Gerald Schoenfeld ジェラルド・ショーンフェルド劇場の詳細

劇場が密集する45ストリート沿いに立地するブロードウェイの劇場。客席数が少なく、どの席でも舞台を近く感じられます(最前列は要注意)。

ブロードウェイミュージカルのジェラルド・ショーンフェルド劇場

ジェラルド・ショーンフェルド劇場の基本情報

ジェラルド・ショーンフェルド劇場(Gerald Schoenfeld Theatre)の最寄駅、座席表などの基本情報です。

住所 :236 W 45th St, New York, NY 10036(地図
45ストリート沿い、ブロードウェイと8番街の間
創設 :1917年10月10日
収容人数 :1,093人
座席表 :※クリックして拡大できます
ジェラルド・ショーンフェルド劇場の座席表

ジェラルド・ショーンフェルド劇場の行き方・アクセス

ジェラルド・ショーンフェルド劇場への行き方は、ニューヨーク公共地下鉄(MTA)を利用するのが一般的です。
公演時間が近づくと劇場周辺は大変混み合いますので、地下鉄で行かれる方も、タクシーで行かれる方も時間に余裕を持ってお出かけください。

地下鉄の最寄駅 :

N R W 路線の「49st」駅から徒歩5分ほど

1 2 3 7 A C E N Q R W 路線「42st – Times Square / Port Authority」駅から徒歩8分ほど

「42st – Times Square / Port Authority」駅は、構内が広い駅ですので、時間に余裕を持ってお出かけください。

ジェラルド・ショーンフェルド劇場の地図

以下は、ゼラルド・ショーンフェルド劇場(Gerald Schoenfeld Theatre)の地図です。

ジェラルド・ショーンフェルド劇場の歴史

旧劇場「プリマス劇場」とシューベルト兄弟

ジェラルド・ショーンフェルド劇場(Gerald Schoenfeld Theatre)は、1917年に「プリマス劇場(Plymouth Theatre)」として創設されました。創設に携わったのは、当時ニューヨークで勢力的に活動していた劇場運営会社のシューベルト・オーガニゼーション。デザインは、同社の所有する数ある劇場を手がけてきたハーバート・クラップが担当しました。

この劇場は、クラップの師匠とも言えるヘンリー・ハーツ(Henry B. Herts)作のシューベルト劇場やブース劇場に似せて作られ、ブロードハースト劇場やプリマス劇場を加えることで、その地区を自分たちの劇場で独占しようと考えました。
シューベルト兄弟はオープンしてすぐに、劇作家として有名であったアーサー・ホプキンス(Arthur Hopkins)に劇場をリースし、初演を務めたのはシャーロック・ホームズを演じたことで有名なウィリアム・ジレット(William Gillette)とイギリス出身の女優エステル・ウィンウッド(Estelle Winwood)による「A Successful Calamity」のコメディ作品でした。

ホプキンズは当時「バリモア三兄弟」として一躍名を馳せていた俳優のジョン・バリモア(John Barrymore)、ライオネル・バリモア(Lionel Barrymore)、エセル・バリモア(Ethel Barrymore)などのスター役者を積極的に取り込みました。

1948年のアーサー・ホプキンスの死後、この劇場の運営はシューベルト・オーガニゼーションに戻り、1987年にはニューヨークの歴史的、文化的、建築的に重要で守っていくべき建物としてニューヨーク市のランドマークとして正式に登録されました。そして、2005年に当時のシューベルト・オーガニゼーション会長であったジェラルド・ショーンフェルド(Gerald Schoenfeld)氏から由来して、現在の劇場名「ジェラルド・ショーンフェルド劇場(Gerald Schoenfeld Theatre)」へ改名されました。

8番街と45丁目でせめぎ合うように隣接する劇場

8番街と45丁目の角から、ジョン・ゴールデン劇場、バーナード・ジェイコブス劇場、ショーンフェルド劇場、ブース劇場、と4つの劇場がひしめき合うように隙間なく隣接しており、ブロードウェイの「劇場街」という言葉を表すのに一番ふさわしい様子が今日も伺えます。

ジェラルド・ショーンフェルド氏について

シューベルトオーガニゼーションを救った功労者

ジェラルド・ショーンフェルド(Gerald Schoenfeld)はイリノイ大学を卒業後、第二次世界大戦で軍人として戦地で過ごし、ニューヨーク大学で法学部の学位を取得した後、Klein & Weirという名の地元の法律事務所に就職しました。その事務所は劇場運営会社「シューベルト・オーガニゼーション」を担当しており、当時その運営会社の代表だったジェイコブ・シューベルト(Jacob J. Shubert)の目にとまり、担当弁護士として指名を受けました。

そしてその後、更に2人目の弁護士を雇うよう指示されたショーンフェルドは、子供の頃からの幼馴染のバーナード・ジェイコブス(Bernard B. Jacobs)を誘います。しかし、1963年にジェイコブ・シューベルトが他界し、会長及び社長の跡継ぎを考えていなかったシューベルト・オーガニゼーションの勢いは徐々に低下していき、経営が不安定となりました。

この状況を改善すべく、1972年にショーンフェルドとジェイコブスがシューベルト・オーガニゼーションを運営することになり、ショーンフェルドは主に劇場の維持管理やオペレーションの運営を、ジェイコブスは芸術的な部分で運営に携わりました。
その結果、シューベルト・オーガニゼーションを経営不振に陥った負のスパイラルから脱出させることに成功し、利益性の高い企業へと変換させた功績を大きく評価され、2004年にショーンフェルドの名前が劇場名に命名される事になりました。

ショーンフェルドは心臓麻痺で2008年に84歳でこの世を去りましたが、その時、シューベルト・オーガニゼーションは既に17のブロードウェイ劇場、2つのオフ・ブロードウェイ劇場、その他ボストン、フィラデルフィア、ワシントンD.C.にある主要な劇場を所有するまでになっていました。

ジェラルド・ショーンフェルド劇場内の様子

この劇場の最前列は要注意

1093人収容と、ブロードウェイでは小規模劇場にあたるショーンフェルド劇場ですが、1階オーケストラ席は前から15列しかなく(AA~S列まで)、どの席からでも舞台がよく見える劇場となっています。しかし1階席の最前列のチケットはあまりおすすめできません。左の写真のような感じで、最前列に座ると舞台を見上げる姿勢になってしまいます。1時間以上、この角度で見上げるのはさすがにしんどいと思います…。

また、1階席の傾斜がとても緩やかなため、前に大きな人が座ると視界が一気に塞がれてしまう、という難点があります。

ジェラルド・ショーンフェルド劇場の内装をご紹介

「シューベルト・オーガニゼーションの帝国」とも言える45丁目一帯に広がる劇場通りに並ぶ劇場では、それぞれの劇場でそこまで大きな差がないのですが、機会があれば是非、ジョン・ゴールデン劇場、バーナード・ジェイコブス劇場、ショーンフェルド劇場、ブース劇場、と比べて頂きたいです。ここではショーンフェルド劇場の内装写真をご紹介します。

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