ミュージカル ライオンキング(The Lion King)チケットと観劇レポート 第一弾

ミュージカル「ライオンキング」感想

こんにちは!あっとブロードウェイスタッフの水木です。
何と気がつけば、大人気ミュージカル「ライオン・キング」を観ていないのは、あっとブロードウェイ社内で私だけ!という事に気づき、これはマズいと思って、すぐにチケットを購入して早速観てまいりました…!
ブロードウェイ・ミュージカルを語る上で、アラジン、ライオン・キング、シカゴ、オペラ座の怪人、は王道パターンと思っていた事もあり、ライオンキングは絶対に観ておきたかった作品でもあったので、今回は、本作品について私なりの見解や感想などをレポートしたいと思います。

ライオンキング(The Lion King)あらすじ

ミンスコフ劇場で公演されているライオン・キング

1997年に、現在アラジンが上演されているニュー・アムステルダム劇場で公演が始まってから、早21年。2006年に現在のミンスコフ劇場に移動してからも12年が経過しているブロードウェイを代表する大人気ミュージカルです。

サバンナ王国の王であるライオン ムファサと、その子供 シンバが仲睦まじく暮らしている中、ムファサの実の兄であるスカーは、ムファサを暗殺し国を乗っ取ってしまいます。父を亡くして、王国を飛び出したシンバは、過去を忘れようと、新しい友達と新たな環境で生活を始めることに。のんきな生活を送っている中、幼なじみのナラと偶然再開し、スカーが王国で暴れていることを耳にします。王国を守れるのはシンバしかいないということで、王国に戻ることを決心したシンバは、スカーと一対一の決闘に臨みます。

ミュージカル「ライオンキング」のあらすじ、見どころ、登場人物(キャスト)などについて、詳しくは詳細ページをご拝読下さい。

ミンスコフ劇場のみどころ紹介

多くのブロードウェイの劇場が、黄金時代である1900~1920年頃に建設されていますが、ミンスコフ劇場(Minskoff Theatre)建設されたのは1973年と、かなり新しい劇場という事になります。

ミンスコフ劇場(Minskoff Theatre)

ミンスコフ劇場(Minskoff Theatre)の入り口の様子
ウィキッドのガーシュイン劇場と同じように、2つの通りからアクセスが可能となっています。ミンスコフ劇場は、44th St と 45th Stが貫通しており、どちらからも劇場に入る事ができます。

修学旅行でニューヨークに来ている学生の団体とかは、この広いスペースで集まって団体入場したりできるので、団体入場に適した劇場となっています。

住所:200 W 45th St, New York, NY 10036

ミンスコフ劇場の座席表、劇場の特徴などについて詳しくは劇場詳細ページをご覧下さい。

ミンスコフ劇場のチケット窓口

ミンスコフ劇場のチケット窓口
ミンスコフ劇場のチケット窓口。向かって左側がチケット購入。右側がチケット交換(もしくはピックアップ)となります。バウチャーチケット(交換券)をお持ちの方は、列に並ぶ前に、先にチケットを交換する必要があるので要注意です。

今回は余裕を持って劇場に向かったつもりが、まさかの地下鉄が来ないというハプニングがあり、駅についてから猛ダッシュして開演10分前に到着しました。当日券はもう完売しているよ!と劇場側のスタッフが大声を上げていました。さすが、ライオンキング。。満席です!
ミンスコフ劇場の劇場は建物の2階
チケット交換したら、券面を入り口の係員に見せてバーコードをスキャンして入場します。この劇場の入り口はスペースが広くて係員も最低3人ほどでチケット確認をしているので、他の劇場と比べてスムーズに入場できますね。

入ってすぐ眼の前にあるエスカレーターを上がるのですが、エスカレーターの壁もライオン・キングならではのアフリカっぽい装飾が施されています。

必見!ムファサの像を見逃さないで

ミンスコフ劇場の名物ともいえる巨大なムファサの像
エスカレーターで2階に上がると、眼の前に飛び込む綺麗なホールウェイに目を奪われてしまうのですが、2階に上がり切る前に必ず後ろを振り返ってください

ミンスコフ劇場の名物ともいえる巨大なムファサの像があなたを見下ろしています。

観劇する品揃えの多さ!公式グッズは要チェック

とにかく公式グッズの種類の多さに驚きました!
今回はバタバタと急いでいたのでゆっくり見れませんが、本当であれば、最低30分はじっくり見たいお土産コーナーです。マグカップはもちろん、タオル、Tシャツやパーカーなど今まで観劇してきたミュージカルの中でも群を抜いて一番種類が豊富でした。黄色と黒を基調とした公式グッズはお土産にも喜ばれると思います。個人的には小さい頃のシンバのぬいぐるみが可愛かったのですが、$40とブロードウェイ価格でちょっと高いので断念…。お土産にはエコバック($10)がとてもおすすめです!

※クリックして画像を拡大

ガーシュウィン劇場の見どころポイント

まずは先程紹介した、上がってくる時のエスカレーターの上にあるムファサの像で写真を撮っていただきたいのですが、セルフィはちょっと難しいかもしれません。他にもミンスコフ劇場らしいインスタ映えするポイントをご紹介したいと思います。

ミンスコフ劇場から見えるタイムズ・スクエアの様子
ミンスコフ劇場は文字通り「タイムズ・スクエアのど真ん中」にありますので、2階から見えるタイムズ・スクエアの写真を背景に写真を撮りましょう。

こんな感じで、劇場ロビーの大きな窓ガラスから目の前に広がるニューヨークの繁華街が見渡せるようになっています。大通りはアラジンの劇場がある42丁目なのですが、こちらの45丁目通りの方が実際にタイムズ・スクエア(カウントダウンが行われる場所)に近いです。
実際に舞台で使用されている衣装
劇場のホールはとても広く、まさにコンサートホールのロビーという感じです。座席に着く前にこのロビーを是非散策していただきたいです。

敵役であるスカーの本物の衣装がこんな感じで展示されていましたので、ツーショット撮影はいかがでしょうか。ロビー階はちょっとした博物館みたいにもなっており、ライオン・キングの舞台化のための絵コンテ、デザインが、衣装などが他にもたくさん展示されています。

今回の座席はココでした

チケット券面の見方:FMEZZ E 107 の場合

2階メザニン席 前から5列目から見える舞台
Mezzanine = 2階メザニン席
E列(前から5列目)のシート番号107


ミンスコフ劇場は1階と2階の高さが他の劇場よりも高いと感じ、私が座った座席からは、正直舞台からちょっと遠く感じました。しかし、演者が2階席の通路側に現れたりと2階ならではの楽しみ方もあります。 

おすすめの座席はズバリ1階オーケストラ席の前方

2階メザニン席は、5列目でかなり前方だったのですが、想像していたよりも舞台が遠く感じた、というのが正直な感想です。舞台に駆け上がる演者達は1階席の通路をたくさん走ったりしていたのもあり、ちょっと羨ましくなってしまいました(2階席にもキャストが出てくるのですが、割合としては1階席の方が多かったです)。

あと、良くも悪くも、かなり天井の高い、ひたすら高さがある劇場となっているので、2階席だとちょっと響くもの、届くもの、に距離を感じるシーンがあり、シーンにもよりますが、メザニン席の場合だと後ろの方はちょっと迫力が感じられない部分もあるかもしれませんね。

ライオンキング 観劇後の感想まとめ

ロングランで、ブロードウェイミュージカル初心者にはまずこれ!というぐらい有名な作品なので、かなり自分の中でハードルを上げて今回の観劇に臨みました!

ライオン・キング フィナーレの様子
前半は、次々に知っているキャラクターが登場するので、どんな人がどんな格好で登場するか、という所に注目していたので、2階席よりも1階席の方が良かったかも…と、少し冷静になって、かつ残念な気持ちになってしまったのですが、ストーリーが進むに連れて、舞台の端から端まで使った演出が始まると、2階席から全体を見下ろす席も悪くない、という事に気づきました。

パペットを非常にうまく使い分けた動物の演出の衣装は、かなり動物の動きを研究して表現しているのだろうと思います。このあたりは1階席の前の方に座っていればもっと感じれたかもしれません。ステージの両側にマラカスやパーカッションなどの楽器を演奏するブースがあり、その中の様子は今回の席からよく見れたので、躍動感UPでした。

劇団四季のライオン・キングと比べてみた

けっこう前ですが、ニューヨークに来る前に、日本で劇団四季のライオン・キングを観た事を思い出しながら観ていましたが、何が違うのか、1つだけ感じた事があります。それは人種の差ですが、実際にアフリカ出身のキャストが演じている、という事は事前に知っていましたが、肌の色が違う、とか英語のアクセントが違う、とかではなくて、身長、体格が違う事によって、体を大きく使った動物の動きが全く違う、と思いました。

具体的に言うと、舞台を駆け回るシーンでは、姿勢を低くして走る歩幅の一歩一歩のダイナミックさが違いましたし、何より跳躍力が半端なかったです。軽やかに踊っているのですが、飛び跳ねたり、舞い上がったりする時のジャンプ力は並外れており、アンサンブルのキャストの体つきもドラゴンボールに出てきそうな体格でした。

子役にも注目したいライオン・キング

今回、個人的な用事もあり、あまり出待ちをする時間がないと思っていたのですが、せっかくなので、早い時間に出待ちして、会える人がいたら写真を撮ろうと思っていました。

インパクト大なドラゴンとオズの国の地図の装飾
1,700人修養のこの劇場からエスカレーターで一斉に劇場から出ていくので、2階席から外に出た時には既に劇場の外に長蛇の列がありました。しかし、10分も待たない間に、幼少期シンバを演じたレイモン・リードくんに会う事ができました。

とても可愛い笑顔でお客さんに挨拶していましたが、5分も経たない内にマネージャーらしき人と一緒に帰ってしまいました。

アラジンとライオン・キングどちらがおすすめ?

よく、アラジンかライオン・キングで迷う人がいますが、どちらも観てください、というのが正直なところです。ただ、4~5歳の小さいお子さんがいらっしゃる家族連れならライオン・キングですね!

どちらの作品もディズニーが推奨するのは6歳から、という事ですが、実際劇場に行けば、2~3歳の子供が膝上鑑賞しているのも見かけます。ただ、騒いだり泣いてしまうと退場になる事がありますので、ちょっと暗くなって怖いシーンが多いアラジンは小さいお子さんは苦手かもしれません。ライオン・キングの場合は、スカーとその手下のコヨーテが登場するシーンは怖い演出がありますが、コミカルな演出に切り替わったりするので、小さいお子さんにはライオン・キングがお勧めです!

別ページに他のスタッフが書いた「第二弾」の観劇レポートがあります。なぜライオンキングがお子様連れにおすすめなのか、人気の理由などより詳しく解説しておりますので、併せて是非お読み下さい。

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