2018年07月20日よりネダーランダー劇場にて公演を行っている、新作ミュージカル「プリティ・ウーマン(Pretty Woman: The Musical)」。1990年に公開された映画の中で最も興行収入が高い映画「プリティウーマン」の初の舞台化として、今話題を呼んでいます!
幸運にもスタッフ2名が招待され、原作の映画を見たことがあって、この作品が大好きなスタッフ川越と、映画もあらすじも何も知らない金木の2人で一緒に観に行って来ました。最後は2人とも揃ってスタンディングオベーションをするほど、心の底から楽しめるミュージカルで、お決まりの出待ちもバッチリ参加してキャストとも触れ合うことができたので、その様子について詳しくレポートしたいと思います。
プリティ・ウーマン(Pretty Woman: The Musical)について
舞台はロサンゼルス・ハリウッド。コールガール(いわゆるデリバリーガール)をして生計を立てる主人公ビビアンが、ひょんなことで声を掛けた実業家のエドワードと出会い、最初はお金と体だけの関係だった2人が、一緒に住むうちにお互い惹かれ合っていく、というアメリカならではの”ザ・王道シンデレラストーリー”です。
しかし、住む世界の異なる2人が喧嘩しながらも分かり合おうとする姿や、貧相だったビビアンが素敵な女性へと生まれ変わっていく姿は、世界中の多くの女性の心を射止めました。
映画では、1990年全米興行収入第1位、全世界で4億6,340万ドル(約530億円)を叩き出すほどの人気で、今もなお愛され続ける王道ラブコメディー作品となっています。
観劇レポートを見る前に、詳細ページから、見どころなどをご覧いただく事をおすすめします。
のレセプションパーティーに招待されました!
幸運にも催行者側から、関係者のみ参加できるレセプションパーティーに招待されたので、ミュージカル観劇前に行ってきました!
前回、「アナと雪の女王(Frozen)」でも招待いただいたレセプション会場と同じレストランだったのですが、シャンパンや、いちごとチョコレートを組み合わせたデザートなど、ディズニーとは違った大人な雰囲気の会場へと一変していました。
プリティウーマン会場はプラネット・ハリウッド(Planet Hollywood)
サプライズゲストで実際のキャスト2名が登場!
直接写真を撮ることはできなかったのですが、公演の1時間前を切っているこの時間帯にもかかわらず、余裕の表情で挨拶をされている姿はさすがにプロのブロードウェイ俳優だと関心してしまいました。
プリティ・ウーマンはタイムズ・スクエアすぐ裏手の劇場で公演中
ネダーランダー劇場(Nederlander Theatre)
治安が改善した後は順調に客足が増えて、興行も成功し、今日ではブロードウェイを代表する劇場の1つとなっています。
住所:208 W 41st Street New York, NY 10036
ネダーランダー劇場の歴史、建築スタイル、特徴などについて詳しくは、劇場詳細ページをご覧下さい。
プリティ・ウーマン公式グッズをチェックしよう
ロビーを抜けて会場内に入ると、ミュージカル劇場の醍醐味でもあるグッズ売り場が目に入ります。劇場の造りを活かして、天井となる階段の裏側に、Tシャツやトートバッグが貼り付けてディスプレイされており、混雑時でも種類と料金が見やすくなっているのが印象的でした。プリティ・ウーマンのグッズは他の演目と比べて種類が豊富で、日常で使える物ばかりなので、ニューヨークのお土産にもピッタリだと思いました。
T-シャツやパーカーの相場は大体約$40~$65、マグカップやボトルは約$20~$25、小物類は約$10~と、ブロードウェイとしてはまずまずの価格帯でしょうか。ちょっと高い、、と思った方は、1階と2階にバーもあるので、お土産にもなるプリティ・ウーマンのロゴ入カップドリンクをゲットしましょう。ちなみに、2階にもグッズ売り場があるので、忘れずに!
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今回の座席はココでした
チケット券面 MEZZR F 6 の見方:
F列(前から6列目)シート番号6
小規模な劇場に、舞台や客席をギュッと詰め込んだような作りになっており、席幅は狭めに作られていて、小柄な日本人にはぴったりのサイズです。
通常、劇場の座席は前後が狭いことが多いですが、今回私達が座った2階メザニン席のF列(6列目)は、通路がある列なので、前の座席との間にかなり広いスペースが設けられており、下に荷物を置いたり、足を伸ばしたりと席でゆったりくつろぐことができました。
ネダーランダー劇場の1階席と2階席を比較
時間に余裕を持って劇場についた為、ネダーランダー劇場の「1階席と2階席で、どちらが良いのか」検証してみる事にしてみました。
1階オーケストラ席からの舞台の見え方
しかし、プリティ・ウーマンの舞台は、主役ビビアンが住む4階建てアパートの場面から始まり、舞台の上方で演技が始まってしまうので、1階席後方だと、2階席が覆いかぶさってしまい、これを見ることができません。しかし、この作品は舞台を幅広く使うことがあまりないので、1階席前方に座る事ができればベストだと思います。
ちなみに、通常、舞台下に潜り込んでいるオーケストラ隊は舞台袖で演奏をしていますので、1階席の最前列だとオーケストラは見えません。
2階メザニン席からの舞台の見え方
結果、かなり高さが出るので、劇場全体を見下ろすほどの位置に上がる事ができます。その分、前に座っている人の頭で視界が遮られる可能性は少ないのですが、2階席の後方になると、位置が高すぎてしまうので、2階席の場合は前方に座る事をおすすめします。
尚、2階席へ上がる階段は1つしかないため、観劇前は2階に上がるだけで混雑するので要注意です。
プリティ・ウーマン観劇後の感想まとめ
今回は、原作を知っているスタッフと、全く知らないスタッフの2人で観劇したこともあり、違った視点からミュージカル「プリティ・ウーマン」を楽しむことができました。ここでは、それぞれの率直な感想をご紹介したいと思います。
映画を見たことがあるスタッフが楽しめた理由
例えば、ビビアンとエドワードが初めて出会うシーンで、ビビアンが着ている服は、映画でビビアン役を演じたジュリア・ロバーツの格好そのものであり、カバンや帽子などの小物まで忠実に再現されていました。また、ビビアンの住む4階建てのアパートや、2人が同居するホテルの部屋など、全て映画からそっくりそのまま再現していました。
これは、映画を見たことがある人にとっては、かなり興奮させられる演出です。
注目のキャストは、助演キット・ルカ役のオーフェ(Orfeh)とミスタートーマス役のエリック・アンダーソン(Eric Anderson)です。
映画版では出番が少ない2人ですが、舞台版ではかなり個性の強いキャラクターとして舞台を引っ張っていきます。
エリックはトーマス役以外に、映画では出てこない舞台版オリジナルのキャラクターも演じており、舞台上で見せる一人二役の演技は見どころです。オーフェは本業が歌手という事もあり、ミュージカル俳優とはまた違った、迫力のあるずば抜けたパワフルな声量で会場を沸かせてくれました。主役だけでなく助演にも注目してほしい作品です。
映画「プリティ・ウーマン」を見たことがないスタッフが楽しめた理由
この作品では、日常会話で使われるセリフが多く、難しくて聞き取りにくい部分が少ないと感じました。それでも、もちろん100%理解しているわけではないですが、舞台セット転換でシーンが変わることによってなんとなく何を言っているのか想像できるレベルです。シーンの転換もこまめにあるので飽きることもなく、登場人物も少なめ、かつ、濃いキャラクターばかりでストーリーを飲み込みやすかったです。なので、ミュージカルを初めて見るという方にもオススメできるのではないかと思いました。
というのも、「コールガール」と「セレブ」という全く違う世界に存在する人間を、彼女の魅力そのもので演じ分けている「ギャップ」にやられてしまったと思います。コールガールを演じるサマンサの笑顔は、万人受けする可愛らしさで、男性だけでなく女性も夢中になってしまうようなもので、セレブになり始めのサマンサは憧れの的になるようなクール・ビューティーを披露しています。しかしながら、この極端な二面に振り切らず、それぞれ微妙なところで留まる「ビビアンの純粋さ」を見事に演じていると思いました。
実際に観劇されたお客様の声
実際に観劇されたお客様で、原作の映画を見たことがある方は、”映画以上に舞台に引き込まれる” “原作の純愛ラブストーリーに笑いを付け足した新しいプリティーウーマンを見ることができる” など高評価をいただいております。また、1人の女性が強く美しく生まれ変わるシンプルなシンデレラストーリなので、 映画を見たことがない方や英語が苦手な方でも、簡単に舞台のあらすじを理解することができます。
観劇後の楽しみ方!キャストの出待ちを体験しよう
さてさてミュージカルの舞台が終わり、ここからが本番といっても過言ではない、毎回恒例のキャストの出待ちの時間です!実は毎回、ミュージカル開演前に劇場の関係者出入り口を探して、予めキャストが出てくるところをリサーチするのですが、今回は開演前に関係者入り口を探し出すことができず、観劇後もどこから出てくるのか分からず劇場の前をあたふたしていました。
そうすると、劇場の正面玄関前に2台のいかにもセレブが出てきそうな黒塗りの車が停車し、その瞬間、劇場のスタッフが出待ち専用の空間を作ったのです!
プリティ・ウーマンのキャストは車送迎付きのセレブリティだった
今まで何度か出待ちの経験がありますが、キャストが正面玄関から登場する出待ちは初体験でした。前回のキンキーブーツの出待ちでは主役が登場するまで約1時間ほど待ちましたが、プリティ・ウーマンのキャストは出待ち開始から約15分ほどで、主役・助演全員が出てきてくれました。
一番人気だったのはやはり主演女優ビビアン役のサマンサ・バンクス(Samantha Barks)。一人ひとりにサインや写真を撮った後、玄関前で待っていた黒塗りの車で立ち去ったのですが、ここでやっと車が停車していた理由が分かりました。ほとんどのミュージカルキャストは徒歩か電車で一般人と同様に帰宅をするのですが、さすがハリウッド映画で活躍する彼女は、他のキャストとは違うなと本場のセレブリティに遭遇した気分でした。
その後もエドワード役のアンディー・カール(Andy Karl)や助演キット・ルカ役のオーフェ(Orfeh)が登場しました。実は、この2人は夫婦であり、揃ってこの作品に出演しています。舞台上では恋人役ではないのですが、さすがは夫婦。帰るタイミングは同じで、2人揃ってサインに応じてくれました。ちなみにもう1台停車していた車に乗ったセレブリティはこの夫婦でした。
約30分~45分ほど経ち、ほとんどのキャストが出払ったところで登場したのが、舞台上で一人二役をこなし、特徴あるキャラクターで一際目立っていたミスタートーマス役のエリック・アンダーソン(Eric Anderson)。最後の最後まで粘ったかいがあり、サインはもちろんのこと、ツーショットまで撮ることに成功しました。日頃出会うことができないセレブやキャストの方たちとこんな至近距離で話すことができるのは、ミュージカルの良さの一つだと思いました。
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眠らない街タイムズ・スクエアで記念撮影を忘れずに
日中は非常に混雑するタイムズスクエアの名物であるTKTSの赤い大階段も、この時間帯であれば人が少ないので、キレイな写真を撮ることができますので、是非記念に1枚撮ってみましょう。
また、タイムズスクエア周辺のレストランは夜遅くまで営業していますので、お食事を取ることも可能ですよ。
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