アメリカの有名シンガージミー・バフェット楽曲によるミュージカル、「エスケープ・トゥ・マルガリータヴィル」が2018年3月よりブロードウェイで公開されました。
南国のパラダイスを舞台にした陽気なブロードウェイ・ミュージカル「エスケープトゥマルガリータヴィル(Escape to Margaritaville)」のあらすじ、見どころ、感想などを今回はご紹介します。
エスケープ・トゥ・マルガリータヴィル 作品紹介
今作品はアメリカ出身のシンガー・ソングライターであるジミー・バフェット(Jimmy Buffett)の楽曲を使用したミュージカルコメディで、南国で自由気ままに暮らす主人公タリーズと都会で仕事一筋に生きるレイチェルの双方の人生を照らし合わせながら、自分の本当の幸せは何か?人生とは何か?、を考えさせてくれるようなミュージカルになっています。
本作品のあらすじは、以下のリンク先のページにまとめていますので、是非ご覧ください。
原作者ジミー・バフェット(Jimmy Buffett)と代表曲 Margaritaville
1977年にリリースした「マルガリータヴィル(Margaritaville)」が大ヒットし、その後に続編や派生の曲がリリースされたり、レストラン事業ではお店にその名が付けられたりと、今日のジミー・バフェットの代名詞となっています。
エスケープ・トゥ・マルガリータヴィルはマーキス劇場にて上演中
ミュージカル「エスケープ・トゥ・マルガリータヴィル」は、ブロードウェイと45丁目の角にあるマーキスホテル内の劇場で公演していますが、このホテルには専用のロータリー(車寄せ)があり、タクシー利用時などは非常に便利です。
建物の入り口向かい合わせの巨大な壁には”Escape to Margaritaville”の看板が描かれており、これを目印に待ち合わせもできるほど目立ったものでした。
マーキス劇場(Marquis Theatre)
ホテルに入り目の前の大きなエスカレーターを昇ると2階が劇場となり、色とりどりのアロハシャツを着たスタッフが出迎えてくれます。
住所:210 W 46th St, New York, NY 10036
マーキス劇場の歴史、特徴などについては、劇場詳細ページをご覧ください。
今回の座席はココでした
チケット券面 ORCHO W 108 の見方:
W列(前から23列目)のシート番号108
シート番号108は、オーケストラ席後方中央の座席となります。100番台はオーケストラ中央部。数字が大きいと通路側、数字が小さくなるほど中央のお座席になります。
通路側はお手洗いに行きやすい場所ですが、真ん中のお座席の方が座席を離れる際には、立って道を開けなければなりません。
エスケープ・トゥ・マルガリータヴィルは1階オーケストラ席がオススメ!
海と南の島を思わせてくれるようなセット
今回私が座った席はオーケストラ席の後ろから3列目の席だったので舞台とは距離があり、2階のメザニン席も少し被っていたので、全体的な舞台とキャストの細かい表情などを観ることは難しく、やはり見るならもう少し前の方が良いと思いました。
シーンの移り変わりなどは離れているぶん見やすく、夏の日や冬の日の季節感の演出などを上手く表現しているなと思いました。観客と一緒に歌ったりと会場全体を巻き込むかのような魅せ方は、ミュージカルというよりは少しライブなどに近いような雰囲気があります。
両端のツリーハウスに注目
セットも部屋の一部を置くだけで、あとはキャストの演技力とパフォーマンスで全体的なセットが浮かび上がってくるように見えて不思議です。あれこれ目まぐるしく変わるセットより、丁度いいタイミングでセットが変わり、より演技に集中することができるような気がします。
劇場のおすすめドリンクはフローズンマルガリータ
劇場内のバーで購入できるマルガリータヴィルならぬフローズンマルガリータがオススメ。
劇場内のロビーはとても広く、所々にカラフルに光る提灯のようなもので飾られ、家族連れや高齢者など幅広い年齢層の方がいました。
ミュージカル「エスケープ・トゥ・マルガリータヴィル」観劇後の感想
自分の人生について考えさせてくれる
マーキス劇場の入口から南国感溢れる装飾で、劇場スタッフは全員アロハシャツを着ており、観劇した日は寒い冬の日でしたがそれだけで少しバカンスにきたような気持ちにさせてくれます。
私達は日々を過ごしながらついつい自分の気持や自分の人生に制限をかけ、こうしなくちゃいけない、ああしなくちゃいけないと思っているうちに本当に自分にとって何が幸せなのか、どう生きたいのか分からなくなるときがあると思います。このミュージカルを観劇して改めて自分の人生、自分の気持を尊重する大切さを気づかせてくれるような気がしました。ただこれは決してシリアスに問いかけられるわけでもなく、コミカルな笑いと音楽とともに魅せてくれるようなステージでした。
キャストもなかなかの実力派の集まりで、レイチェル役の女優アリソン・ルフ(Alison Luff)は過去にウィキッドのエルファバ役も演じたことがあるなど、力強い歌唱力にも注目です。
また、演者の体型も様々で、少し大柄な女性のキャストが出演していたり、よりリアルさが溢れているミュージカルだなと思いました。主役タリーズの友人役ブリックを務めたエリック・ピーターソン(Eric Peterson)のキャラクターが面白く、劇中に繰り広げられるタップダンスとラインダンスのシーンは見ものです!
フィナーレでサプライズゲスト登場
いきなりのサプライズにお客様全員総立ちし、拍手が沸き上がりました。ジミーはキャストと共に劇中の曲を披露し、会場全体を一つにしてくれるような演出にはとても感激しました。
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