Vivian Beaumont Theatre ビビアン・ビューモント劇場の詳細

アッパーウエストにある総合芸術施設、リンカーン・センターの一角にあるブロードウェイ劇場。美しい建物が並ぶこのエリアには、少し着飾って出かけたい。

ブロードウェイミュージカルのビビアン・ビューモント劇場

ビビアン・ビューモント劇場の基本情報

ビビアン・ボーモント劇場(Vivian Beaumont Theatre)の最寄駅、座席表などの基本情報です。

住所 :150 W 65th St, New York, NY 10023(地図
総合芸術施設「リンカーン・センター」内
創設 :1965年10月21日
収容人数 :1,105人
座席表 :※クリックして拡大できます
ビビアン・ビューモント劇場の座席表

ビビアン・ビューモント劇場の行き方・アクセス

ビビアン・ビューモント劇場への行き方は、ニューヨーク公共地下鉄(MTA)を利用するのが一般的です。
公演時間が近づくと劇場周辺は大変混み合いますので、地下鉄で行かれる方も、タクシーで行かれる方も時間に余裕を持ってお出かけください。

地下鉄の最寄駅 :

1 路線の「66st – Lincoln Center」駅から徒歩5分ほど

ビビアン・ビューモント劇場の地図

以下は、ビビアン・ボーモント・シアター劇場(Vivian Beaumont Theatre)の地図です。

ビビアン・ビューモント劇場の歴史

リンカーンセンターの1つとして創設

ビビアン・ビューモント劇場(ヴィヴィアン・ビューモント Vivian Beaumont Theatre)は、1965年、アッパーウエスト地区の位置するリンカーンセンター(Lincoln Center)の複合施設の1つとして創設されました。舞台様式「スラスト・ステージ(Thrust Stage)」を使用し、約9.6億ドルを掛けて建築されたビビアン ビューモント劇場は、唯一、タイムズ・スクエアのブロードウェイ劇場街(Theater District)から離れて位置するブロードウェイ劇場です。

劇場名は、1958年のリンカーンセンター建設時に約3億ドル(当時のレートで約1000億円 ※360円/ドル)を寄付した女優「ビビアン・ボーモント・アレン(Vivian Beaumont Allen)」から命名されており、1962年にビビアン・ボーモント・アレン他界後、リンカーンセンターが彼女の寄付活動を貢献して「ビビアン・ボーモント劇場」の名を付けました。

レパートリー・シアターについて

劇場創設後は、映画監督ジュールス・アーヴィング(Jules Irving)と演出家ハーバート・ブラウ(Herbert Blau)による作品を、リンカーンセンター専属の劇団が日替わりで作品を上演するレパートリー・シアター(Repertory Theater)として劇場を運営していました。

レパートリー・シアターは、ブロードウェイ街の劇場で行われているような1つの演目を上演し続ける公演体制でなはく、劇場専属の劇団が即興とする様々な演目を、日替わりで上演する運営形態で、主に、ウィーン国立歌劇場やベルリン、ドイツなどヨーロッパのオペラハウスで行われている形態です。

反対に、1つの演目を一定期間で上演する公演(ロングラン作品を含む)や、外部の劇団が、公演のために劇場を貸りて上演する場合を「スタジオーネ・システム(Stazione system)」と言い、日本では宝塚大劇場、歌舞伎座、劇団四季などがこの運営形態を取り入れています。

ジョゼフ・パップによる「ニューヨーク・シェイクスピア・フェスティバル」

1973年から1977年までの間には、設立者ジョゼフ・パップ(Joseph Papp)による団体「ニューヨーク・シェイクスピア・フェスティバル(New York Shakespeare Festival)」の公演が行われました。

ジョゼフ・パップは劇場プロデューサー兼監督で、1954年にパブリック劇場(The Public Theater)を設立すると同時に、シェイクスピア(Shakespeare)の戯曲を上演する団体「New York Shakespeare Festival」を設立しました。

1957年に、セントラルパーク内で入場料無料のシェイクスピア公演を始めると同時に人気が急上昇し、これをきっかけに、1962年にセントラルパーク内に野外デラコート劇場(Delacorte Theater)を建築、団体名「シェイクスピア・イン・ザ・パーク(Shakespeare in the Park)」に改名しました。

デラコート劇場のこれまでの公演総動員数は約5億人以上にも登り、夏季限定とはなるものの、当時から変わらない野外スタイルで無料のシェイクスピア公演が行われます。ちなみに、ジョゼフ・パップは、ブロードウェイ劇場街(Theater District)に昔から存在する劇場を維持するために、株式会社「Save the Theatres, Inc.」を設立し、ブロードウェイ劇場街の構築にあたり、多くの歴史的劇場や建築物を守る運動に力を入れていた人物です。

ビビアン・ビューモント劇場の建築スタイル

「スラスト・ステージ」と「プロセニアム・アーチ」

エーロ・サーリネン(Eero Saarinen )とジョウ・ミールジナー(Jo Mielziner)によって建築デザインされたビビアンビューモント劇場は、1977年から1980年まで舞台配置の再構築のため休業しました。

元々使用していた舞台様式「スラスト・ステージ(Thrust Stage)」から「プロセニアム・アーチ(Proscenium Arch)」を用いた建築方式へ、また、音響や機械の設備も大幅に改善をし、約6.5億ドル(当時のレートで約12億円 ※200円/ドル)を掛けて新しいビビアンビューモント劇場へと生まれ変わりました。

スラスト・ステージとは

スラスト・ステージ(Thrust Stage)とは、舞台と観客の間にプロセニアムとよばれる円縁(枠)が存在せず、舞台の三方向を客席が囲むようなフラットな形をした舞台様式です。建設当時、ブロードウェイ劇場街に位置するほとんどの劇場は、プロセニアム・アーチの舞台様式を使用していましたが、エーロ・サーリネンとジョウ・ミールジナーはあえて「スラスト・ステージ」の舞台様式を使用しました。

プロセニアム・アーチとは

プロセニアム・アーチ(Proscenium Arch)とは、舞台と客席の境界が区分されている額縁がある舞台となり、客席から舞台を一方向から見る建築様式です。ブロードウェイに存在する劇場は、主にこの様式を使用しています。元々のアーチ型をした客席を残し、舞台奥のスペースを切り抜く形でプロセニアム・アーチ様式を実現しました。

アーチ型建築の巨匠エーロ・サーリネン

ビビアンビューモント劇場の建築デザインを担当したエーロ・サーリネン(Eero Saarinen )は、20世紀のアメリカを代表する巨匠建築家の1人で、アメリカ国内の有所ある建築物を作り上げた人物です。

エーロ・サーリネンが手がける建築物は、シンプルかつアーチ構造を多く取り入れることが特徴的で、彼の建設による代表的な建物には、ジョン・F・ケネディ国際空港空港のターミナル5の建物やダレス国際空港ターミナル、また本社CBSビルなどが挙げれます。

エーロ・サーリネンはビビアンビューモント劇場の建築にあたり、過去に約7回のトニー賞受賞、約5回のノミネート受賞経験のある舞台美術デザイナージョウ・ミールジナーとともに活動しました。

ビビアン・ビューモント劇場と「王様と私」

渡辺謙主演ミュージカル作品「The King and I」上演会場

1980年の劇場再オープン後は、1つの演目を一定期間で上演し続ける方針に変わりました。2015年4月16日から上演された「王様と私(The King and I)」のリバイバル公演が、2015年トニー賞授賞式でミュージカル・リバイバル作品賞を含む4部門で受賞、4部門をノミネートしました。

ハリウッド映画でも活躍する渡辺謙が主演し、受賞には至りませんでいせたがミュージカル主演男優賞にノミネートされ、日本人では1976年以来の42年ぶりとなる快挙となりました。また、主演女優を演じたケリー・オハラ(Kelli O’Hara)は、本作品で6度目のノミネートを受け、ついにこのトニー賞で念願のミュージカル主演女優賞を獲得しました。

その後も、2017年公開のミュージカル「オスロ(Oslo)」は、2017年トニー賞授賞式で演劇作品賞を含む2部門で受賞、5部門でノミネートを獲得し、2018年からは2019年までは約25年振りにブロードウェイの舞台となるミュージカル「マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)」の公演が行われ、ブロードウェイ界を代表する劇場の1つとして運営を存続しています。

「王様と私(The King and I)」の主演女優ケリー・オハラのように、トニー賞では1947年の第1回トニー賞受賞式以来、数多くのブロードウェイミュージカルに関わるドラマやトリビアを生み出し続けています。

リンカーン・センターについて

ニューヨーク初の巨大芸術総合施設

リンカーン・センター(Lincoln Center for the Performing Arts)は、創立者ロックフェラー3世(John D. Rockefeller3世)により、1955年から1969年の建設期間をかけて建設され、劇場、コンサートホール、芸術学校・大学、図書館など21施設含めた総合芸術施設です。

名前の由来は、第16代アメリカ合衆国大統領のエイブラハム・リンカーンを貢献して付けられた土地「リンカーン・スクエアー(Lincoln Square)」にちなんで付けられ、ニューヨーク初の巨大な芸術総合施設です。リンカーン・センターを代表する4つの主要施設は、以下が挙げられます。

リンカーン・センター内の主要施設

ディヴィッド・ゲフィン・ホール(David Geffen Hall)

ディヴィッド・ゲフィン・ホール

ディヴィッド・ゲフィン・ホール(David Geffen Hall)は、1962年に、全施設の中で1番最初に開業したコンサートホールです。ニューヨーク・オーケストラ団「ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic)」の本拠地として運営をしています。

1973年に、約10億5000万ドルの寄付を行ったAvery Fisherを貢献して、旧名称「ハーモニック(Harmonic Hall)」から現在の名前へと改名しました。
ディヴィッド・H・コーク劇場(David H. Koch Theater)

ディヴィッド・H・コーク劇場

ディヴィッド・H・コーク劇場(David H. Koch Theater)は、1964年創設後からニューヨーク・バレエ団「ニューヨーク・シティ・バレエ(New York City Ballet)」の本拠地として運営しております。

この劇場の旧名称は「ニューヨーク州立劇場 (New York State Theater) 」で、2008年に石油・ガスの大富豪David H. Kochが約1億ドル以上の資金提供をしたことで、ディヴィッド・H・コーク劇場の名前に抜擢、改名されました。

メトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera House)

メトロポリタン歌劇場

1966年に創設されたメトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera House)は、ニューヨークを代表するオペラハウスでオペラ歌劇団「メトロポリタン・オペラ(Metropolitan Opera)」の本拠地として運営をしています。

劇場の収容人数は、座席数約3,800席と195名の立見の合計3,995名となり、4つの主要施設の中で最も大きく、また最新の舞台装置が完備されており、舞台上には上下に動くエレベーター式の2層式迫りや、前後左右に動くスライディングステージが見どころです。
リンカーン・センター・シアター(Lincoln Center Theater)

リンカーン・センター・シアター

リンカーン・センター・シアター(Lincoln Center Theater)は、ビビアンビューモント劇場を含む建物の名称です。小型劇場「the Claire Tow Theater」やリハーサルスペース、ドレスルーム、オフィス、そしてバーを備えたロビーを設備しています。

建物自体のデザインは、屋根一面に緑を植えた緑化勾配屋根に、建物一面の窓には太陽からの光を遮るアルミニウムルーバー(日よけ・通風のために、一等間隔で透き間をあけて羽根板を取りつけたよろい張り)を使用するなど、自然を基調とした作りとなっています。

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