なんと、今回はディズニーから直々に、ブロードウェイ・ミュージカル「アラジン(Aladdin)」の観劇とレセプション・パーティーにご招待頂きました。
ミュージカル本番を直前に控えたキャスト(アラジン役とカシーム役)をゲストとして迎えたレセプションパーティーでは、舞台裏エピソードやキャストの作品に対する強い想いなどをインタビューすることができ、さらにはそれを動画に収めることも出来ました。「アラジン」という作品がなぜこれほどブロードウェイミュージカルで人気なのか、多くの人に愛されているのか、その理由と本質を余すことなく解説したいと思います。
こちらのレポートは第二弾となり、別ページに他のスタッフが書いた「第一弾」のレポートもあります。第一弾では、主役キャストに遭遇した出待ちの様子や、ミュージカルの見どころ、劇場での楽しみ方、お得な情報などより詳しく紹介していますので、まだ読まれていない方は先にそちらのページを是非読んでみて下さい。
日本人が一番見ているブロードウェイミュージカル「アラジン(Aladdin)」
最近では、2019年に公開されたウィル・スミスがジーニー役を演じたことで有名な、実写版映画「アラジン」が、全世界興行収入1,000億円を超えたことで大ヒットし、話題となりました。
ミュージカル アラジンは、2014年に公開されてから5年が経ちましたが今でも根強い人気を誇り、日本人が今一番観ているミュージカルです。アラジンの見どころ、おすすめポイントなどについて、以下の詳細ページにまとめておりますので、ご覧下さい。
ディズニーのNY本拠地:ニューアムステルダム劇場(New Amsterdam Theatre)
ニューアムステルダム劇場(New Amsterdam Theatre)
ブロードウェイミュージカルの劇場はどれも歴史が古く、趣のある建物が多いのですが、その中でもニューアムステルダム劇場(New Amsterdam Theatre)は最古の劇場として知られています。あたり一面に輝くネオンと100年以上の歴史が詰まったこの建物は、今でも変わらず多くの人を魅了し続けています。
住所:214 W 42nd St, New York, NY 10036
劇場の詳細ページでは、現在に至るまでの歴史などを詳しく紹介しています。今でこそアラジンの劇場として有名ですが、本作品の公演が始まるまでは、実に様々な問題を乗り越えてきました。観劇前に劇場の情報についてチェックしておくとより一層楽しめるので是非。
ニューアムステルダム劇場のチェックポイント
気になる座席の方はというと、1~3階を問わず足元が広く、また傾斜が強いので後方の座席になったとしても、前の人に遮られてステージが見えなくなるような事はないので、どの席からでも快適に劇を楽しめるかと思います。
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開演前にディズニー主催のレセプションパーティーに参加!
今回のレセプションパーティーの会場は、ディズニーが主催ということもあり、ニューアムステルダム劇場の地下にあるボールルームで行われました。
今回のパーティーでは特別に、キャスト2名、主演:アラジン役のクリントン・グリーンスパン(Clinton Greenspan)と、アラジンの友人:カシム役のマイク・ロンゴ(Mike Longo)が登場し、舞台裏での貴重なエピソードを語ってくれました。
以下の動画で実際の様子をご覧いただけます。下には和訳もつけておりますので、併せてご覧ください。
質問内容:
今まで劇の途中で、セリフを忘れてしまった事はありますか?
回答内容:
もう何千回と毎日同じ事を繰り返しているけれど、1日として同じ公演はない気がする。キャスト誰かがセリフを飛ばした時は、もちろんどうなるんだろうと怖くなる気持ちもあるけれど、それと同時にとてもワクワクする瞬間でもある。むしろ僕は、先が読めないその瞬間をとても楽しんでいる気がします。
これはちょっと怖い話になるんだけれど、劇中のアクシデントと言えば、以前、演者の1人が公演中に肺虚脱(息を吸うことが出来なくなる)になった事がありました。すぐに救急車を呼んで、その後彼は回復して何事もなかったんですが、劇の続きは大変でした。というのもその後に、彼を含めた3人で演奏する楽曲があって、当日は2人で彼の穴を埋めることになったからです。流石にあの時は相当困りましたけど、なんとかなりました。
今回の座席はココでした
チケット券面 MEZZ FF 12 の場合:
FF列(前から6列目)のシート番号12
細かい座席が指定出来ないバウチャーチケットですが、結論から言えば1階席、2階席のどちらの座席になっても十分楽しむ事が出来ます。
というのも1階のオーケストラ席は迫力があり、2階席では縦に長いステージの全体を良く見渡す事ができるといったそれぞれの楽しみ方があるからです。個人的には今回が初めての「アラジン」観劇だったので、ステージ全体が見渡せる2階席で良かったと思いました。
劇場でしか手に入らないアラジングッズを手に入れよう
やはりオススメは売上No.1のギフトセットのようです。マグカップやトートバックなど実用的な物が多いので、買っておいて損はないと思います!劇場内で購入可能な公式グッズについても、前回のアラジン観劇レポート(↑)で料金など詳しく説明していますので是非参考にされて下さい。
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家族揃って観るミュージカル:注意事項
お子様を連れての観劇についてここで詳しく説明しておきます。ディズニー演目の推奨年齢は8歳以上とされていますが、入場の際に年齢確認はなく、基本的には8歳以下でも入場は可能となります。しかし観劇中に少しでも騒いでしまうと係員から注意されて、最悪の場合はそのまま退場となります。つまり重要なのは、年齢ではなく観劇中静かに座っていられるかどうかです。
今回の観劇の際も、ちょうど後ろの席に5歳くらいの男の子が2人座っていましたが、2人とも初めての観劇で興奮してしまったのか、少し騒いでしまい、係員に注意をされていました。本作品は「夢と魔法」に溢れたディズニーの代名詞のようなミュージカルです。子供を連れてご観劇される予定の方は必ず、公演前に以下の注意点を確認してください。
子供連れでミュージカル観劇する際の3つの注意点
①「子供料金」はありません。年齢に関わらず、大人と同じ料金が必要となります。
②「膝上鑑賞」は出来ません。
③子供が騒いだりしてしまうと、保護者と一緒に退場させられる場合があります。
観劇後の楽しみ方!キャストの出待ちを体験
あっとブロードウェイ観劇レポート恒例のPlaybill(劇場でもらえる冊子)にサインしてもらうため、出待ちを行いました!出待ちポイントは41丁目側の裏玄関です。ちなみに観劇したのは9月の半ばで、日本ではまだまだ残暑が厳しい時期かもしれませんが、NYは結構寒くなります。出待ちをする際は、劇場内の冷房対策を含めて、羽織を一枚持ってくることをオススメします。
待つこと30分、なんと、レセプションパーティーにも参加していた主人公:アラジン役のクリントン・グリーンスパン(Clinton Greenspan)が現れました。その後、ヒロインであるジャスミン王女役のアリエル・ジェイコブス(Arielle Jacobs)、ジーニー役のメジャー・アタウェイ(Major Attaway)も出てきて、無事に3人のサインをゲットすることが出来ました!
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ミュージカル アラジン感想まとめ
アラジンのアニメを見たのは10年以上前ではっきりとストーリーを覚えていなかったため、新鮮な気持ちで観劇出来ました。改めてアラジンの世界を堪能してみた結果、他のディズニー作品に比べて、ディズニーのコンセプトである「夢と魔法」がよく現れているミュージカルだと思いました。
ジーニーの圧倒的な存在感に注目
彼のたくましくて魅力的な歌声、またコミカルな動きを観ていると、普通の人間というよりも、ユーモアのあるランプの魔人そのものと思うぐらい役にハマっていました。
そして本当に魔法が存在するかのように見せる、ジーニーを取り巻く演出も見どころの1つです。フローズンのように最新技術を駆使した演出があるわけではないのですが、マジックがあったり、花火があったりと、良い意味でのオールドファッションな演出が続きます。この様子がよく分かるのは「フレンド・ライク・ミー(Friend Like Me)」の歌の場面です。
目の前で繰り広げられるジーニーの魔法の世界は見どころで、ワクワクする事間違いなしです!
主題歌 ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)の本当の意味
本作品の代名詞とも言える楽曲「ホール・ニュー・ワールド(A whole new World)」の他に、アラジンとジャスミンが歌う「ミリオンズ・マイル・アウェイ(Million Miles Away)」という隠れた名曲があります。この歌は『現実を抜け出して、はるか遠くで本当の自分を見つけたい』という意味が込められており、その理想が後に、魔法の絨毯に乗って実現します。ミリオンズ・マイルズ・アウェイの曲の中で、ミュージカルアラジンの隠れた魅力を発見出来た気がします。
はるか遠くまで旅をして現実から離れることで、本来の自分の良さに気がつくという、アラジンの物語で一番伝えたい本質が、長い間多くの人に愛される一つの理由であるように思いました。
日常から抜け出して、遠路はるばるNYまで来て、本作品を観ることで理想の自分が見つかる!かは分かりませんが、魔法の絨毯に乗って、全く新しい世界(A Whole New World)を心ゆくまで楽しんでいる2人の姿は、自分の理想を思い描くきっかけを観客全員に与えてくれている気がしました。
観劇後に起こった本当の話:ディズニーの魔法
本当に魔法の世界に入り込んだような気持ちになったのは、キャストの洗練された演技であったり、凝った演出のおかげなのですが、今回の観劇を通して最も素晴らしい魔法のような体験をしました。というのも、実は出待ちのサインの話には続きがあります。
なんだろう?と開けてみると、なんとキャスト全員のサインが入ったポスターが手紙付きで入っているではないですか!手紙には「今回は観に来てくれてありがとう。サイン貰えなかったみたいだから送るよ。」と書かれており、招待してくれたディズニーのマーケティング・マネージャーのニコラスの名前が書かれていました。スタッフ一同歓喜して、すぐにディズニーへ感謝の電話をしました。
アラジンの観劇を考えている方のほとんどは、この作品が初めてのブロードウェイ・ミュージカルになると思います。日常から遠く離れたニューヨークで、夢と魔法が詰まった本作品「アラジン」を、絶対に観劇して頂きたいと思います。「Let me share this Whole New World with you」と歌われているように、全く新しい世界を是非とも体験してみてください。
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