今回は、日本語通訳機を使ってブロードウェイミュージカル「アラジン(Aladdin)」を観劇してきました。ご紹介したニューアムステルダム劇場内お土産屋さんのすぐ隣には翻訳機を貸し出しているブースがあります。
前回、ミュージカル日本語翻訳機「Audio Trans(オーディオ・トランス)」 についての詳細や対象演目などをご紹介しましたが、今回は、実際にこの日本語音声機はどうなのか気になっていたので試してみました。正直な感想をお伝えしたいと思います。
免許証を預けてAudienRを借りる
受付はとても優しいおじいさんが対応してくれました。
借りたい言語を伝えると(もちろん今回は日本語を借りました)ID と $10を求められます。
翻訳機を借りるのに必要な物
・現金 $10(アラジンは現金のみでした)
自分はニューヨークの運転免許証を持っているのでパスポートは預けていませんが、それでも十分不安になりました。旅行で来る人は、パスポートが唯一の身分証明書になりますので(日本の免許証は西暦が記載されていないのでアメリカでは使用できない)ちょっとした覚悟は必要になりますが、ちゃんと返却されます。
あなたのIDは絶対安全保管しますと、言われたものの心配になりながら翻訳機の説明を受けました。操作は簡単で使うのは電源ボタン、音量調整のダイヤルのみです。
電源が入った状態で渡されます
電源が入ったまま渡されるので、開演したら勝手に音声が流れ、歌っているシーンの時は何も流れないので、片耳はイヤホン用に、もう片耳は歌を聴く様にすること。終わったらここまで返却に来ること。そして、イヤホンの部分はしっかりと消毒してある。この様な説明がありました。
どのタイミングでどこまで翻訳してくれるか
例えば、「ジャスミンは〇〇と言って走り去る。」の様なセリフと動きの説明の様な感じです。それも3秒遅れくらいの時間差なので、次々とセリフが出てくるミュージカルで3秒は致命的な遅さでとても聞きにくかったです。
歌の部分は何も流れないと説明を受けていたので良いのですが、想像していたのはセリフをそのまま翻訳し、タイミングもリアルタイムで日本語のミュージカルを見ているかのような感覚で楽しめるものだと思っていたので、ん?これだけ?という感じで正直がっかりしました。
翻訳アプリAudienRを試した正直な感想
正直な感想は、全く初めての物語で、ストーリー、登場人物を知らない人であれば、借りる価値はあると思います。ですが、アラジンのような多くの人がストーリーを知っていて、かつ、歌・ダンスが多いミュージカルであれば、もし英語が分からなくても舞台に集中して見ている方が全然楽しめます。
片耳から別の音が流れてくるのは意外と集中力が持っていかれるので、映画のような字幕が流れている方がまだいいのではないかと感じるくらいでした。借りるかどうかは読者の皆さんですが、そこまで自信を持ってオススメ出来るものではありませんでした。
もし、ミュージカルの生の歌声を邪魔されたくない、けど、言ってる事を理解したい、という方には日本語翻訳アプリ「GalaPro(ギャラプロ)」の利用をおすすめします。
「アラジン」の観劇レポートも併せて読もう!
ミュージカル「アラジン」の観劇レポート(第一弾、第二弾)はこちらから!
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