5つの劇場が併設されているオフ・ブロードウェイミュージカルの総合施設
ニュー・ワールド・ステージ(New World Stages)の最寄駅、座席表などの基本情報です。
住所 : | 340 W 50th St, New York, NY 10019(地図) 50ストリート沿い、8番街と9番街の間 |
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創設 : | 2004年 |
収容人数 : | ステージ 1: 499人 ステージ 2: 350人 ステージ 3: 499人 ステージ 4: 350人 ステージ 5: 199人 |
座席表 : | ※クリックして拡大できます |
ニュー・ワールド・ステージズへの行き方は、ニューヨーク公共地下鉄(MTA)を利用するのが一般的です。
公演時間が近づくと劇場周辺は大変混み合いますので、地下鉄で行かれる方も、タクシーで行かれる方も時間に余裕を持ってお出かけください。
路線の「50 St」駅から徒歩3分ほど
以下は、ニュー・ワールド・ステージズ劇場(New World Stages)の地図です。
ニュー・ワールド・ステージでは、オフ・ブロードウェイのオリジナル作品公演を行うことは勿論ですが、過去にオン・ブロードウェイのヒットした作品を迎え入れて公演する劇場として知られています。
以下のリストでは、この劇場で公演された元オン・ブロードウェイ作品の代表的な作品を記載しています。
ミュージカル界の最高権威であるトニー賞の受賞作品をこれだけ沢山オフ・ブロードウェイの劇場でリバイバル公演することは他ではありません。以下のリンク先では、歴代のトニー賞受賞作品をご紹介しておりますので、是非お読みになって見てください。
ニュー・ワールド・ステージでは、過去に受賞歴があり、黒字公演が見込める人気演目を積極的に公演するなど、商業的な目線で運営を行っています。オン・ブロードウェイ作品からしてみれば、499座席を擁し、オフ・ブロードウェイの劇場の中では最大であるニュー・ワールド・ステージは、ブロードウェイの作品規模と合っており、お互いの意向が合致しているのも理由の一つです。
New World Stagesと、最後に複数形の「s」が付いている通り、建物の中に合計5つの劇場があり、同時に複数の作品が公演することや、チケットの販売規模に応じて劇場の変更が可能です。
まだ知名度が低くて予算が少ないオフ・ブロードウェイ作品でも、それぞれの公演時間を調整したり、劇場スペース、機材、舞台セット等を共有する事でコスト削減を実現し、安価で容易に継続公演が出来るなど、今日ではブロードウェイの産業全体を上手く潤滑させるのに一役買っている存在となっています。
代表的な例として、499座席あるステージ3(Stage 3)で2007年2月に公演を開始したガジリアン・バブル・ショー(Gazillion Bubble Show)は、公演開始当初、座席を埋めることが出来なかったため、2009年9月、350座席規模のステージ2(Stage 2)へ移動となりました。それに代わって、2009年10月より、ブロードウェイ作品であるアベニュー Qがステージ 3で公演開始し、約10年間のロングランとなっています。
この劇場を所有しているシューベルト・オーガニゼーションは、1900年代から現在に至るまで、最多数のブロードウェイ劇場を築き、その名を轟かせてきた最大手劇場運営会社です。この会社の成功に理由は、長年培った経験値のみならず、この劇場運営の方法からも読み取れる、常に運営効率を考えた賢い経営していることが挙げられます。
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