James Earl Jones Theatre ジェームス・アール・ジョーンズ劇場の詳細

フランスの宮殿建築や装飾をモチーフにしたブロードウェイ劇場でも貴重な建築様式。華々しい外観や、隅々に入れられた彫刻は一見の価値あり。

ブロードウェイミュージカルのジェームス・アール・ジョーンズ劇場

ジェームス・アール・ジョーンズ劇場の基本情報

ジェームス・アール・ジョーンズ劇場(James Earl Jones Theatre、旧Cort Theatre)の最寄駅、座席表などの基本情報です。

住所 : 138 W 48th St, New York, NY 10036(地図
48ストリート沿い、6番街と7番街の間
創設 : 1912年12月20日
収容人数 : 1,092人
座席表 : ※クリックして拡大できます
ジェームス・アール・ジョーンズ劇場の座席表

ジェームス・アール・ジョーンズ劇場の行き方・アクセス

ジェームス・アール・ジョーンズ劇場への行き方は、ニューヨーク公共地下鉄(MTA)を利用するのが一般的です。
公演時間が近づくと劇場周辺は大変混み合いますので、地下鉄で行かれる方も、タクシーで行かれる方も時間に余裕を持ってお出かけください。

地下鉄の最寄駅 :

N R W 路線の「49 St」駅から徒歩3分ほど

B D F M 路線の「Rockfeller Center」駅から徒歩3分ほど

ジェームス・アール・ジョーンズ劇場の地図

以下は、ジェームス・アール・ジョーンズ劇場(James Earl Jones Theatre)の地図です。

ジェームス・アール・ジョーンズ劇場の歴史

興行主ジョン・コートからシューベルト・オーガニゼーションへ

建築当初のコート劇場(現 James Earl Jones Theatre)
1912年12月20日に「Cort Theatre(コート劇場)」として開場しました。設計は建築家トーマス・W・ラム(Thomas W. Lamb)、興行主はジョン・コート(John Cort)です。外観はヴェルサイユ宮殿のプチ・トリアノンに着想を得たネオクラシカル様式が取り入れられ、内装にもフランス風の装飾が施されていました。

初演作品は『Peg o’ My Heart』という演劇で、劇作家 J. Hartley Manners による作品。主演は女優 Laurette Taylor で、約2年のロングランを経て全米ツアーが組まれました。

1927年、劇場は現在の所有者であるシューベルト・オーガニゼーション(The Shubert Organization)に売却されました。同社は多くのブロードウェイ劇場を運営する最大手の運営会社です。

その後、この劇場は1969年~1972年の間、テレビ番組『The Merv Griffin Show』のスタジオとして使用されましたが、その後再び演劇用途に戻されました。

2021~2022年には劇場本体の大規模な改修および、5階建て・約20,000平方フィートのアネックス(付属棟)の増築が行われ、2022年には「James Earl Jones Theatre(ジェームス・アール・ジョーンズ劇場)」へ改名されました。

ランドマーク指定と劇場改修

現在の劇場外観
1987年11月17日、劇場の外観ファサードと内装(ホールやロビー)がニューヨーク市のランドマーク(NYC Landmark)に指定されました。

2020年のCOVID-19の影響による休演中に改修工事が始まり、2022年に約4,700万ドルを投じた改修とアネックス増築が完了しました。改修ではロビー、客席、バリアフリーアクセス、新しい控室、エレベーター設置などが含まれています。改修後、劇場は「James Earl Jones Theatre」として再オープンしました。

この改名と再開は、聖名を持つ俳優ジェームス・アール・ジョーンズへの敬意と、劇場の近代化を象徴しています。

ジェームス・アール・ジョーンズ劇場の建築スタイル

プチ・トリアノン風外観とネオクラシカル意匠

劇場の外観は、ヴェルサイユ宮殿のプチ・トリアノン宮殿を彷彿とさせるネオクラシカルな様式が採用されており、コリント式の柱、装飾的な窓枠、彫刻的装飾が随所に見られます。

内装は「ルイ16世期意匠(Louis XVI)」を基本にした優雅な調度が特徴で、天井装飾、漆喰細工、漆彩パネルなどが巧みに組み合わされています。劇場は当初からこの様式性を踏襲し、改修後も伝統的な意匠を保持・再現することが重視されました。

アネックスとの融合と最新機能

2021~2022年に建設されたアネックスは、古い劇場とつながりながら、モダンな設計で増築されています。バリアフリー対応、ラウンジ・控室・トイレ・廊下スペースなどが拡充され、より快適に過ごせる劇場としてリニューアルしました。

このアネックスはコントラストとしてモダンな外装素材を用いながら、既存の古典的建築と調和を図る設計がなされています。

プロセニアム・アーチと舞台装飾

舞台アーチ装飾と舞台側の細部
劇場のプロセニアム・アーチ(舞台の縁)は、装飾ガラス(art glass)を用いた透過性のある建築で、現在も構造自体は保存されています(通常は点灯運用なし)。また、アーチの脇には植物や天使などクラシックなモチーフの彫刻が置かれ、天井や壁の装飾と一体となった建築をお楽しみいただけます。

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