ミュージカル ビートルジュース(Beetlejuice)チケットと観劇レポート第二弾

ミュージカル「ビートルジュース」感想

こんにちは、スタッフの藤井です。
最近ちょっとミュージカル観劇からアウェイな感じだったのですが、突然「今日チケット2枚余ってるけど、いる?」と取引先から連絡があり、早速ミュージカル「ビートルジュース」を観てきました。前回、スタッフ水木が観に行った「ビートルジュース」では、あらすじ、見どころなどを観劇レポートにまとめてくれています。前回の観劇レポートと被らないよう、ご紹介しておきますので、まだ前回のレポートを読まれていない方は、まずそちらを読んでから本ページをお読み下さい。

4月にお誘いを頂いた時は別のイベント参加のため行けなくて悔しい思いをしたので、今回は是非!と思ったのですが、連日の寝不足でちょっと腰が重いな…とあまり万全ではない状態で、招待チケットを2枚受け取りました。 他のスタッフと一緒に行く予定が、まさかのドタキャンでなんと一人で行く事に。 久しぶりの一人ミュージカル観劇となりましたが、思う存分楽しもうと思って劇場に足を運びました。

ビートルジュース(Beetlejuice)について

ウィンター・ガーデン劇場の入り口に掲げられている看板 「A Jow-Dropping Funhouse」(顎が落ちて外れるくらいに笑える場所)
年代がばっちりバレますが、自分が中学生の時に見た、大好きなティム・バートン監督の映画「ビートルジュース」は、今見ると相当しょぼいCG合成やパペット合成映画なのですが、特殊メイクやお化けのパペットの演出が、当時はとても斬新に感じた映画でした。

マイケル・キートン演じるビートル・ジュースは何とも強烈なキャラクターで、死んだばかりの夫婦をさんざん振り回して、あの世とこの世を行ったり来たり。ティム・バートンの世界観がたっぷり詰まったこの作品は、まずは是非一度、映画で見ていただければこのミュージカルをもっと楽しむ事ができると思います。

ミュージカルビートルジュースのあらすじ、見どころ、登場人物(キャスト)などについて、詳しくは詳細ページをご拝読下さい。

ビートルジュースはウィンター・ガーデン劇場で公演中

ウィンター・ガーデン劇場(Winter Garden Theatre)

1800年代末までは馬の交換所だった事でも有名なWinter Garden Theatre(ウィンター・ガーデン劇場)
1800年代末までは馬の交換所だった事でも有名なWinter Garden Theatre。ブロードウェイのど真ん中に位置する好立地が、貴族の馬車の交換などに好都合だったのでしょうか…。

自分がここに来たのは、それこそ今回ビートル・ジュース役で主役を演じるアレックス・ブライトマン(Alex Brightman)がスクール・オブ・ロックに出演していた2015年以来…。同じ劇場でまた彼を見れると思うとなかなか感慨深いです。

住所:1634 Broadway, New York, NY 10019

ウィンター・ガーデン劇場の座席表、劇場の特徴などについて詳しくは劇場詳細ページをご覧下さい。

ウィンター・ガーデン劇場内の雰囲気は全面ビートルジュース色

前回のスタッフ:水木のレポートと被ってしまうのですが、劇場内は全体がビートルジュース色に染まっていました。スモークがたかれていて、青と紫の怪しい照明でお化け屋敷のような演出となっていました。
こちらでは1階席の様子をぐるっと撮影してみましたので、ご覧ください。

※クリックして画像を拡大

劇場限定のビートルジュースグッズを手に入れる

こちらも前回の観劇レポートと被ってしまうのですが、劇場限定のオリジナルグッズを紹介します。
チケットを見せて劇場に入ってすぐ右側にまず小さいブースが1つあり、Tシャツ($30~)やマグネット($10)、エナメルピン($15)、缶バッジセット($15)、ノート($20)などの小物を中心に販売していました。

劇場内に入ると大きなバーがあるのですが、その隣には、キャップ($30)、フード付きパーカー($80)、靴下($25)などのアパレルグッズを中心に販売しています。パーカーはフードの中が白黒ボーダーになっていて、めちゃくちゃ気になりましたが、先週ソーホーで衝動買いをしてしまった私は今回はおとなしくしておりました…。

※クリックして画像を拡大

ビートルジュースは日本語の翻訳機レンタル可能!

翻訳機の端末が入ったラック
あっとブロードウェイでも何回か過去に取り上げた事がある翻訳機(Audio Trans(オーディオ・トランス)が、この劇場にもありました!

今回の大発見は、ビートルジュースの翻訳機は日本語とスペイン語に対応している!という事です。レンタルにはパスポートとクレジットカードが必要となりますが、けっこうアメリカン・ジョークが多かったり、登場人物が多くてストーリーの展開に追いついていけなさそう…と思われる方にはオススメです。

最新音響・映像機器が設置されていた

プロジェクトマッピング用に使われていると思われる特殊効果の機材
ちょっとネタバラシになりますが、このミュージカルでは、たくさんの特殊効果が使われています。風・水・火、いろんなものが舞台上を飛び交い、視覚的な仕掛けがたくさん。

フローズン(アナと雪の女王)顔負けのプロジェクトマッピングが使われていたり、なかなかお金がかかっています。舞台上の演出のために使われると思われるボードの横に、別の巨大PAが置かれていました。

今回の座席はココでした(前回より8列前!)

なんと、前回、別のスタッフが座った席のちょうど8列目の座席でした。やったった感アップ(笑)8列前になるとかなりステージに近いですね。

チケット券面 ORCHO K 5 の見方:

1階オーケストラ席 前から11列目(K列)シート番号5からの視界
Orchestra Odd = 1階オーケストラ席 奇数席
K列(前から11列目)のシート番号5(通路から3席目)

通路側から3席目なので、角度も付かず、非常に見やすかったです。
1階オーケストラ席 前から11列目(K列)シート番号5からの視界
ウィンター・ガーデン劇場はオーケストラ席は特にですが、傾斜が少なく、座席が平たく並んでいるので、見えにくい印象を受ける方もいらっしゃいます。しかし、前の座席との距離が他の劇場に比べて広くなっているので基本的には問題なし。

ただ今回は目の前のちびっこがブースターを使ってかなり座高を高くしていたので、大きなアメリカ人と変わらないくらいの高さになってしまい、ちょっと視界が遮られたシーンがあったのも正直なところ。まぁ前に座る人次第ですね!ちなみに、今回の座席からの見え方はこんな感じでした。

前半終了後の途中休憩はカオスでした

前半の1時間で、悩める少女リディアがビートルジュースの名前を3回呼んでしまった~!(ネタバラシでごめんなさい)という所で、幕が閉じました。

休憩時間に現れる白黒ぐるぐるマークの幕
一応トイレに行っておこうかなぁ…と思ったのですが、男性トイレが階段でズラーっと並んでいたのを見て、諦めました。公演が始まる前に行っておいて本当によかったと思いました。

という事で、ウィンター・ガーデン劇場のトイレはめちゃくちゃ並ぶので、ミュージカルが始まる前にトイレに行っておく事を強くオススメします
休憩時間の1階席の後ろの様子
今回はたまたまかもしれませんが、とにかく休憩時間は全員が離席しているんじゃないか、と思うほど劇場内がごった返していました。女性トイレはもちろん、男性トイレも長蛇の列で、バーはパンク状態でした。きっと前半だけでかなり笑ったので、喉も乾いたのでしょう…。

自分はトイレに行かず、外の空気を吸いに一旦外へ。劇場に戻る時には、入場時に見せたチケットの再提示を求められるので要注意です!

観劇後の楽しみ方!キャストの出待ちを体験

個人的にとても好きなビートルジュース役のアレックス・ブライトマンには是非会いたい!と思っていたので、終演後にダッシュで「7番街側の出口を出たすぐ右側」まで走りました。かなりダッシュで行ったので、囲われたバリケードの最前線をゲット。しかし、今回はかなり出待ち客が多い…。日本人は私一人でしたが。

カーテンコールをちょっとだけ見て即ダッシュ!最前線をゲット
出待ちしている人は、10代の若い客がとても多かったように思えます。

というのも、主役のアレックス・ブライトマンは、ブロードウェイではもちろん有名ですが、TVドラマなどにも出演している売れっ子俳優なので、アメリカ人にとってはスターなのです。

おもしろくて、踊れて、楽器も弾けて、かなり高いレベルのマルチプレイヤーの彼を待っている様子は、横の会話を聞いてすぐに分かりました。

しかし…。待てども待てども、彼が来ない。
並び始めて1時間を経過しても主演キャストが現れず…。
ちらほら出てくるのはアンサンブルのキャスト達だけ。ごめんなさい、あなたを待っているわけではないのです、と日本人節で笑顔でサインを一応もらうものの、何役をされているのかわからないキャスト達が1人、2人、3人、と出ていく(失礼で本当にごめんなさい!)

待つこと1時間30分、やっとメインキャストのアダム役、ロブ・マックル-レ(Rob Mac Clure)出てきてくれました。彼は、自分の隣でサインをもらっていた女の子が「自分も役者志望でオーディションに落ちまくってるんだけど、どうしたら良いかアドバイスをくれない?」と聞かれると、サインするペンを止めて、5分以上、細かくこうしたら良い、というアドバイスをしていました。
アダム役、ロブ・マックル-レ(Rob Mac Clure)
ロブの話は、オーディションに落ちた時に思わないといけないのは、自分に才能が無くて落ちた、と思わない事。落ちた後に合格した人の演技を見て、自分にないものを持っているか、ちゃんと確認する事。だいたいこれで、自分に「足りないもの」を見つけるというよりは、自分と受かった人が「違う」という事に気づくはず。

だから、変に落ち込む必要はなくて、自分の持っているものを必要とされる役柄をちゃんと見極めてそこに集中してオーディションをやってみな。というものでした。彼も何百というオーディションをこれまで受けてきて、そう思った、という事でした。ファンの子に親身になってアドバイスをしてあげて、めちゃくちゃ良い人だなぁ、と思いました。

感動したのもつかの間、出待ち開始から1時間45分が過ぎた時にセキュリティのおじさんが「今日はこれで解散。もう誰も出て来ないよ」と悲しいお知らせを告げ、出待ちは終了してしまいました…。

ビートルジュース 観劇後の感想まとめ

英語がわからないと置いてかれる部分あり

ビートル・ジュースのカーテンコール
まず、これが正直な感想その1です。自分は多分ミュージカルの中の英語を9割理解できていると思っていますが、細かいイジりジョークや、アメリカあるあるのジョークが多かったりしたので、これが日本から来た旅行者の方に理解できるか?と思うと、そこは少し疑問符でした。

マシンガントークで笑かすスタイルで、かなり早口な部分があったりもしました。主演のアレックスの演技は言葉分からずで全然笑えてしまうので、正しくは「英語が分かれば腹を抱えて笑えるレベル」という事ですね。

舞台セットがココイチ凄い

カーテンコールは、ビートル・ジュース役のアレックス・ブライトマンとリディア役のソフィア・アン・カルーソによる段違いの歓声
ティム・バートンの世界を再現する事はとてもハードルが高かったと思いますが、ある意味別のエッセンスたっぷりなオリジナルミュージカルになっているものの、舞台セットはぬかりなし!ひん曲がった小屋のデザインや、ビートル・ジュースが支配した後の家の中、家具、小道具、全てが途中で変身したり化けたりします。

それを見ている目の前でリアルタイムで変えてしまう演出と視覚効果が凄かったです。なるほど、これがあの1階席の後ろにあった装置で操作されてるんだな、と思いました。火が出たり、物が突然消えたり、人が中に浮いたり、映画の中での演出をまるで手品のようにハイスピードで繰り広げていくところは見ていてずっと飽きなかったです。

結論、基本的な物語の流れが頭に入っていれば、英語は要りません。めちゃくちゃ笑えます。
あと、手品みたいなものが舞台上でどんどん繰り広げられていくので、お子様にもオススメです。ただ、ビートル・ジュースの下品なジョークがちょっとあるので、英語が分かる子はそこだけ耳を塞ぎましょうか(笑)

最後の結末は、ちょっと良いシーンあり、笑いあり、ちょっとしっぽりするシーンもあり、しっかりブロードウェイ色に着色された、おもしろおかしいミュージカルになっているので、今年のラインナップの中でもとてもオススメの作品だと思いました!

あっとブロードウェイのミュージカルチケット ブロードウェイミュージカル 割引チケット 絶賛発売中!

ブロードウェイミュージカルのチケットを、日本にいながら日本語で、どこよりも安く速く安心してご購入頂けます

あっとブロードウェイでミュージカルチケットを買う
  1. 割引チケットを即購入・即確約
  2. ご購入後でもキャンセルが可能
  3. ご予約からご入場まで安心の日本語サポート