包まれているミュージカル「キングコング」の、2013年オーストラリアのメルボルン公演を、まずは動画で覗いてみましょう!

動画をご覧いただいて分かるように、舞台上でも映画に出てくる巨大なキングコングを再現しており、体長6メートル、重量1.1トンにもなる巨大なロボットが登上します。今回ブロードウェイでの舞台化が決定し、オーストラリア・メルボルン公演からまったく異なる新しい豪華制作チームによって発表されたミュージカル「キングコング」ですが、実は、メルボルン公演当初、2014年にはニューヨーク・ブロードウェイにて開幕する予定でした。

しかし、2013年メルボルン公演終了後、舞台上での巨大キングコングの演出をさらに原作に近づけて身体の動きや顔の表情をより忠実に再現するため、ロボットの細かい構造を見直す事になり、公演を遅らせる事になりました。

そして、今季から開幕が決定し、パワーアップしたキングコングは、舞台制作会社グローバル・クリーチャーズ(Global Creatures)による、世界屈指のアニマトロニクス(自然な動きをするロボットの製作技術)を使用、メルボルン公演と同様に、なんと数人がかりで等身大のキングコングを操るパペット技術(人形劇などで使われる操り人形技術)で演じます。最新技術と人間の手によるキングコングの繊細な動きと魅せる豊かな表情に注目です!

最新制作スタッフ情報

ブロードウェイ版ミュージカル「キングコング」は、現在キャスト情報を発表していませんが、作品を手がける制作スタッフを一部ご紹介します。

脚本:ジャック・ソーン(Jack Thorne)

脚本を務めるのは、イギリスとアメリカのミュージカル、テレビ番組、ラジオ、映画の多分野で活躍する脚本家ジャック・ソーン(Jack Thorne)です。2017年にロンドンのウエスト・エンドで公演された「クリスマス・キャロル(A Christmas Carol)」で脚本を務め、2018年春から公演を開始する「ハリーポッターと呪いの子」では共同脚本執筆を務めたことで一躍有名になりました。また、2019年公開予定の人気SF映画「スター・ウォーズ エピソード9」の脚本の手直しをするなど、現在人気急上昇中の大人気脚本家です。

制作:ロイ・ファーマン(Roy Furman)

制作を務めるのは、数々のトニー賞受賞作品を制作してきたロイ・ファーマン(Roy Furman)です。彼は今までに約90作品のミュージカルを手がけており、代表作として「ハロー・ドーリー!」や「ディアー・エヴァン・ハンセン」や「キャッツ」など、大ヒットミュージック作品を輩出しています。

作曲:マリウス・デ ヴリーズ(Marius de Vries)

作曲を務めるのは、イギリス出身の音楽制作者マリウス・デ ヴリーズ(Marius de Vries)が担当します。彼は、過去にグラミー賞やアカデミー賞受賞の経験がある上、世界の歌姫マドンナの作曲や映画「ラ・ラ・ランド」や「ロミオ&ジュリエット」など大ヒット映画の音楽を手がける大物プロデューサーです。

ミュージカル「キングコング」が魅せるニューヨークの歴史

1933年初版の映画「キングコング(king kong)」 ミュージカルの原作となる初版映画「キングコング」が作成された1933年代のアメリカは、世界大恐慌後の経済的世情不安の時期で、その大恐慌の影が映画に色濃く表現されています。キングコングの存在はそんな薄暗い世間の姿を表して作られたモンスターとして有名ですが、ミュージカル「キングコング」の演出は、当時のニューヨークの華やかな雰囲気の部分と不況に悩む人々の姿が反映された作品となっています。

映画の舞台となった現地ニューヨークで魅せるキングコングの舞台は、そんな時代の流れや人々の移り変わりを感じ取れることができるのではないでしょうか。

King Kongの公演会場|ブロードウェイ劇場 (Broadway Theatre)

1924年12月25日に開業した53丁目のブロードウェイ沿いにある劇場。 1924年12月25日に開業した53丁目のブロードウェイ沿いにある劇場。 ブロードウェイ劇場は、映画産業ビジネスで成功したベンジャミン・モスにより、創業当初は「B. S. Moss’s Colony」という名で、映画館と小劇場のボードビルの公演会場として設立されました。

当時の映画館としては規模の大きかったこの映画館では、世界で初めてミッキーマウスの映画「Walt Disney’s Steamboat Willie (蒸気船ウィリー)」の短編映画が上映され、ニューヨークで一躍人気の映画館としてのし上がります。1930年にブロードウェイ最大の劇場運営会社「 シューベルト・オーガニゼーション(The Shubert Organization)」に買収され、現在までに数多くの大ヒット作品を生み出しています。

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