今回は、ブロードウェイ・ミュージカル不動の人気作品「アラジン」を初めて観劇してきました。
自分は1年半ほど前に日本で劇団四季のアラジンを観た事があるのですが、当時とても感動したのを覚えています。ですが、やはり本家ブロードウェイはしっかりと想像を超えてきました!終始大興奮の2時間半でしたが、終わってから主役キャスト2人に会うことができ、更に興奮しました。やはりアラジンは絶対にハズせません!それでは、2018年7月25日現在の最新情報と共に、レポートでまとめたいと思います。
ミュージカル:アラジン(Aladdin)作品概要
美女と野獣の次作として、日本では1993年に映画が公開され大ヒットしたアラジン。日本での年間ビデオ販売数で歴代1位に輝く大ヒット作となり、続編も作られました。
2014年3月にブロードウェイでの初演をニューアムステルダムシアターで迎え、トニー賞5部門にノミネートされました。今なお、人気を誇るディズニー、そしてブロードウェイ・ミュージカルを代表する作品です。
本作品の見どころ、キャスト、観劇の楽しみ方などについて、詳細ページでご紹介していますので、是非ご覧下さい!
アラジンの劇場:ニューアムステルダム劇場
ニューアムステルダム劇場(New Amsterdam Theatre)
住所:214 West 42nd Street New York, NY 10036
ニュー・アムステルダム劇場について詳しくは、詳細ページをご覧下さい。
劇場の入り口から座席に着くまで
ニューアムステルダム劇場はタイムズスクエアを横切るメインの通り42丁目沿いにあり、ギラギラにネオンが輝くタイムズスクエアの景観にぴったりな、キラキラ輝くアラジンの看板を掲げています。ブロードウェイ劇場の中では珍しい、チケット窓口専用の入り口と劇場に入る入り口が別れている造りも特徴です。
入場時にチケット窓口に立ち寄る必要があり、開演前はとても混み合っていますので、余裕を持って行きましょう。ちなみに、私は10分ほどでチケットを受け取って入場する事が出来ました。
荷物検査をしたら、細長い廊下を抜けるのですが、開演15分前にして駆け込んでくる人が大勢いてとても混雑していました。会場まで一直線に続く廊下の、一番目立つところでグッズの紹介をしていました。そこを抜け左手にはグッズ売り場と翻訳機貸出カウンターがあります。さらに進むと、視界が開けて、大きな劇場に出ます。ここには、係員が何人も待機していたので、チケットを見せて自分の座席を案内して貰いました。
今回の座席はココでした
チケット券面 ORCHL 19 の見方:
N列(前から12列目)のシート番号19
シート番号19は、ステージ向かって左側の壁から5つ目と、かなり端寄りの座席でしたが、他の劇場に比べてさらに舞台を囲むようにカーブしている事もあり、十分に視界を確保できました。
唯一の難点としては前の座席の下が空いていない為(靴の先が入る程度)、足を伸ばすことが出来ず、前の座席とのスペースは人がギリギリすれ違える程のスペースなので、これが苦手な人は中央寄りの席をオススメします。
観劇前に飲み物を購入
アラジンのロゴが入っており、グッズはいらないけど何か記念に残るものが欲しい方にはぴったりです。バーカウンター前には、スナック菓子やお水飲みだけを別で販売している売り子がいました。アルコールが目的でない方はこちらに並ぶ方が断然早く購入する事ができます。
ミュージカル 「アラジン」 おすすめの座席
後ろ過ぎるより前過ぎる方が全然楽しめますので、できればオーケストラ席前方から中腹のMかN列あたりまでの席がおすすめです。
アラジンおすすめグッズ トップ4
1位:ギフトセット $55(写真)
2位:アラジンとジャスミンのぬいぐるみ $各25(写真)
3位:ジーニーコスチュームのテディベア $40(写真)
4位:公式パンフレット $25(写真)
1位のギフトセットは大人に大人気、2位と3位のぬいぐるみはお子様に人気だそうです。4位のパンフレットは自分へのお土産としてずっと記念に残るものなのでいいですね。
日本語翻訳機AudienRを試してみた
ご紹介したお土産屋さんのすぐ隣には翻訳機を貸し出しているブースがあります。あっとブロードウェイのページでも紹介しているAudien(オーディエン)というデバイスですが、実際この日本語翻訳機はどうなのか気になっていたので試してみました。別の体験レポートに正直な感想を書いたので、是非お読みください。
大迫力のLEDスクリーン
観劇する前は、メザニン席からでもきちんと舞台が観えるか不安でしたが、実際に座ってみるとメザニン席でも舞台上のキャストの顔、舞台構成、衣装がきちんと確認することができ、劇を十分楽しむことができます。
舞台構成はシンプルながら、背景の演出にLEDスクリーンを使用しており、劇の途中で会場全体がプロジェクションマッピングで施されるのですが、そんな会場全体を眺めることができるのは2階メザニン席の特権だと感じました。
アラジンの主役キャスト2人にサインを貰いました!
公演終了後にキャスト達と会える場所があるという情報を聞いたので、急いで混み合う出口を抜け、劇場スタッフにキャスト達はどこから出てくるのか質問すると、聞き慣れた質問なのか「41丁目の裏口から出て来るよ」すばやく的確に教えてくれました。
歩いて約2分裏口に周ると既に同じく出待ちのお客さん達が20~30人集まっており、全員が写真やサインをお願いしていました。先にいたお客さんに誰が出て来たのか聞いてみると、ジャスミンとジャファーは既に出て行ってしまったようです。公演終了から15分も経っていないのに、すごい速さです。
そして、更に待つ事10分。先程以上に大きな歓声と共にジーニー役のメジャー・アタウェイ(Major Attaway)がジーニーのTシャツを着て出てきました。
端から端まで出待ちの観客1人1人に、友達の様に接していて、さらに丁寧に挨拶していました。ジーニーは金色の自前のマジックペンでサインをしてくれました。少し前まで1800人もの大衆の前で歌って踊って脚光を浴びていた主役とは思えないほど、まさに神対応でした。
公演終了後このミュージカルが本当に好きになりましたが、舞台の上以外でもキャスト達のこの様な対応を観ることが出来て、さらにブロードウェイ(アラジン)が好きになりました。
ミュージカル アラジン感想まとめ
個人的な話になりますが、僕はディズニーが大好きです。小さい時からずっと身近にある存在で、気づけばディズニーホテルで働いていたくらいです。もちろん、アラジンは映画でも見ていますし、劇中で使われているホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)は、ディズニー全体の中でも好きな曲トップ3に入るくらいです。
そんなディズニー好きな僕は、つい1年半ほど前に日本で劇団四季のアラジンを観て感動したのも記憶にあり、今回のブロードウェイ版アラジンを観るにあたって、期待が膨らみつつも自分の中でのハードルがとても高くなっていました。
映画版アラジンを舞台上で忠実に再現している事に感動
そんな自分が見た今回のブロードウェイ版はさすがディズニーと言わんばかりでした。最初にジーニーが登場し、会場の盛り上がりも最高潮に。自由の女神の小さな像を持ちながら笑いを取っており、さすがNYの公演だなぁと思いました。そしてアラジンの世界観に欠かせない曲アラビアンナイト(Arabian Nights)が流れ、劇が始まっていきます…。
1度でも映画アラジンを見た事がある人は、ミュージカルを見ながら「あ、コレはあのシーンだ!」と思わず声に出してしまいそうな場面がたくさんあると思います。映画を見た事がない人は、ミュージカルがオリジナル、と思ってしまっても全く問題ないレベルで舞台上で忠実に再現されています。
映画の名場面でもあるアラジンとジャスミンの2人で魔法の絨毯に乗るシーンでは、基本的に映画とほどんど変わらない台詞が舞台でも演じられていて、アニメの演出を超える感動を届けるには役者の力が試されるところですが、それを文句なしに越えていました。
劇団四季とブロードウェイを比べてみて
1年半前に劇団四季のアラジンを見たときに、同じ日本人とは思えないくらい、物語の舞台となるアラビアに引き込まれるような演出だったのを覚えています。舞台セット、メイク、衣装、演出全体で世界観を出していて、とても衝撃的でした。ブロードウェイでは、中東の顔つきの人を多くキャスティングしている事もあり、「本場」と言わんばかりのオーラが出ていたのが正直なところです。
私が今回見たアラジンは、ブロードウェイとしては初めてのアジア人「アラジン」なのですが、彼の発生や声量はさすがアメリカ中から集まるキャスティング・オーディションを勝ち抜いたというだけあって、アジア人という枠で見ることができませんでした。
マーケットでパンを盗み、宮殿の傭兵達から逃げ飛び降りるシーンは実際に飛び降りスタントを見せるなど、舞台上での身のこなしは映画通りのアラジンでした。何というか、「テリー・レオンが演じているアラジン」というよりも「アラジンという名のテリーレオン」という表現の方が全員に当てはまるような感覚でした。
魔法の絨毯に注目してほしい
それもそのはず、2人が乗っているその絨毯には、ディズニー・ブロードウェイの中でも最高峰の技術が隠されているからです。ワイヤーなどで吊るして動き回る演出はありがちですが、それではどうしてもワイヤーを隠すことが出来ないので、本当に飛んでいるように見せるのは難しいです。
しかし、このシーンではワイヤーが全く見えません。それは嘘だろう、と思われる方は是非ご自身の目で確かめて頂きたいと思います。ちなみにこの技術は、劇団四季でも使われているそうです。ここまで徹底した技術で再現していますので、アラジンの世界観に引き込まれて感動すること間違いなしです。
英語が分からなくても楽しめるミュージカルNo.1
共通して言えることは、アニメとは全く違う感動がこのミュージカルにあります。ディズニーならではの喜怒哀楽の激しい表現の仕方は、見てる人全員を惹きつけます。ストーリーを知っていて、展開が分かっていてもそうなってしまいます。それは、涙を浮かべて歌うジャスミンの演技だったり、先程説明した目を疑うよな魔法のじゅうたんの演出だったりがあるからだと思います。
ブロードウェイで一番豪華なフィナーレ
フィナーレではホール・ニュー・ワールドをアレンジした曲をキャスト全員で歌いますが、正しい表現としては、「圧倒的な迫力」です。どこかに吹き飛んでしまうような、会場全体が揺れるような大合唱でした。これを30歳手前の社会人の私が感じる事が出来たのだから、小さなお子様とかが見たら、夢の世界に行った気持ちになるに違いありません。ブロードウェイで何を観ようか迷っている方、ミュージカルが初めてという方には、本当にオススメ出来る作品ですので、必ず見に行って下さい。
別ページに「第二弾」のレポートもあり、あらすじや見どころ、出待ちの様子など詳しく書いてありますので、こちらを読み終えたら併せて是非お読み下さい。
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